生きやすくなる考え方⑤

暗闇の中で、豆電球は光を放つ。

どんな場所であっても希望はある。
ただ、それに気づける人と気付けない人がいるだけなのだ。

私の知り合いに、とてもよく気づく男性の友人がいる。彼は常に幸せを感じているが、おそらく豆電球の光に気づける人なのだろう。気付くことができることは才能である。

豆電球の光に気づくことができない人は、いっそのことこう考えてはどうだろう。

そもそも、希望を持たなければいいのだと。

絶望がベースならば、いまこの世界で起きていること全てが希望となるだろう。

重病を患っている人にとっては死が祝福となるように、この世界には絶望しかないと定義してしまえば全てが希望となる。

日本では年間2万人以上の人が自殺をするが、彼らはおそらくみんな希望を持って生きていたのだろう。

希望を持って生きている人に、必ず絶望は訪れる。

ならば、絶望を古くから親しい友人のように扱おう。

扱い方さえ間違えなければ、絶望は悪いものではないのだ。


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