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英検一級二次試験〜一次合格後から当日まで〜



みなさんご無沙汰してます(別に定期的に書いてないから見てる人もそこまでいないか、、、)


自分の忘備録として、書いていきます。

まず、英検1級一次の合格を知った日は、薬局で薬を調合してもらっている時に確認しました。

コロナで死にかけている時で、本当にきつく、体のだるさと息苦しさが確かその後も15日くらいまで続いていたと思います。

※放置していた虫歯もあり、1月末も死にかけてました。。(今はもう治療していて痛みの問題なし!が、二次の2日前に詰め物が取れました、、)

つまり合格後からC日程は1ヶ月ないくらいですが、実質そこまで時間を割けませんでした。(まあ自分のせいなんですけどね、、言い訳になりません)

さて、私が二次試験に向けて取り組んだことです。


①旺文社2010年〜2023年までの過去問から二次試験のトピックを見て、できそうな過去問を150題ピックアップ

② ①で選んだトピックについて自分の意見を2つずつ書く、暗記
→結局筆が進まず、21トピックで断念。一つのスピーチは120〜150ワードくらい。

③ 過去問の2020年版 一冊に収録されているモデルスピーチを毎日音読
→ 今から思うと意味のないところもあった。

例えば、現代の職場においてストレスに対応しているか?みたいなお題について、自分は調べてよく対応していると書いている一方で、過去問は対応不足という解答があったので、読んでて矛盾しているな〜と思った。

ちなみにこの過去問一冊音読は、暗記というよりも頭に表現を残していくという感じでやっていました。

④ 2023年〜2018年までの過去問モデルスピーチからフレーズを抜き出して暗記

これは補助的に抜き出したもので、通勤往復時に独り言をするときにスピーチは長すぎてできないため、フレーズ単位にまとめたもの。

その数、425フレーズ抽出。

あとでも触れますが、このフレーズの使用と、具体例をどれだけ持っているかで英検の面接は決まるんだろうな〜と思いました。


結論から言うと④は確実に口から出て使えるのは100フレーズ程度しか覚えれなく、全ては無理でした。(あとは完璧じゃない)

でも諦めずに覚えた表現が最後の面接の質問の際に使えたことは脳裏に焼き付いてます。(以下の番号は私のストックの順番です)

No, 52 While some people may say there is too much emphasis on ~, the changes have mainly been beneficial.

No, 78 Although I am personally supportive of the rise of ~, I accept the fact that the majority of people around the world value the idea of ~

No,124 Although it may take time for ~ to earn the trust of the general public, I think that people will soon begin to accept the strong evidence that ~
これについてはなぜか頭に残っていて、咄嗟に口から出来ましたね。


これを当日の9時までやってました。

あれ? 

2分間測ってのスピーチ練習とか、リアル面接練習とかは?

と思った人もいるかと思いますが、実は両手で数えるほどしかやってません。。本当にスピーチの丸暗記が頭に入ってこなく、そっちに時間を取られていましたね。。

スピーチ練習も、仕事の休憩中にネイティブキャンプで予約してハンガリーの先生にお願いしてやりました。質問も10問くらい出してもらいましたかね。当然、うまく返事できなかった。。

あとは、トピックカードから1つを10秒で選ぶ練習もしていませんが、実際の面接時には10秒で全てのトピックに目を通して12秒くらい(細かい!!)で最初のトピックに決めました。

まとめると、

・過去問トピックを使って、自分で考えて書いた英文の暗唱に務めた。参考書は不使用
・コロケーション単位でフレーズを抽出し、暗記


〜当日〜

昨夜22時に憂鬱な気分で寝て、深夜2時に起きる。

一ノ瀬先生のC日程応援LIVEをYoutubeで視聴。(勉強しろ!と自分に対して思いました笑。見ても何も変わらないんですけどね。)

その後また就寝。

朝6時に起床

9時過ぎくらいに家を出発。

家から歩いて地下鉄まで行くため、大学までは合計40分くらいですかね。自分は歩いて札幌の中心まで行くため、20分くらいは無駄にかかっていますが、歩くと気分が良くなりますし、独り言ができてよかった。


試験会場が、札幌の北海商科大学という比較的新しい大学で、綺麗な場所です。

一次試験と同じ会場です。そして地下鉄直結で最高です。

ここでのフレーズ集の独り言も役に立ちました。

試験場所についたのは10時過ぎくらいで、受付を済まし、ゆっくり用を足したりしてたら10時15分の集合時間ギリギリになっていました。

待合室に入ると、すでにもう受験者が5名ほどが一列に座っていました。


私は6人目で、その後も3名入ってきたため、全部で午前組は9名でした。


後ほどXの相互フォローさせていただいてる方から、午後の人数を聞いたら同じくらいなので20人いないくらいですかね。おそらく16人〜18人。

一次試験は教室が3つあって、多分80人くらいだろうから、北海道はまあまあ合格率は高い??
→※札幌の一会場の話でした。北海道全道の話のため、もっと合格率は低いですね汗

※ちなみに北海道は地方で一次に合格しても札幌まで二次試験に来ないといけない。これはお金がかかる!!稚内や釧路、函館で受けた人は泊まりがけでくるイメージですね。他にも地方は宿泊前提だと思います。

記憶に残っているのが、待合室である女性の方がいきなり音読を始めてマジでうるさかったこと。

後ろの人は舌打ちを何回もしてましたね。


さらに参考書の類が見えたので確認したら、みなさん王道の参考書ばっかり持ってましたね。植田先生の黒い本、オレンジ&白の英検一級完全制覇がほとんどで、あとは自分のノート。

そうそう、マークシートについて。

試験官が評価を記入するためのマークシートを2枚書かないとダメで、直前まで1枚しかシートがないと思っていたため焦って書いたのはいい思い出。

あとで黒板を見たら、しっかり「2枚組」とマークシートについて書かれてましたね。そりゃ面接官が2人いるし当たり前だよーーと。反省。

緊張はそこまでしてなかったのですが、何があるかわかりませんね。


※試験まではトイレに行くのも自由だし、紙媒体を見るのも自由だし、体験記通り。

そこから10時40分に最初のペアが順番に呼ばれる。


私は三番目のペアで呼ばれる(大学に到着してから呼ばれるまで大体1時間後)

教室の前にある机に誘導され、一緒にマークシートの記入が間違いないか運営の人と確認して、そのあとその人が教室の面接官に持っていく。

そこから1分経たないくらいで呼ばれる

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面接がスタート!

男性2人、1人はロバート・ヒルキ似の白人、もう1人は日本人で、言語学者のコーパス研究で有名な投野由紀夫さんに似てました。

面接官から自己紹介があり、終わった後に

白人の面接官から

「あなたのことについて教えてください」

お!キタキタと思い、


私「今は社会人で〇〇で働いてます。仕事で英語を話す機会は減ってしまったけど、昔に英語を5年間高校で教えていたため、ずっと英検一級の資格が欲しいと思っていました。今日は頑張ります。」

ロバートヒルキ似
「そうなんだ!今日はよろしくね!じゃあ今日のトピックはこちらです」

とすぐに流れに入っていきました。椅子をたち、私のところまでトピックカードを渡しにきてくれました。

そして日本人の面接官が1分間のストップウォッチを押してたのが気になる(後ろにもタイムキーパーがいたし)


緑のカードを裏返すと、知らないトピックばかり。

う〜ん、結局悩みながらも1番目のトピックを選択。

terrorism(本当はextremism)を抑えるために法律は設定すべきか?的なやつだったと記憶。それ以外は覚えていない。

残り48秒間の思考は以下

ワイ「やべええ、やったことない。ん?待てよ、政治暴力は正当化されますか?のトピック使えそうやん。(なぜか関西弁)よし、これで行ったろ。

2つ目の理由はどうする?
ソーシャルメディアのフェイクニュースとかから話すか?う〜ん。。
お?テロリズムの話しだから、歴史の結末からもよくないって話すか。具体例どないしよう〜

その後もう〜んって唸っていたので、多分面接官たちは自分が知らないトピックしかないとわかっていたと思います。

首傾げて唸ってましたからね笑


ヒルキ「じゃあスピーチ開始」

ヒルキニキが笑いながらスタートさせました。


わいの心の中「よしやるっきゃねえ!!!

一つ目、テロリズムは人権侵害だからよくない。ロシアのウクライナ侵略は国際法や国連憲章を違反して、戦争を始めた。そのような例で、奴らはよく民主主義的な価値を無視する。つまり人権侵害。またトランプの支持者が国会議事堂に2021年の1月6日に奇襲したことでいろんな人たちが怪我をしたり恐怖を感じた。だからこのようなものを守るために、強力な法律が必要だ。

※「この法律制定が必要だ」は貧困は現代において問題化?で作文した時の英文が染み付いていてバシッと言えましたね。
Governments must enact appropriate law to provide relief in response to this alarming trend. 

2つめは、過激主義は、、過激主義?!!、(ここで過激主義をテロリズムと勘違いしていたことにカードを見て気づく)はテロリズムのようなものだ。(持ち直したぞ!!)
歴史の教科書に書かれている事件はいずれも、被害者が出ている。例えば、1917年のロシア革命、1960年のアジアのクーデターと虐殺、そして1970年の日本における極左の爆破事件など。これらは自分の政治的主張に沿ってやっているだけで、正当化はされないし、多くの国民からも支持は得られないだろう。よって、政府は最初は市民から理解を得られないかもしれないが、強力な法律を設定することが必要だと思う。

結論を言おうとしたところで、2分のベルがなりました。


見ていただいても分かる通り、結構ズレてます。これがどれくらいのスピーチに反映されるのか見ものですね。。


でも悩みながらも、まずは止まらず話し切りました。いずれも知っている表現のみを使って話したため、文法的な間違いはおそらくないはず。


で、質問がヒルキニキからきます。

ヒルキ「過激主義はどこからやってくる?」(多分こんな質問だったと思う)

なんて答えたか覚えていない。笑 結構喋ったと思う。
確か、貧困がmain cause of terrorismといったのは覚えている。これもライティング表現で覚えた。また現地の政府がしっかりしていないとも言及した気がする。

投野由紀夫「どうやって私たちはテロリズムを見つけますか?」

※多分、ヒルキの質問に対して、法律的なことにあまり触れてなかったから、私の話に合わせてくれるとの同時に、法律の話だよ〜強力な法律を設定してもどうするの?って最初のスピーチで述べたことの意味を聞いてきたのだと予想。

わい「セキュリティカメラを使うべき。なぜなら、現代の共産党の支配体制のもと、中国国内のテロを抑えている要因の一つでもある。コロナの時に民主主国家よりもワクチンの開発や流通まで迅速だった。これはカメラがあって、当時のチャイナ国民達の状況がしれたからかもしれない。
日本で支持はされないかもしれないが、市民を守るためには秘密警察のような部門が必要だと思う。だって、世界の国々にはあるものだし。あとは、、国際的な協力が必要だと思います。価値ある同盟、例えば、アメリカや韓国、他のアジア諸国と協力して防止することが大切かと」

※ここの価値ある同盟も無理やり語彙貧を逃れるために入れました。
130 gain valuable allies の valuable allies

さて、振り返ってて、ここでも気づいたのですが、これも質問とずれています。泣
法律を設定すべきか聞いているトピックで、かつどのように見つけるか?という質問には多分、以下の答え方がベストだったのではと。。

セキュリティカメラを使うべき。他国でも役立っているためだ。日本にはまだテロリズムを捕まえるための政治的な防犯カメラの使用を許可する法律がないため、政府は早急に設定すべき。例えば、秘密警察などの部署がそれらを使用していい権限を与えることが挙げられる。


ヒルキ「過激主義を解決するためには?」
貧困が問題。過激主義の原因はこれが主な理由だから、解決する必要がある。中東でもずっと、歴史的な宗教的な経緯もあり、またイスラエルのような隣国もいて(無茶苦茶な汗)、そのような状況があるし、悪循環(vicious circle )が続いてます。政府はすぐに国民達にアシスタンスを提供すべき。例えば、教育や、生活の質が向上する何かです。

ここはバチクソ以下の表現をアレンジして使いましたね。

2 S has led to a higher / lower quality of life
3 help make people better off economically
4 It has provided better access to various services
5 S benefit the environment
10 access to a multitude of services that improve our daily lives

ヒルキ「法律は?」
わい「(やべ!全然忘れてた、法律の話やん!!)ええと、、テロなどを防ぐ法律が必要ですね。例えば、戦前日本のシークレットサービスオフィサーなど。彼らはよくテロリズム防止に貢献していたと以前読んだ記事を見ました。」

投野由紀夫からの最後の質問は忘れました。

でも再度、自分が秘密警察に投資することは長い目で見てもテロリズムを防ぐ上でも社会に有益だって発言は覚えている。

何か答えている途中に時間がきて終了しました。

実はこの時、一末の不安があって、最後の質問に答えている際にベルがなって、スピーキングをやめてしまったことが心残り。

投野由紀夫から、「(スピーチが途中ですが話さなくて)いいんですか?」と私に聞いてきて


私は「大丈夫です。実は会話してましたけど、私は気絶してましたよ(No problem, when speaking, I was spacing out.」

と言ってしまいました。ロバートヒルキニキは笑ってましたけどね。


あれが(質問の返答を途中でやめたこと)印象的に良くないかもしれない。。投野由紀夫似の面接官はやや不満そうな表情でした。


3月3日の初めての英検一級二次試受験はこんな感じでした。

率直な感想を書いて終わりにします。

①純粋に楽しかった

②長年の肩の重荷が下りた


① 英語の勉強が遅々として進まなかったけれども、人間追い込まれたらインプットしている限り、話せるもんだと。vicious circleは一次試験時に覚えた表現でした。まさか口から出てくるとは。

そしてとても楽しかったです。家を出る時が一番緊張していて、時間が経つにつれて落ち着いていくことが自分でわかりました。
で必死に受け答えしたり、スピーチしたりと試験が終わって振り返った際に一番にきた感情が「楽しかった。」その後も、合否は関係なく、「あ〜全然できなかったから英語がんばろ!」って意思が強くなりましたね。

もし落ちてても(落ちてる可能性が高い)次は受かるイメージがつきました。
だって、あの準備であれだけ話せたから。(的外れすぎてやばいが、体験記を読んだり、Youtubeに上がっている合格者の話を聞く限り、首尾一貫していなくても受かっている人はいる)

次はさらにパワーアップして、挑みたい。

② 実は英語教員を目指して、働きながら通信と夜間の大学に単位習得生として通った時(すでに大学時代に社会科の免許は取得済み)が2016年4月。
それから8年。

英語教員にはなれたが、勉強する時間がなさすぎて(言い訳)英検一級に受かることができなかった。

当時、EconomistやTIMEはある程度は読めたし、難関大学の指導もしていた(主にリーディングと英作文)が、もう1人の同じくらいの歳の女性が英検一級を持っていて、有名な語学の大学も出ている先生がいた。

当然、生徒達はそっちの方に行くよね。
資格は一種の余計なストレスを省く力がある。

資格が全てじゃないけど、「英検一級あるから、ある程度の力はあるよ。だから指導を信用してね」という無言の説得力がある。

自分はどんなに専門書を読んで、出典を生徒達に示して(参考文献みたいに)も、過去問からこんな出題傾向があると説得力のある資料作りや授業作り、脳科学や心理学を提示しても、ALTと生徒の前で流暢に話す姿を見せても、コアな生徒以外からは支持は取れなかった。

(英語嫌いな地域だったってのもあるけど)


生徒達の信じる教員は

①生徒指導が甘く、接しやすい、質問しやすい先生、ニコニコしているなど。
②資格保持者(英検一級)
ちなみに地方の高校生は、TOEICは全然何か知りません。当然IELTSやTOEFLも同様。
③年齢が年配や、経験豊富、生徒間による噂
④その他、新米教員

です。あくまでも私の皮膚感覚ですが。

①は置いといて、②は納得です。
ちなみに前出の先生は①②を併せ持つ先生でした。


私は以下の言葉が忘れられません。

「英語の教員の生命線はやはり何と言っても英語力です。英語力のない教員が何を言っても、どのような新しい教授法を導入しても、結局は生徒・学生との信頼関係を構築することはできません」

八木克正(2008)『世界に通用しない英語ーあなたの教室英語、大丈夫?』開拓社から引用 ※Kindleのため、引用ページ数が記載なく不明。

この言葉がずっと5年間肩にのしかかっていたからです。(でも英語教員のほとんどが英検一級は持っていないですけどね。)

自分は英検一級の一次すら合格できないで何をしているんだろうと。

Twitterにいる英語インフルエンサー界隈(ELSAと色々やっている人たち)はよく批判の的になりますが、彼らは英検一級を持っていますし、IP?だろうとTOEIC満点を持っていたりします。

これも一つの事実です。実力のない人は何も言えません(自分は特に何も思っていないし、マネタイズが悪いとも思っていない)

話はそれましたが、

合否は別として、まずは最終面接まで行けたことは自分にとっても自信になりました。

合否の日を待ちつつ、英語学習を続けていきます。











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