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【10000字越え】ロストレシラム徹底解剖

初めに

お読みいただき誠に有難うございます。
今回はロストレシラムについて解説させて頂こうと思います。
初めての試みとして有料noteを書かせていただくので、拙い部分が多くあると思われますが、温かい目で見て頂ければ幸いです。

さしあってロストレシラムというデッキタイプを解説するに当たり、ロストレシラムの強み、類似デッキタイプとの差別化、採用カードの枚数、その理由など、私が考えるロストレシラムにおける一旦の回答を述べさせて頂き、その上でロストレシラムの持つ魅力について少しでもお伝えできればと思っています。

また、誤字脱字が見つかった場合編集を行うことがありますのでご了承のほどお願いいたします。

環境で戦う為には


現レギュレーションロストアビス環境では、ギラティナ、パルキアを始めとしたVSTAR主体のデッキが猛威を振るう中、ミュウVMAXや、キュレムVMAX等のVMAX主体デッキ、その他にレジギガスや、ロストウィニー、裏工作リザードン等の非ルール主体デッキといった、様々なデッキタイプが存在する、様々なデッキタイプに対応する必要がある環境だと言えます。

そこで、この様な様々なデッキタイプと戦って、勝つために何が必要かを考える上で、特に環境で使用者が多いデッキタイプであるパルキア、ギラティナの強みを紐解くことで、所謂環境デッキに求められるスペックを明らかにしていこうと思います。

先ずパルキアの強みについてです。

  • 特性によるエネ加速

  • 裏工作によるサーチ

  • 1枚刺しカードの多投が可能

  • 260の高打点

  • VIPパス・キャプチャーエネルギーの安定感

  • かがやくゲッコウガの有効利用

  • 雪道・ツツジのまくり性能

上記がパルキアの明確な強みだと思います。
自身の特性によってエネ加速が可能なので、初ターンの手張りがそれ程重要ではなく、トラッシュにエネルギーを落としておきたいという特性上、かがやくゲッコウガと非常に相性が良く、メロンやたっぷりバケツといった水タイプの周辺サポートも、非常に優秀です。
尚且つ裏工作というサーチシステムは再現性が高く、インテレオンが㏋160という高耐久から技を使うことができるので、低打点はシャットアウトする事ができます。

次に、ギラティナの強みについてです。

  • ドラゴンタイプなので弱点が無い

  • 後攻からサイドを取りに行ける

  • VSTARをワンパン出来る

  • VMAXにも強く出られる

  • VIPパス・キャプチャーエネルギーの安定感

  • ミラージュゲートから様々なポケモンが技を使う事が可能

  • ベンチを絞る事ができる

上記が明確なギラティナの強みだと思います。
パルキアと同様に、ミラージュゲートという手張り以外のエネ加速手段を持ち、280というどんなVSTARもワンパン出来、尚且つVSTARパワーからVMAXにも有利を取ることができます。
また、ウッウの無エネ110点や、ヤミラミの120点バラマキ等、非ルールにも対応でき、採用カード次第で環境に合わせた柔軟な動きが可能という点も大きな強みだと言えます。

これら二つのデッキタイプを含む、環境デッキに共通する特徴として、ある程度のデッキパワー、勝ちパターンの再現性の高さ、柔軟性の高さが共通している特徴だと感じました。

よって、以上3つを兼ね備えるデッキを軸として構築を始めました。

デッキ原案

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先ず原案として構築を始めたのがウッウをメインとした、ロストギミックデッキです。
このデッキのコンセプトとしては、確実に後攻1ターン目からウッウが技を打ち、アイスシンボルを並べることでこだわりベルト無しに、VSTARポケモンを2パンするというものです。
序盤の展開をサポートするカードを多投し、安定感を極限まで高めたデッキに仕上がりました。
しかし、柔軟性が低くインテレオンなどに対応できないという欠点がありました。

そこで非ルール主体という安定感を持ちながら、デッキパワー、柔軟性を高めた上で、再現性を高める必要があると考え、目を付けたのがアメイジングレシラムです。


ロストレシラムの強み

先ず重要なのは軸となるレシラムのスペックです。炎雷悪という難しいエネルギー配分ですが、非ルールながら270という高打点技を打つことができるパワーを持ち、炎タイプの種ポケモンという事で、マグマの滝壺や、フレアシンボルのファイヤーといった、周辺カードのサポートを得る事ができます。

しかし、従来のレシラムデッキはそのエネ配分の難しさからモココ、キバナが必須であり、デッキのスペースがかなり圧迫されており、爆発力はあるものの、再現性が低く、柔軟性も低いと言わざるを得ない状況でした。

私もレシラムは好きなポケモンなので如何にか活躍させてあげられないものかと悩んでいました。
そこで、天啓となったのがロストアビスから再登場したロストギミックです。キュワワーのはなえらびでデッキを回しながら、ミラージュゲートから比較的安定してレシラムが技を使える様になりました。
ここで重要なのがミラージュゲートは異なるタイプのエネルギーを二枚山札から加速するという点です。これは手札にエネルギーを引いておく必要がなく、どんなタイプのエネルギーでも加速することが出来るので、様々なポケモンを採用でき、また、エネルギーの枚数を絞る事ができるので、絞ったエネルギー分の枠を他のカードに割く事で、デッキパワーをあげる事が可能になりました。

更に、ロストギミックを用いる事で、ギラティナデッキでも活躍する、ウッウやヤミラミを無理なく採用でき、先行が有利がちなポケモンカードでも後攻から有利をとっていくことができます。

そして非ルール主体の強みとして、サイドを1枚ずつしか取られないので、VSTAR、VMAX主体のデッキ相手にはゆっくりと準備を進めることができます。

採用カード枚数とその理由

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