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充実した自然の中での過ごし方

自然環境リテラシー学 川X 11/13.14 キャンプinn海山

hinataです。今回は三重県紀北町の実習地で感じたことを書いていきます。

1日目、最寄り駅である相賀駅に到着後、車で目的地まで移動しました。実習地の注意事項など説明を受けた後にグループを2つに分け、自分のグループはサイクリングとテントサウナを体験しました。
「銚子(調子)いい川~全身を銚子川にしよう」というアクティビティ名があり、サイクリングで上流の銚子川の水を汲んだ後に銚子川の河原でテントサウナで汗を流し、銚子川に飛び込み、失われた水分を汲んだ水で補給する過程を通して身体全身を銚子川にするという内容です。
サイクリング中は次々と変わる景色の中、心地よい温度を感じながら漕ぐことができました。橋の上では銚子川を見下ろすことができたり、道中マムシに遭遇(死んではいますが)したりとまさに大自然!という感じでした。

休憩がてらよった場所がとても綺麗でした
危ないっ!!


テントサウナでは自分がサウナに入るという経験自体がほとんどなかったので入る前はテントサウナを楽しむことができるか不安でした。しかし、そんな不安も束の間で80~90℃のテントサウナと11月とはいえかなり水温の低い川を往復することで「ととのう」感覚がかなり癖になりました。今後銭湯に行った時にはサウナに立ち寄ることになりそうです(笑)

この中でひたすら蒸されてました。その後奥の川へダイブ!

キャンプ地に戻り、テントを設営した後に銚子川のそばでキャンプ場として経営するための戦略や方法について学びました。お金の絡む生々しい話もあったりとかなり濃い内容で面白かったです。将来自分が社会として働く立場になったとき、このような考え方も求められるようになるのかなと感じました。

その後、火起こしの方法を教えてもらい、火を囲みながら夕食をとりました。そこからさらに自分は自由時間中に楽しみの一つだった夜食づくりを始めました。最近自分が見ているリロ氏という方が作っている料理がとても美味しそうで真似してみたかったため、今回作ることにしました。作ったのは酢豚ならぬ酢鳥をフィットチーネと合わせて作ってみました。
見た目はともかくめちゃめちゃ美味かったです!こういった場所で作ったからというのもあるかもしれませんが身も心も満たされるような感覚でした。
下のURLから元の動画に飛べます
https://www.youtube.com/watch?v=RkcwSn9rRO8

食材たち
本当に美味しいから!

2日目、自分たちのグループは午前に登山をしました。便石山という標高600m程の、山頂に象の背と呼ばれる名前の通り象の背中のような大きな岩がフォトスポットの山に登りました。富士山に2回上ったことがあったので600mなら余裕かと思っていたのですが、登山道が曲がりくねっておらず、そのまま直線的に山頂へ向かう階段道だったので、高低差が激しくかなり大変でした。ただ、頂上の景色は素晴らしく、視界も開けていて銚子川の周りを一望することができました。

中にはこんな急な階段も…
象の背から銚子川を一望できます
こうやって見ると本当に象の背中に見えます

午後は生物採集とカナディアンカヌーを体験しました。生物採集では絶滅危惧ⅠB類にしていされいるイドミミズハゼを求めて銚子川で最終活動を行いました。このイドミミズハゼは銚子川の伏流水と呼ばれる石と石の隙間から流れている水がわき出す部分の隙間に生息しているらしくスコップや網を使って探しました。自分はマリンシューズを忘れてしまい、裸足で川の中に入りました。初めは結構痛かったのですが、川の水が冷たいからか途中から感覚が無くなってきて普通に移動することができました(?)

肝心のイドミミズハゼは見つかりませんでしたが多くの種類の生物を見つけることができて楽しかったです

カナディアンカヌーでは今まで乗っていたカヤックとは形状が異なっていてとても新鮮でした。安定性はかなり高く、乗り心地が良かったです。そして銚子川の透明度がとても高く、カヌーの上から岩の周りに生息している魚を直接観察することができました。

銚子川の透明度も流石としか言いようがありません

この実習で銚子川を丸々楽しめることができました。経済や自然、生態系を全てこの銚子川から学ぶことができ、色々と参考になる部分もあって実りのある2日間となりました。楽しいこと、大変なこと全てを合わせて試行錯誤していくのは、何をするにしても成長に必要不可欠だなと感じる内容でした。


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