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真冬のカヤック体験

自然環境リテラシー学 海X 12/23.24 古里海岸

hinataです。今回は自然環境リテラシー学最後の実習に参加しました。12月という冬にカヤックに乗るということで、前二回の実習と比べて格段と寒くなり、しかも確実に水に濡れることが分かっていたため、普段以上に防寒対策について意識して実習に臨みました。

1日目、運良く天気に恵まれてまさに実習日和といった快晴でした。先生から諸注意などを一通り聞いた後、昼食を取って出廷しました。今回、自分はタンデムという二人乗りのカヤックに乗って実習を行いました。自分は後ろに乗りました。一人乗りのカヤックと比べて、安定感が桁違いで進む速度も二人で漕ぐ分速く感じました。途中ラダーの使い方を教えてもらいました。ラダーというのはカヤックの後方についている舵を取るもので後ろの人が足元にあるペダルを操作して進む方向を調整します。これを使うだけで方向転換の際にパドルを使って向きを変える必要が無くなり、とても便利でした。また、出廷した後、海の水温が思っていたよりも高いことに驚きました。11月の実習での川の水温の方が遥かに冷たく、海の水は寧ろ温かいと感じるほどでした。

穴の空いた場所があり、反対側の景色が見えました

上陸した後、テント設営を行いました。今回は一人で、そして素早くテント設営を行うことができました。何回も実習を行ううちに実力が身についている感じがして嬉しく思いました。

日が落ちると一気に気温が下がり、昼間の暖かさが嘘のように寒くなりました。今回も焚火をしながら夕食づくりを行いました。やっぱり火は偉大ですね。今回はお好み焼きをスキレットという鉄製の小型フライパンで作りました。具材がスキレットにへばりつき、後始末が大変でしたが、お好み焼き自体は焼き加減良く作ることができ美味しかったです。そして今回も食材を持参しました。この寒い時期に食べるものといえばやっぱり鍋ですよね!ということでこの日はミルフィーユ鍋を作りました。冷え切った状態で食べる鍋はやはり格別で、具材も出汁も身に染みる美味しさでした。〆のうどんも完璧でした。周りの友達も食材を持ち込んでおり、みんなで分けながら食べました。焼き鳥やホットドック、焼きナスといった個性的な料理を作る人もいてとても楽しかったです。
夕食後、近くに温泉があるということできいながしま古里温泉に立ち寄りました。一日の疲れを全て流すことができ、とてもリラックスできました。また、売店でアイスが売っており、自分は大内山牛乳のアイスを食べました。ミルクの味がとても濃厚で美味しかったです。

お好み焼き。結構上手く作れたのでは?
食材たち
出汁が美味いミルフィーユ鍋
体の芯までポカポカになりました

この日の夜は最低気温が2℃まで冷え込みました。自分は寝袋に加えて服を4枚重ね着をしたのですが、それでも若干寒いと感じるほどでした。カイロを持ってきていたので寒さは凌げましたが、これより寒い時期にテント泊を快適にするのは流石に厳しいのではないかと感じました。

2日目、朝食を取ってテントを撤収し、この日は豊浜海岸へ向かいました。結構遠かったのですが、二人乗りだったおかげもあってか思っていたほどは疲れませんでした。途中岩肌に自生しているカメノテやフジツボを観察していたのですが、カヤックなどでないと行くことのできない場所だったからかかなり大きいサイズの群集を見ることができました。

底には海藻もびっしりと。磯焼けしていないことに驚きです

1年間の自然環境リテラシー学を通して、心身共に成長する良い機会になりました。問題に対して色々と試行錯誤してどうやったら実習をもっと楽しめるようになるか考えることはとても面白かったです。また、コロナ禍で登校する機会がほとんどなかった中、実習を通して、友人関係を作るきっかけにもなりました。この講座を受講できて本当に良かったです。

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