Y市より。超能力者です

はじめまして超能力者です。高校生です。なんとなく世の中をナメ始めていますが、超能力で学歴は買えないことにこないだの定期テストで気付かされたので、そこのところは自分の出来るレベルでやろうと考えています。買える能力を持っている超能力者もいるのかもしれませんね。いたら怖いなあ。

今この文はどういう前提のもとに成り立ち、皆さんの目を通すことになっているのか?これは日記なのか?メッセージなのか?虚言なのか?そもそも自分はあなたがたと同じ世界にいるのか?その辺はあいまいにさせてください。理由もあいまいということでどうか一つ。それでも理由が無いと納得できない人がいるのであれば、超能力者になりたくて仕方が無い一般人が超能力者気分でモノを語ってなりきるために書きあげた乱文である。と考えるのはどうでしょうか。今太字を使いましたが、これは超能力ではありません。当然ですね。今後の太字も同様に考えてください。

今でっち上げた前提を踏まえて話題を提供するなら、超能力者ってどんな気分?という疑問に答えることでそれが果たせるかもしれません。ですが、それに答えるのは後に回そうと思います。むしろ先にこちらから疑問を呈したいのです。

超能力者じゃないって、どんな気分ですか?


心底謎ですね。ニュアンスとしては鼻で息が出来ないとか、共感覚を持ってないとか、スキップが出来ないとかそういう人に聞く感じですが、これは身体の機能に由来する、日常生活の過ごし方に関わるものです。うかつな例え方をすると炎上してしまうので。慎重に書きます。
自分の場合は物心が付いて、確か娯楽として読む本が絵本からマンガになった頃から使えるようになったと記憶しています。ネコは産まれてすぐ目を開けられず、ウマは産後、立つのにちょっと時間がかかるように、人は生まれてから歩いたり喋ったりが出来るようになるまでタイムラグがあるのと同じですね。基本、生き物は生まれてすぐは何もできません。青虫なんかは卵の殻を食べますが……生まれた瞬間から超能力どころか何かしらの能力が揮えるのであれば、それは多分人ではありません。別に揮うという文字を日常的に使うわけではありませんが調べたらあるみたいなので使ってみました。いくらでも偽物の教養を装える時代になりましたね。

そういった経緯があるので、超能力が使えないことが劣っているとは思いません。幼いころは自分も使えなかったので。そして使わない限り自分は普通の人間です。使える自分がおかしい。ということもわかっています。
しかし、やっぱりわかりません。人間は呼吸を続けなければ生きていけませんよね。自分もです。ですが、かといって呼吸を止められないわけではありません。無意味で、無駄で、危険なだけの行為です。しかし息は止められます。止めたければ。そうすると水泳とかに便利です。
なので自分からしたら「え?息、勝手にしちゃうの?」「水中でも思いっきり水とか吸っちゃわない?」という感じです。エヴァに乗る時なんかは便利でしょうけど・・・・・・

しかし、自分が皆さんに超能力無いのってどんな気分かを聞いたところで、皆さんは返事が出来ません。このテキストに追記が出来るわけでもないですね。となれば自分が『超能力者、いかなる気分なりや?』という記文を書いていく方が話が進みそうですね。ちょっとダジャレを入れましたが、実は西尾維新とか好きです。超能力者もラノベ読むんですよ。知っておいてくださいね。


【記文】─超能力者、いかなる気分なりや?─

この表現が気に入りました。ですがもう二度と使いません。日本語合ってますかね。なりや?なんて人狼ゲームでしか見たこと無いですし、なんなら人狼ゲームの中でそんな言い回しは使ったことがありません。
では超能力の種類ですが、アニメやらマンガで見る限りでも多種多様さまざまですね。ビジョンとして現れたり、なんとなく使えたり、何かしら代償を必要としたり、荒唐無稽な魔法めいていたり。
その中でよく共通する点として、使い過ぎると脳に負担がかかるというものをよく見かけます。
同じ超能力者としては、「難儀だなあ」と思います。だって考えてみてください。歩くのって、脳が指令を出すから成り立つ行為じゃないですか。重心の移動とか、メチャクチャ複雑ですよ。物理シミュレーターとかでマネキンを歩かせる動画で、すごく難しい歩き方をしてるでしょう。歩くって結構すごい行為ですね。そう考えると・・・

でも、長い距離歩いても「クッ、脳への負担が・・・」って、ならないでしょう。鼻血とか垂らさないじゃないですか。脳で体動かしてるのに脳には負担無いですよね。少なくとも自分は無いですけど・・・どうなんだろう・・・・・・そんな人もいるんでしょうか。
多分、我々人類は脳についてよくわかっていないのが原因で、よくわからない体機能の負担がフィードバックする箇所をよくわからないついでに脳に押し付けているのではないでしょうか。まあ物事がよくわからないと頭痛くなりますよね。考察としてはいいセンいってると思います。つまり自分は超能力使ってもなんともないです。


あと、超能力者が大体残虐なのも引っかかりますね。なんかガラ悪かったり礼儀正しいサイコ野郎だったり。悪人じゃない方も結構ためらい無く相手をボコボコにしたり・・・・超能力バンバン攻撃手段に転用してるけど、なんで~?って首をかしげてしまいます。
超常の力を得て残虐性が増すから。って言われてますけど・・・先天性にせよ、後天性にせよ、超能力を加害の手段として優先的に使用するのは少し共感できないですね。
皆さん、手とか脚ありますよね。たぶん。
その手、人相手のパンチやチョップに使えるけど、滅多にしないですよね。キックも多分そうだと思います。サッカーやってるなら話は別です。がんばってください。
それで、握りこぶしを作って、「おっ、これを何度もぶつければ他人を殺せるなあ」と思って殺さないでしょう?超能力者だってそうですよ。
なんとなく、理由もなく物置の工具箱から長いドライバーとか、大きいハンマーやスパナを取り出してドキドキすることがあると思います。あるんですよ超能力者にも。それと同じです。

ちょっと思いついたんですが、ここまでの文を縦読みしてみてください。特に何も仕掛けてはいないのですが、まともに文を読もうとしても変な文字列を認識するようになるのではないでしょうか?自分は今そうなって大変です。りか残よね脚のうっっ由取。そうですねはいはい。


どうでしょう。いろいろ書いてみましたが、共感出来る方はいらっしゃったでしょうか。というのも、ここまで自分が異能力者とか、『権能者‐ファクター‐』みたいな呼び名ではなくESPとかキネシス系の能力を連想させる「超能力者」という呼び名を用いたのは、自分の周りにこういった能力を扱える人間が見当たらないからです。他の人の能力と異なってるかどうかわからない以上、異能力者と名乗れるかは微妙ですし・・・・・・なので、一回会ってみたいなーと思い、こうなりました。

住んでる場所も学校も名前も伏せてますが、まあ頑張って特定して会いに来てください。異能バトルとか怖い半面ちょっとだけ憧れてるので、よければ合意の上ルール決めてやりましょう。自分の超能力を伏せているのはそのためです。さすがに無理ゲーだと思うんで一応、けっこう栄えてる街に住んでいるということぐらいは教えます。主観かもですが・・・
田舎じゃないのでいけると思います。交通の便とか。ありがとうございました。超能力者じゃない人はただただ時間を無駄にしただけになりましたね。こういうことがあるから超能力は持ってると得なんです。別に自分が充たされていることに負い目は感じないので、謝りません。でもちょっとだけごめんなさい。

敬具ってどういう意味か知りませんが、敬具。

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