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究極の鍛錬を求めて

どうも、Mr.Makです。

最近までTOEICの公式や自分の興味ある世界史の本、IELTSの長文付き単語集などを読んだり、音読してました。

前回の記事でも最低13000ワード読むって書いてましたが、あれ以降取り組みましたが、正直長続きはできなかった。

実績として去年の4月から8月まで英検1級英文で覚える単熟語で毎日1万語を超えて音読してました。休みの日は一冊音読する日もありました。
あれ一冊で確か17,500words。

原因としては、ワード数の設定ミス。
休日ならいざ知れず、仕事日には結構きついところがありました。

と言うのも、ある資格試験を現在勉強中です(英語の能力を測る試験ではないです)

そちらにリソースを割くため、13000ワードは結構キツかった。できた日も多々ありましたがね。何か急な用事があったり、計画にずれが生じたらほぼ平日は達成が不可能な設定でした。

題材もTOEICの公式本でしたからね。持ち運びの不便さや、興味の薄れから達成が遠ざかっていきました。

ということで、これらの設定は一回やめます。


自分の英語資格試験の目標は国連英検特A級の合格。

そして発音はイギリス英語のイントネーションや語彙の使用、アクセントを
寄せていきたい。

で理想はやっぱり4技能をしっかりでき、かつスピーキングとライティングを強みにできること。

英語力さえあればTOEICも985点取れると多くの方がYoutubeで言っています。(あとの5点はTOEIC力?)

と言うことでTOEICは今後いつ受けるかはわからないけど、1年に一回受けてみようかと思う。

優先順位ってやつですね。

しかし、これまで語彙やライティング重視でやってきた感が否めない。

リスニングが弱いの自分の最大の弱み。ここを避けて通れないためここを重点的にやっていきたい。

題材はAtsueigoさんのDistinction2000

単語帳も持っているが、アプリもあるためいつでもどこでもできる。音声がナチュラル。
(アメリカ英語だが、死の後の言ってられない)
2000語あるが、9割9分知っている単語。

またイギリス英語の刺激も欲しいためBBC 6 minutes Englishを聴く。ただし、どれか一つの音源だけを使う。終わるまで浮気はしない。決めたものを一つだけ。

これを以下の方法でやっていきたい。

1 鬼のディクテーション(リスニング)
2 徹底的な英文解釈(リーディング)
3 音読最低でも2000回法(スピーキング、リスニング、ライティング)
4 旧ソ連式新聞復唱法(スピーキング)
5 リスニング3.0倍速で理解

シンプルに、基本に忠実、でも大量に厳しく。

1 鬼のディクテーション


単純にシャドーイングだと深く効果を得られなかった経験から。声に出して、そのまま流すだけでは脳裏に焼きつかないことが多かった。
効果を確実に感じたいからディクテーション。

ここで気をつけたいことは

①やり始めは機能語無視、内容語の音をわかっているか。
②スペリングは気にしない。
※最終的にライティングは音読2000回で仕上げる。

③やり方はノートに鉛筆でもiPad with iPad pencilでもOK。
PCにタイピングでもOK。1ヶ月後にフィードバック用に、また成長を感じれるように必ず記録をとる (それならノートのほうがいいのかな〜心の声)

④文法構造を意識しながらどれだけ音をキャッチできているかは厳しくみる。

⑤慣れてきたら音を聴いて次の「音」を予想する
リーディングをするときの頭の動きを音バージョンでやる

2 徹底的な英文解釈(リーディング)


ディクテーション後のスクリプトを読み、どれだけ理解できるか確認。

①どこが読めて、どこが読めないのかを理解

a 音が聴けて、読んでも内容がバッチリわかっている

b 音が聴けているが、読んでも内容がわからない
→しっかり日本語で確認。きつければDeepLなどを活用。

c 音が聴けてないが、読めば内容がわかる
→ ディクテーションをチェック。再度聴く

d 音が聴けてなく、読んでも内容がわからない
→精読、精聴

②SVCなどの理解
英文に書いてもいいし、頭で思い浮かべても良い。


3 音読最低でも2000回法(スピーキング、リスニング、ライティング)

この究極の鍛錬の肝として据えたのがこの音読2000回。

かつて只管暗唱で名を馳せた同時通訳者、学者、参議議員や三木武夫のブレーンを務めた故・國弘正雄先生。

著書には最低でも500回〜1000回音読をしたとか。もう著書を売ってしまったので詳しい引用ではできませんが、確かそのような内容だったと思います。

なぜ2000回というとシンプルにきついから。性格的にキツいのが好き。

古代への情熱を描いたシュリーマンや中国王朝で採用された試験の科挙などに興味をそそられる事が多かった。
また江戸時代の寺子屋での古典暗唱、稗田阿礼の暗唱していたと言う記録など。

多分、達人は数えていないだけで、2000回以上やっているだろう。
自分は記録をして、可視化して自信をつけていきたい。

期限は設けない。とにかく1年スパンでみてこの数字を超えた時にどんな変化があるか感じてみたい。

当然、Distinction 2000の単語(例文があるものは例文)一つにつき最低2000回である。

カウンターのアプリを用意してカチカチしていくか、どのように数えていくかはやりながら試していく。


4 旧ソ連式新聞復唱法(スピーキング)

これは私が大学生の時に読み漁った元外交官の佐藤優(まさる)氏に惹かれて実施したい訓練(日本語で少し実践ずみ)

大学を卒業したあとも彼が連載していた週刊東洋経済を読んでいると、佐藤氏がロシア語の維持方法としてロシアのバウマン工科大学出身の人にロシア語を学んでいるとな。

・日本語の新聞をその場で口頭でロシア語に訳す訓練
・ロシア語の新聞記事の暗唱

これは昔の旧ソ連が冷戦化で気軽に欧米圏に外交官が留学できなかったことから国内で自己完結させる必要があったようだ。

そこで手に入るターゲット言語の新聞を手に入れて、それを丸暗記し、運用できるレベルまで持っていく語学法。

私がロシアに短期留学する大学4年生の時に、彼の著書(文庫版)を持って行って「自壊する崩壊」の100ページを暗唱したことがあった。

確かにその時、一時的に記憶力が良くなって、帰国後、興味本位でとっていた大学講義の科目で難なく優を取れた。(論述するために指定された参考図書を覚える必要があった)

確かに、イスラム教に敬虔な教徒はクルアーンを暗唱するというから(岩波文庫で3冊ありますけど。。。)新聞を暗唱するというのは無理な話ではない。

主にこれはBBC 6 minutes Englishのパッセージで行う予定。
また内容や流れがある場合に効果的かと思う。

ただ部分的にDisitinction 2000でも行うかもしれないが。

そしてこないだブックオフで偶然立ち読みした伊藤サムさんの本がこの方法に似ている。

「反訳トレーニング」も結局は、昔からの愚直な暗唱に違いないため効果抜群だろう。


5 リスニング3.0倍速で理解


え?3倍速?って思う人もいるだろう。
私は英検一級のリスニングをしていた時、2.5倍速でやっていたことがあった。最終的に、しつこく等倍速に戻して聴いたのだが、結果は散々。その時正しいリスニングをしていなくて失敗した。

この流れだと3.0倍速にする意味はないのでは?と思われる人もいると思うが、その時に一つだけ収穫があった。

BBCグローバルpodcastがとてもゆっくり聞こえたのである。

つまり発音のルールを押さえて、しつこく聴けば「音は」キャッチできるのである。

でも私はそこで内容理解を怠り、なんとなく聞き続けたせいで本物のリスニングにはならなかった。

Speaterアプリで音をコントロールしながら細かく速度設定をして、内容と音の理解ができるかチェックしていく。

①音の区切り

1 0.5 / 0.8倍速 (目安300回)
→ しっかり音のつながりや脱落、強調、イントネーションなど全てが聞けるか、内容が理解できるかに主眼を置く

2 1.0 / 1.1倍速 (500回)
→  基本的に上と同じだが、特に内容語のキャッチが出てきて、内容が日本語で理解できるか

3 1.3 / 1.5倍速(500回)
→ 音のつながりや脱落、強調、イントネーションなど全てが聞ける、内容を理解できるか。
ここはゆっくり聴いていた0.5 / 0.8倍速の内容を速度を変えてできるか再度確認する

4 1.8  / 2.0倍速(200回)
ここから内容をイメージで捉えられるようにする。音は当たり前に聞ける状態にしておく。つまり内容にフォーカスできるようにしておく。

4 2.5倍速(300回)と 3.0倍速(500回以上)
「聞こえた内容の音のみ」をイメージで捉える
正直、実戦での英会話やインタビュー動画では全てが聞こえる訳ではない。その際は聞こえた音で勝負するしかない。そのための訓練。
ここまでやれば、必ず大抵の音はしっかり捉えられて、内容の理解も入ってくるはずだ。

効果を感じ取れなければ、また最初の0.5 / 0.8倍速に戻ってみる。

とにかく自分がどう感んじるかを大切にしていきたい。


番外編

ここから先は私が今年に感銘を受けた人について書いていく。興味のない人は記事を閉じてほしい。この人を見つけたからこそ、先ほど述べた言語学習に取り組もうと思ったのも事実だ。


どこかの記事で書いたかもしれないが、私は最近健康を取り戻すために筋トレを始めた。

最初にやったのは大学2年生の時。市営のジムに行って筋トレをしていた。
みるみる体型ががっちりしていくのが良くて楽しかった。しかし就職してからめっきりしなくなった。

また筋トレを始めたのだが(転職した2023年4月)Youtubeを見ていたらおすすめにすごい人を見つけてしまった。

ボディビルダーの合戸孝二(ゴウド コウジ)
静岡県藤枝市にマッスルハウスジムを構える。

60歳を超えてもまだなお日本のトップレベルを維持している。過去には世界選手権でも何度も上位に食い込んでいる。

彼の地位を確固たるものにしているのが、その規格外のトレーニング。

重たい重量を高回数行う。


とにかくYoutubeを見るととてもやる気をそそられるのである。

彼のすごいところは左目が失明してでも筋トレをしたかったという事実。

彼が書いた本も読んでみた。

まさに金言の集まり。金のフレーズじゃねーかよ!

ふと思った。

「あれ?この人のメンタルや、練習方法、思考法、自分自身へのフィードバックとか英語練習に通じんじゃね??」

「」は著書からの引用、=は著書からの私の考え

「トレーニンングに集中する」p32
=日々の独り言や英語に取り組む

「自分のジムを作るよりほかない」p44
※他のジムでは自分が望むようなトレーニングができないという文脈
=自分で英語の環境を作る

「問題はメニューをどう組んでいくか、だ。」p50
= 自分の目標に向かって、自分に合ったものを経験的に積んでいく

「大げさでもなんでもなく、朝から晩まで、一日のすべての時間をトレーニングに費やしていた」p50
= これって「究極の鍛錬」で描いてあったものそのままやん。(なぜか関西弁)

「俺は常にどうすれば筋肉が大きくなるかを考えている」p53
=常に英語で考え、英語を使えばいいんだよね。

「筋肉を最大限に発達させるためには、筋肉に最大限の刺激を与えることが必要だ。そのためには、筋肉に最高の負荷をかけてやることが一番の近道。俺はそう考えている」p54

=英語もそうだよな、自分に最大限の英語を浴びせて、それを自分が理解して操れるようにする、常に俺もそう考えないと

「やるべきことは何も変わらない。自分のトレーニングを1年間やり通すことができれば、おのずと結果はついてくる」p69

= 自分で建てたこの上ないキッツイ計画を黙々とやれば結果はついてくる。

まだまだ金言はあるけどこれくらいにしておく。


X上にいるフォローさせてもらっている英語の猛者たちだって、血の滲むような訓練を見えないところで反復しているはず。でもそれは目に見えず、結果だけが分かって「すげー」と思い、どうやって勉強しているのかに注意が引かれるが、みんな知っていることしかやっていない。

それを「大量」に、「効く」ように実施している。


私も没頭する期間が必要だと理解した。それはこの本が間接的に教えてくれた。

今後はあまりXに姿を現さない頻度が高くなるが、いいねなどは押そうかと思っている。

とにかく2024年12月31日までやっていく所存だ。


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