転ぶ練習

小さい子供は「歩く」を覚える前に必ず転ぶ練習をする。一度も転ばずに歩くことを覚えた人はいないはずだ。

この世界は転ぶことを悪きとし、ついつい転ばぬ先の杖をついつい用意してしまいがちだ。
しかし、転んだ時に分かることというのは想像以上に多い。
理屈ではなく身体で覚えることができるし、同じように転んでいる人の痛みを知ることができる。

失敗を悪と捉えている人があまりに多いが、失敗というのは挑戦の副産物であり、挑戦者にとって避けて通れるものではない。
というより、この世界において失敗など殆ど存在しない。(しいていうなら自殺は失敗かもしれない)
今が変われば、過去の失敗は経験の一つにしか過ぎなくなる。失敗を活かせない人が多いから失敗のままで終わるだけで、成功するまでやめなかったら失敗は経験に変わる。

転ばせてあげようとする優しさがこの世界には足りてない。だから、転ぶ痛みをわからない人たちが増えていき、この世界は優しくない。

人生は石ころがゴロゴロ落ちている道のようなものだ。ゆっくり歩いている人間ならばともかく、速く走っている人間であれば必ず転ぶ。転ぶことを失敗というのであれば、人類が今まで行ってきた輝かしい足跡は失敗から誕生したと言えるだろう。

私は成功には興味がないが、これから先、何回転ぶかに興味がある。

転んだことをブログに書き記しておけば、私の死後も同じ志を持つ人の役に立つかもしれない。

そんなわけで、私は今日もたくさん転ぼうと思う。


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清水裕也(しみずひろや)
20歳の時、プロの競輪選手としてデビュー
プロ戦績は70勝。
引退後は株式会社リクルートに入社。
その後、上場企業を渡り歩き
現在は音楽プロデューサーとして活動中。

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