バローロキナート

バローロをベースに、砂糖を加えハーブやスパイスで香りをつけたアロマティックワインです。
主に使われるのがchina calissaia(キナノキ)の樹皮。
この木からはマラリアの特効薬、キ二―ネが抽出されます。
このバローロキナートが出回り始めた頃、マラリア治癒薬や抗マラリア剤と考えられていたのだとか。
発案者はトリノの薬剤師さんと言われています。
今でこそ食後酒として飲まれますが、昔は強壮剤や風邪予防として重宝された様です。

初めてトリノに行った時、ドルチェに合うワインのおすすめをお願いしたら、バローロキナートに出会う事になりました。
バローロにハーブやスパイスが馴染むまで最低1年以上樽で熟成させないといけません。ボトルでも熟成し年月と共に深い味わいになって行きます。
実は、この時風邪引いてました。察して出してくれたのかなぁ(笑)

日本じゃなかなか出会えませんので、
もし、トリノに行く機会があれば是非お試し下さいませ。

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