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私の本棚

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私の物語(フィクション、ノンフィクション共に)を集めました。
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2022年7月の記事一覧

ひまわりの種 1

 話し相手は、いつも先生だった。  関西弁をどうやって使ったらいいのか分からなくなるから、丁寧語で話せる目上の人の方が話しやすかった。  いつ先生を好きになったのかは分からない。本当に自然と、私は先生に近づくようになっていた。  私は学校に行くと話せない。先生とも、交換日記で話すか、先生が一方的に何か言っているのを聞いていただけ。交換日記といっても、ありふれたものではない。クイズを出したり、冗談を書いたり、返ってくるのが楽しみで、すぐ返事を開いてしまう。そのときの先生の