【第4回目】清水裕也の偏愛ソング(BiSH×LETTERS)

『清水裕也の偏愛ソング』は私が好きな曲を語るだけのコーナーです。

第4回目はBiSHのLETTERSです。


私がBiSHというアイドルグループをはじめて知ったのは4年ほど前でした。

車の運転中にラジオで流れていた『オーケストラ』という曲を聴き、「こんな音楽性の高い曲を歌うアイドルがいるのか」と驚いたことを昨日のことのように思い出します。

さて、今回ご紹介するLETTERSですが、コロナ禍で苦悩するアーティストの心情をストレートに表現している曲です。

あまりに突然に世界が 
予告もなく変わり果ててしまった


CDやDVDが売れなくなった現代の音楽業界では、ライブ開催ができないことはアーティストにとって深刻な問題です。

また、ファンのためにもライブはしたいけれど、大切なファンをウイルスの脅威にさらしてはならないという葛藤もあるでしょう。

僕ら必ず忘れないさ 
辛さすら飾りにしてやる 
本当人間ってやつは面白いけど弱い 
でもね届けるよ胸の中 
ダサい姿も全部晒そう 
あなたいるこの世界守りたいと叫ぶ 
見えない明日は待たない 
今もあなたの無事を祈る 
絶対距離は遠くないんだ 
今も近くにあるんだ

コロナ禍で苦しんでいるのは飲食店や観光業だけでなく、アーティストも同じです。

RADWIMPSの野田洋次郎さんは昨年「もし自己破産したらさぁ次は俺何して生きていこうかとほんの少し本気で考えてみたりもする」と、苦境を語りました。

アーティストが苦しんでいる姿を見るのは私自身辛いですが、音楽ライブはなくならないと確信しています。

音楽には人を元気にする力があります。

こんな世の中だからこそ、音楽が必要なのではないかとおもいます。


〜〜〜

2020年12月24日にBiSHは一時的に再起動し代々木でライブを行いましたが、その時のオープニングはこの曲でした。

ライブだとメッセージ性がより強くなります。
よければこちらもご覧ください。



さて、日常を取り戻せるのは一体いつになるのでしょうか。

それまで、アーティストの無事を祈ります。

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