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パレード

暗い夜を飾り付けるのは、
輝いているものだけだ。
何て誰かが言ってたような、どうだったか、
今じゃ遠くて、思い出せない。

あの記憶から時が経って、
僕は大人になったよ、不恰好だけど。
君はこの僕に、なんて返事をする?

気長に歩いて行こうと思った。
この長い道をパレードのように、
ゆうゆうと、鼻呼吸で歩くんだ。

この冬は、誰かが隣にいて欲しいな、
人肌程度なら、凍えずに済むんだ。
って、白い息に伝言してみる、
届くかしら?なんて。

暗闇を照らしてくれるのは、
輝いて生きている者だけだ。
街では屋台が、笛を吹いている、
「綺麗だな」

僕は輝く、街に潜った。


(過去作を編集したものです。いつ書いたのかは不明。)

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