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「豊かさ」


中学生くらいの頃からぼんやりずっと考えていたことで、大学での出会いだったり就活だったりを重ねるうちにはっきりしてきたのは、私の中の重要な指標として「豊かさ」があるということ。


私にとっての「豊かさ」は、お金があるとか生活にゆとりがあるとかではなくて(もちろんそれもだいじだけど)、「生を余すことなく享受する」ことのように思う。


だれかのあたたかさに触れること、だれかのいたみに触れること、知らないところへ少しだけ足を伸ばしてみること、自分のためにおいしいごはんを食べること、未知を恐れないこと、他者を愛し、他者を知り、自己も知り、そうやって生きていくこと。


そう考えたら、私が好きな美術館や映画も、だれかの歴史や感性に触れるという意味で豊かであるし、私の仕事は人間の生死や人生観、露出された喜怒哀楽に直面するという意味で豊かであるし、ちょっと散歩も、読書も、勉強も、すべて「豊かさ」が中心にあるな〜と思う。


身体的には本当に酷くしんどいけど、いまの仕事をまだやっていようと思えるのは、介護の仕事が「豊か」な仕事だからだと思う。
人生のほとんどを仕事で過ごす現代で、豊かさを見つけられて心底幸せだなと感じる。


豊かさを求めて他者を想い、自分を愛し、すこしの時間でいいから穏やかさを感じ、知らないことへ向かっていく姿勢は、言い換えると私が生へ貪欲なのだろうな。

でもそれが「生を余すことなく享受する」ことだと思うし、じぶんが限りなく豊かであるために、他者も、貴方も、豊かであれよな!!!!!



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