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片方の経験を今後の糧とするために二兎を追ったっていいじゃないか。



「勉強の邪魔になるから部活はやらない。」

いよいよ東京オリンピックがスタートしました。紆余曲折、それもとんでもなくくねくねした曲折を経て、とにかく始まったわけです。なんだかんだ言っても、みんな心待ちにしていたのではないかと思うし、結局テレビをつけて日本の選手が頑張っている姿を見れば、「オリンピックなんかしなければいいのに」と思う人は、まあいないのではないかと思うんですね。私自身も、あれもこれも、色々な競技を見たいと思っているわけですが、とりわけバレーボールに興味を持っています。

中学、高校と部活でバレーボールをしており、青春を捧げてきたというのもありますし、社会人になって最近再開したということもあり、バレーボールと私は切っても切れない関係にあります。私のいた学校は練習がめちゃくちゃ厳しいというわけではありませんでしたが、平日は(体育館の都合もあり)週3日各2時間半程度、週末は土日各3時間程度、それなりにしっかりと取り組んでいたという自覚はあります。

ただ、私の通っていた高校は、平日、週末、長期休暇に大量に課題が出るスパルタ式(笑)の学校で、多くの人が勉強と部活の両立は難しいという考えを持ってしまう環境であったのは事実です。中学、高校と同じ友人でも、中学時代は部活をやっていたけれども、高校では勉強が忙しいから部活はやらない、という友人もたくさんいました。私にとっても、両立が簡単だったわけではありませんし、部活をやれば時間をとられるだけでなく、疲れて勉強能率に影響がでる場合もあります。それでも、私は部活をやっていてよかったと思っています。それは大きく3つの理由からです。

1つ目は、体力がついたということです。当然、練習でも試合でも全力のパフォーマンスができるよう体力をつける必要がありますが、ついた体力は勉強にも生かすことができました。結局受験期になったら部活を引退して勉強1本になるわけですが、計画的に勉強していても、受験直前には追い込みとしてがっつり長時間勉強時間をとる必要があります。その場合は長時間全力でパフォーマンスをする点で部活と類似するところもあり、部活でつけた体力が生きてきます。

2つ目は、計画的・効率的に勉強する習慣がついたということです。勉強できる時間としてカウントできるのは、部活を除いた時間であり、さらに部活の疲れを加味して課題をこなさなければなりません。否が応でも勉強計画、勉強効率を意識せざるを得なくなり、自然とスケジュール感覚、効率性を重視した勉強法を確立することができました。部活引退後の勉強においてもこれらは絶大なる効果を発揮してくれます。

3つ目は、人間関係のつながりが増えたということです。高校時には私の学年は11クラスもあり、全く話したことのない人も大勢いました。そんな中で部活に参加し他のクラスの生徒と交流できること、加えて先輩とも仲良くできることは、私にとって貴重な財産でした。今でも、部活の同期とは定期的に会い、近況を話し合っています。

オリンピック選手の多くは幼いころからその競技一筋で道を極めてきたのかもしれません。ただ、皆がオリンピック選手になれるわけではありませんし、私は同時に2つのことに力を入れてもいいと思っています。勉強と部活のことで言えば、むしろメリットも大きいと感じています。1回きりの学生生活、実り多きものになることを願っています。

では、ここらへんで、Take it easy.

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