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ただ降る雨をながめています

訃報がふたつ届いた。昨日は、そんな日だった。ひとつは昼過ぎに、もうひとつは夕刻に。おふたりともご高齢だった。

夕刻の訃報は遠い親戚にあたる方だった。お会いしたことはなかった。

昼過ぎの訃報には驚いた。ご高齢ではあったがお元気だとばかり思っていた。十数年前にご縁をいただき公私ともにお世話になったが、ここ数年、お会いしてなかった。

訃報を聞いて、これまでの日々がよみがえる。故人の面影とともにうつしだされる私がそこにいる。お世話になりました。ありがとうございました。

今朝は暗闇のなか降る雨の音で目が覚めた。気がつけば外は明るくなっていた。でも雨はまだやまない。関係とは私自身の姿なのかも知れない。

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