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FANTASIA day2雑記感想

はじめに

2022年10月1日幕張メッセで行われたにじさんじイベント「にじフェス」のライブ「FANTASIA day2」に関する感想note

卯月コウ視聴者なので卯月コウの言及が多め。自語り含む雑多なもの。のちに自分が振り返って読みたいというものなので、個人的意見かつ文章がおざなり。かなり長い。


FANTASIA告知をうけて

コウがライブに出ると知ったのは去年のにじさんじ一期生のライブ告知でのこと。体に電撃が走ったのをいまだに覚えている。

卯月コウの配信は雑談配信を軸にしてゲーム、企画、コラボなどさまざまな配信をしているが、個人枠で歌配信をしたことはない。いや正確にはあるがあれは意見が分かれるところだと思う。

↓歌枠とされるもの

https://youtu.be/ALtDUHjDTGA

コラボや公式から出てるもので歌っている所は見るが、非常にレアというか歌系Vtuberでは無いため大舞台に卯月コウが立つのが信じられなかった。
にじさんじ視聴者、卯月軍団と呼ばれる卯月コウ視聴者には衝撃的な告知だったと思う。

本来なら2022年1月に開催されるはずだったライブは時勢柄開催が叶わず、当時は次がいつくるのかすらわからなかった。

振替公演の知らせを受け、再び(チケット戦争か...という感情は置いといて)コウの晴れ舞台が来る!!という感情になった。早くきて欲しい気持ちとその日を迎えたらどうなってしまうのかがわからなくて、めちゃくちゃ楽しみだった。


FANTASIA day2開催!

うおおおおおおおおおライブがくるぞおおおおおお!!!!!!!!

FANTASIAライブチケットを運良く手に入れられ、晴れ舞台をこの目で見られることに感謝しながら電車に乗り海浜幕張駅へ...
向かう道中にじさんじオタクであろう人達がそこかしこに居り、オタオタ的な特性があるとコウの配信で気付かされた身としては

にじさんじオタク良いねぇ〜〜〜〜〜!

になっていた。だいぶ早めに会場に向かったので、にじフェス帰りのおしゃれな女の子やフェスT来てる人達、theオタクな人達を見て自分もその一部になっていることに浮かれつつ、まぁ1人で来てるんで...時間もあるしYoutube premiumでダウンロードしたコウの配信でも見ながら待つか...と高揚しつつも冷静に待っていた。

会場のアナウンスでFANTASIA入場が始まり、いよいよか...と早歩きになりながら待機列に流れ込んだ。
列は比較的スムーズに動いており、この場にいる全員が誰かしらのライバーの視聴者であり、卯月コウを好きな視聴者もいるんだよなここに...すげぇな という気持ちで行列の流れに沿ってチケットと身分証を提示。

いざ入場!後ろ側?から入る為入場してからも少し歩いた。空はもう日が沈みポツポツと星も見えてたように思う。

三日月が空に昇っていた。

ぶれっぶれすぎるし小さい

あまりにも出来過ぎてるだろ...これはとんでもないライブになるぞ...と確信をより強固にする三日月だった。


楽曲振り返り雑記

指定の座席に座り、会場を待つ間に流れる放送番組、配信で使われているBGMを流す音に耳を傾けるなど現地にいるなぁ!という感慨が高まりまくっていた。天井が高い!天井を駆けるカメラがある!すご!など考えている間に

シェリンのクソデカボイスが耳を貫通していった。

マジでびびった...本当声がよく通る。
シェリンもコウと同じく初ライブなので会場のボルテージか一気に上がったのを感じた。
バンドメンバーが音の調整をしていて、直前で円陣を組み声出しをしている様を聞きいよいよ始まるんだ...!と高まっていた。

さまざまな色のペンライトに彩られた会場のステージからコウが登場してきた。
周りのメンバーと比べてちっさ!黄色くてわかりやすい!(席的に遠目だったため)が最初の印象であとからじんわりとコウが舞台に立っている...めちゃくちゃ動くし3D共通衣装めちゃくちゃ良い...!心の中で叫んだ。

ヒトツヒトツ曲の振り返りをすると文章量が大変な事になるので個人的にうおおお!!となったものをピックアップして感想を書く。

テオ(三枝明那)
全体曲から1発目のソロ。会場が全体曲であったまった所で誰が来る?となった時に明那のソロが始まった。
一番槍で会場の熱量をさらに上げた素晴らしいソロ曲だった。明那のエネルギッシュさ、培われた表現力が遺憾無く発揮されていたと思う。
一番槍は剣持刀也と思っていた節があったので、剣持以外にも一番槍が務まる奴がいたのか...フン...良いじゃないか...とどこから目線かわからない感情もあった。何?誰?

脱法ロック(卯月コウ)
イントロ数秒でマジか!?!?本当に!!?とめちゃくちゃ動揺した。まさかこの曲が来るとは思わなかったので面食らった。
コウが脱法ロックを歌うことがどういうことなのか理解している視聴者達はあの会場、ネット配信を見ていた人達全員本当に本当にびっくりしたと思う。
あまりにも文脈にのりすぎてた。

だってあの動画から自分は卯月コウを知りたいと思った訳だし、そうじゃなくてものちに入ってくるライバーの根源的な動画でもあるあの動画。しかも内容はコウがにじさんじに入るまでを描いているわけで、それをFANTASIA day2のソロ曲にぶつけてきて、大きな舞台で本人が歌うなんてそんな伏線回収の仕方があるかよ、涙でぼやけながらめいいっぱい黄色いペンライトを振り続けた。
バックに流れていた映像もニコニコで描かれていた絵を基調としていて、スポットライトと黄色いペンライトを浴びながら舞台上に立つ卯月コウはまさしく"ライブ王"だった。

コウの歌は特別上手いってわけでもないが下手くそでは断じて無く、わかりやすい評価がしづらいと常々思う。そういう複雑さはコウ本人にも表れているので、歌声もそういうものだろうと思う。
コウの歌はコウの視聴者であればあるほど刺さって抜けないものだと思うので、脱法ロックを聞いた軍団各位はなおのことだと思う。

サビ歌詞にある「現実逃避に縋れ縋れ」とか「社会不適合者に堕ちろ堕ちろ」とか鬱屈して、どこか社会に不自由さを感じてて、そんな中卯月コウという配信者を知って、コウが作る配信が現実逃避先になって楽しく堕ちているから脱法ロックが持つ文脈とそれを歌った卯月コウと軍団の何重にも重なった文脈があの日舞台上で出来上がっていた。それを目の当たりにできたことが何より嬉しかった。
歌唱にも熱が入りがなりっぽいとこもあったりして、本当に最高のソロだった。
これで声出しNGはあまりにも辛かった。ネット配信の良さがここで活きてくる。
釈迦堂コ・ウをバックに(勝手に呼んでるだけだが)舞台にいるコウを見て心の底からコウに出会えて良かったと思った。

ロストワンの号哭(加賀美ハヤト・社築)
大人な彼らがこれを歌いますか......最高最高最高。ロストワンの歌自体叫ぶようなメッセージ性があると思っているので、それらを彼らが叫ぶ姿を見て、自分も一応"大人"の枠組みにいるので食らった。見つめ合いながらがなりちらすのとかさ...
「そもそも大人は一体全体何ですか」を彼らに叫ばれたらもうさ...


おそろいの地獄だね(夢追翔)
ゆめおの歌好きだ...オリジナル曲で舞台に立つゆめおを見るたびに夢を追いかけ続けた先にこの舞台があるんだな、まだまだ先の夢へいくんだろうなという思いになる。
別に普段配信を追っているわけでもないがゆめおの歌はスッと入って心の琴線に触れてくる魅力がある。
僕らは皆地獄行きを連呼するとこマジで好き。


らしさ(加賀美ハヤト・卯月コウ)
社長とコウのデュエットあったら鍋ラップかなwとか考えていた。それはさいたまスーパーアリーナに取っておくとして、らしさが来るとは思わなかった。
らしさという歌自体が変わっていくけど変わらないものもあるよね、という歌だと思うからそれをコウと社長が歌ったのがよかった。
大人の社長と変わっていく存在である中学生のコウがこの曲を歌ったことの意味を大事にしていきたい。中学生マインドのまま変わっていくコウがこれからも見たい。


女々しくて(剣持刀也・卯月コウ・シェリン・バーガンディ)
FANTASIAメンツで揃ってたら歌わないわけないよなぁ!!マジで楽しかった...これもやはり声出しができないのがつらかった。
生で女々しくてが見れて感無量。わちゃわちゃと動き回る3人が見れてすごく嬉しかった。剣持がラップをしてからの声量MAXシェリンの「ギターソロ卯月コウ!!」の流れが心地良過ぎた。動画で何回も見た光景が眼前にある不思議さを噛み締めながら夢中でペンライトを振った。


爆笑(シェリン・バーガンディ)
めっちゃくちゃよかった...表現力とサビの笑い方に震えたしペンライト振るのも楽しかった。シェリンの声がいいのはもちろんなんだがそこにこの歌に込められてるメッセージ性を上乗せして声量と共に表現されたらそりゃノックアウトされるよ。かっこよかった。


JAM JAM(叶)
魅せ方を理解し過ぎている。コウの配信でアイナナを見てるので、よりかなかなすっご...と驚嘆してしまった。ダンス色っぽすぎるだろ周りにいたかなかなファンの人たちからうっすら悲鳴が上がっていたように思う。
かなかなのプロ意識が凝縮されていた。ステージに降るライトも叶というアーティストを最大限に引き出すために施された意匠の様に感じてよりすごいステージだった。


東京テディベア(剣持刀也・夢追翔)
ど世代ど真ん中のボカロ来たな!!
声のバランス良過ぎないか2人とも...
サビのハモリが綺麗すぎる。否が応でも盛り上がる曲で最高だった。


ねぇねぇねぇ。(叶・三枝明那)
反則曲。周りのファンがどよめいていた。原曲をあまりしらなかったのでそこまでになる曲なのか!?とびびったが本当にかわいくてびびった。相乗効果マシマシ。


ハミングバード(加賀美ハヤト)
舞台演出と合わせて神々しかった。社長のパフォーマンスは釘付けになる。ステージのライトが満天の星のようで、そこに佇む社長があまりにも美しかった。


Snow halation(三枝明那・卯月コウ・シェリン・バーガンディ・社築)
これも会場がどよめいた。スノハレを歌うコウまじでさ...卯月コウがラブライブのライブに行った帰り、電車が止まるほどの大雪の中たどり着いた牛丼屋で食べた牛丼がめちゃくちゃうまかった話を知ってるのはラ帰雪牛擦りを知ってる軍団ぐらいだろうし、あのネタをあの大舞台で披露してくれたのがこそばゆくて嬉しかった。
詠唱しそうになってるのを見て笑ってしまった。歌に言及じゃないな最早...
ラブライブを通ってないオタクなので真にうおれたわけじゃないかもしれないが、ラ帰雪牛でうおれたのでよし。コウが大舞台で自分が過去行ったライブの楽曲を歌うのエモーショナルがすぎる。

オリオンをなぞる(剣持刀也・叶・加賀美ハヤト・夢追翔)
Union square gardenうおおおおお!!無条件でペンライトぶん回し楽曲。サビの4人の声と盛り上がりがめちゃくちゃ楽しかった。


Hurrah!!・Virtual to LIVE
アンコール曲にじフェス楽曲がくるとは思わなかったのでめちゃくちゃ最高になった。
全体曲は皆わちゃわちゃしてて楽しい。もっかいをやってくれてブチ上がった。じんさんのアップテンポで明るい曲は本当テンション上がる。ペンライト振るの楽しかった。
1月なら聞けなかったものが聞けて振替公演があって良かったと感じた。

VtLはヒトツヒトツ来ると思ったけどいざいわれたらマジで笑った。
2019年を思い出してそっからの今ここがあまりにも輝かしくてそれぞれのソロパートからのハモリ、全員と虹色の歌声。全て最高だった。

義務じゃないいっぞ!が聞けたのがこのライブの全て。ありがとう。


最後の1人にさせられた時、えっまさか...?と身構えてしまったが、アナウンス係で残された演出だった。VtLまで歌ってそれは流石にないとはいえ肝を冷やした...最後皆がコウにわーってかけよって締めたのあまりにもそこに愛が溢れていた。

自語り、その他

ライブが終わり、終始動けなかった。色んな曲を浴びたがやはり最初に来た脱法ロックがずーっと尾を引いていて、衝動が止まらなかった。隣にいた方も興奮冷めやらぬって感じでお互いめちゃくちゃすごかったですね!と軽くだが言い合えたのが良かった。
ライブに来て感動を一緒に味わった今この時だからこそ交わったものだと思うので、そういうのができただけでも嬉しかった。

会場を出て改めてライブすごく良かったな...ここにいた皆、配信を見てた皆が感じたこの感動を今ここで得られて幸せだと感じた。

会場の外で撮ったやつ。ペンライトを買い損ねたので過去参加できたやつで参戦した。

帰りゾロゾロと駅へ向かう集団を俯瞰して見てた。マジで満ち足りた帰り道だった。(暗かったのもあり道に迷いかけたが)

普段こういうイベントには基本1人で参加して、1人で完結するので、友達と来てるとかインターネットの人間と来てるとかが羨ましかった。
コウの初ライブ、初めて挑んだ挑戦に触発されたしこの感情の昂りを自己完結だけで終わらせるのはあまりに辛かったので、Twitterで同じく感情の行き場を無くしていた方にコンタクトを取り、少しだけだが感情を共有することができた。
普段なら絶対しない行動だし今後こういう突き動かされるみたいなことがあるのかもわからないが、めちゃくちゃ話ができてよかった。

コウによってもたらされた色々を受けて自分もコウを知らなかった時からずいぶん変わったように思う。
当たり前だが人は変わる。生きていたら色んな外的要因に触れ、それを吸収したり突き放したりして変わっていくと思う。当たり前なんだけど「変わっちまったな...」になるのもわかるし今だに自分もそういうところはあると思う。配信者というかメディアに露出する全ての人たちはそういう声と向き合いながら自分の活動をしていると思っているし、変わる前の状態が好きでそれを求めてしまうのもわかる。
だけど前述したように変わらないってことはない。ただ変化していく中で「変わらない」ものもある。コウと社長が歌ったらしさがそのまんま答えになってると思うが、ズレた感想してたら嫌だな...でも自分はそう思う。

2019年にニコニコのにじさんじタグで切り抜きを見あさってた時に目にした脱法ロックの描いてみたを見て流れてくるコメントの真意をしりたくてそこからコウを認識した。
2019年にハマった身としては2018年の最初から知ってる視聴者が羨ましかった。1年の思い出の差を感じながら少しずつ少しずつ卯月コウを知っていった。
アーカイブで見たコウボーイ回と呼ばれるものを見て衝撃を受けた。今までこういう暗い気持ちを汲み上げて昇華させている人を見たことがなかった。アーティストとかには居るが配信という身近なコンテンツにこういったことをしている人がいることがとても良かった。そこからアーカイブを追いつつリアタイもしだし、コメントも打つようになったし追いかけるようになった。

雑談でくだらないことあれこれ言ってめちゃくちゃ笑ったこともたくさんあるし、ゲームしてガチのジジプかました時は本当にイラついたけど、そこから上手くなって感動させてくるからずるい。企画系は視聴者参加型が多いので、皆で盛り上がってるのを感じて、どうしようもなさとかをコウが昇華してコンテンツとしてくれることが救いになる所も沢山あった。
コウが自分のために配信をしてる内容で勝手に救われた気でいるこのラフさがちょうどいい。

卯月コウが卯月コウでいてくれるのが嬉しいし、軍団を突き放すでもなく愛でるでもなく突いてニヤついてる感じが居心地いい。たまにマジでは?ってなることもあるけど...
このライブ以降も変わっていく成長性コンテンツとしての卯月コウを勝手に見たり見なかったりする。


𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______

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