s3ギラティナ徹底解剖【初心者向け全文無料】
はじめに
お久しぶりです。
そらそらと申します。
今回はシティリーグs3に参加させていただき、ロストギラティナを使用し、優勝する事ができた環境を踏まえ、今更ながらこれからギラティナを使ってみようかなという方へ向けて構築やプレイについての考えをまとめさせていただこうと思います。
また、この記事はジムバトルやシティリーグ等に出て勝ちたいという初級者~中級者向けの記事になっております。
ロストギラティナとは
ロストギラティナとはキュワワー等を主体としたロストゾーンに関係するカードを多く採用し、ロストの枚数を参照しながら戦っていくデッキタイプになります。
このデッキの強みとしてはロストを参照してその枚数を増やしていく事で強力な動きが可能になる事にあり、例としてはウッウのおとぼけスピット、ヤミラミのロストマイン、ギラティナのスターレクイエム他、ミラージュゲートの使用等が挙げられると思います。
そしてその特性上ロストを貯める手段兼、ドローソースであるはなえらびやアクロマの実験を如何に毎ターン効率よく使用していくかが重要となります。
ここで難しいのがロストを貯めるという事は1試合で使わないカードを取捨選択しなければならないという事です。状況によって何が必要かを考えて動けるのが最もベストなのですが、慣れていなかったり時間が無かったりするとそうも言ってられないので指標として以下に選ぶ基準を少し記載したいと思います。
序盤
初ターンからサイド1枚が動くまでを序盤とします。
この際に重視するのはポケモンを展開する事とロストを貯める為のカードです。バトルVIPパスやネストボール、アクロマの実験、入れ替え系統のグッズがこれに当たります。
その上で1ターンに使えるキュワワーのはなえらびの回数とアクロマの実験の数は限られているので、これらのカードを優先しすぎてエネルギーやボスの指令等の後半必要になるカードをロストし過ぎると、リソースがつきてしまう場合があるのでできればロストを貯める手段を1~3枚程確保する事を目安にするのがオススメです。
中盤
お互いのサイドが残り4~3枚程の時点を中盤とします。
ここでまず意識しなければならないのが次のターンまでにロストを何枚貯めなければならないかを考えながら動くという事です。
例を挙げるとこのターン中にミラージュゲートを使いたいのであればロストを7枚貯める事が必要がありますし、次のターンボスの指令、ミラージュゲートを同時に使いたいがこのターンのロストは4枚という事であればこのターンロストを2枚貯めておけば次のターンはなえらびからスタートして直ぐにロストを7枚にする事ができます。
反対にロスト4のまま該当ターンを迎えてしまった際には、キュワワーを3体並べて、はなえらび3回という動きをしなけらべならないかつ、逃げるを行えるの回数が実質1回減っているので要求が上がってしまっています。
そして現在の環境ではサイドを3枚取った場合サポートカードのツツジを使われる可能性が出てきてしまうので、リソースを保留し過ぎると流されて使えなくなってしまうので使われても止まらない盤面を意識するかつ、準備したポケモンをボスの指令等で不意に倒されても大丈夫な様に意識して盤面を作りましょう。
例を挙げるとミラージュゲートを2枚手札に抱えているが使う必要はないという状況でも1枚は使っておくという形ですね。
終盤
中盤以降のお互いのサイドが残り1~2枚の状況を終盤とします。
ここでは試合を決める為に必要なカードを集めましょう。そういった意味ではやらなければならないことが明確化されているので動きやすいかもしれません。
強いて言えば試合を決められるカードが手札にまだない場合、アクロマの実験を使って無理に引きに行くのか、ボスの指令やツツジを使って相手の要求を上げるのかどちらにするかを考えて動きましょう。
そして優勢な時には相手にとって積みの盤面を作る事を意識しましょう。
ロストバレットとの差別化
ロストの基本的な動きをお伝えした所で同じギミックを持つロストバレットとの差別化についてですが、私としては、ギラティナVのアビスシークによる技でロストを貯める手段の確保、ギラティナVSTARのロストインパクトによる対VSTARへの280打点と、スターレクイエムによる高耐久への解答が大きな差別化点だと思われます。
そしてかがやくゲッコウガを主体としてVポケモンを採用するデッキに対しては弱点を突かずとも高打点を出せるので対応できるデッキの範囲が広いという差別化点があり、かがやくリザードンを主体としたデッキに対しては豊富なアタッカーから中盤での動きに柔軟性があるという差別化点があります。
要するに苦手デッキが少ないというのがギラティナの強みですね。
デッキレシピと採用カードについて
ここからはトリプレットビート環境におけるギラティナの構築と採用カードの枚数とどう扱うか、また盤面毎の優先度等についての解説を行おうと思います。
以上のカードがトリプレットビート環境で私が使っているデッキになります。基本的にSV環境のS3シティリーグで使用したデッキから多少変化を加えた形になっております。
ポケモン
ギラティナV・VSTAR 3-3
優先して確保したい盤面・枚数 序盤~終盤・2-2
このデッキの主役兼メインアタッカーです。
基本的に展開する際は2体同時に展開すると、ギラティナを次のターン必ずと言っていい程使えるので安全です。
ロストインパクトをどこのタイミングで打つかが非常に難しい課題であり、エネルギーを2枚ロストしてしまうので相手の干渉によって技が打てないという盤面を作らないように意識しましょう。
現在の環境では主に対ルギアVSTAR、ミュウVMAX、ギラティナVSTAR、アルセウスVSTAR、サーナイトex、連撃ウーラオスVMAXを主体としたデッキタイプが相手の際に高頻度で使用します。
キュワワー 4
優先して確保したい盤面・枚数 序盤・2~3
このデッキのメインエンジンであり、スタートした際に最も嬉しいポケモンです。
基本的にロストが10枚未満の際は毎ターンはなえらびを使ってロストを貯める事を意識しましょう。
目標とするロストの到達枚数によって展開するキュワワーの数を変える事を意識するのがオススメです。
ウッウ 2
優先して確保したい盤面・枚数 序盤・1
このデッキのサブアタッカーです。
後攻1ターン目にロストを4枚貯める事ができた場合、おとぼけスピットを打ちたいので無理のない採用枚数かつ、ロストミラーの場合2枚目を使う可能性があるので2枚の採用です。
現在の環境では主に対ギラティナVSTAR、サーナイトex、ロスト等の非ルールを主体としたデッキタイプが相手の際に高頻度で使用します。
ヤミラミ 2
優先して確保したい盤面・枚数 終盤・1
このデッキのサブアタッカーです。
ダメカンを12個ばら撒く事ができるので、序盤に削っておいたポケモンを倒したり、相手のベンチの非ルールポケモンを効率良く倒す事が出来ます。
ボスの指令を使わずベンチのポケモンにダメカンを乗せる事ができるので後半の詰めに使用したり、序盤に削っておいたポケモンを刈り取る役割を果たしてくれます。
現在の環境では主に対ギラティナVSTAR、サーナイトex、ロスト等の非ルールを主体としたデッキタイプが相手の際に高頻度で使用します。
カビゴン 1
優先して確保したい盤面・枚数 中盤・1
このデッキのサブアタッカーです。
特性によって相手の特性の効果を受けず、無色3エネで180点を出す事ができるので、ギラティナVSTARの280、ウッウの110、ヤミラミの120のダメージラインの中間なので都合がよいです。
またこのカビゴンを入れているかどうかでHP130以上のポケモンを非ルールで倒す事ができるのでわざわざギラティナVで倒す必要が無くなります。
しかしその技の性能上技を打った後にはねむり状態になってしまうので入れ替え系カードを確保せずにどっすんグースカを打つのは非常にリスクが高いので良く考えて打ちましょう。
現在の環境では主に対ギラティナVSTAR、サーナイトex、ロスト等の非ルールを主体としたデッキタイプが相手の際に高頻度で使用します。
マナフィ 1
優先して確保したい盤面・枚数 中盤・1
特性なみのヴェールでベンチのポケモンを守る役割です。
キュワワーでデッキを回す特性上ベンチに低HPのポケモンが並ぶので無くてはならないカードです。
正直な所対かがやくゲッコウガ専用みたいな所があります。理由として環境にいる役割対象が先述したかがやくゲッコウガ入りのロスト系統デッキと連撃インテレオン・ウーラオスデッキなのですが、連撃系デッキに関してはマナフィのHP70がチャーレムのヨガループの起点になってしまうので出さないという場合の方が多いです。
ですがこのロスト系統との戦いにおいてかがやくゲッコウガ、つまりHP130の非ルールにサイドを2枚取られるという事は、こちらがゲッコウガを倒さざる負えず、サイドを1-2を交換するというターンを作ってしまうので非常に重要なポケモンとなります。
かがやくゲッコウガ 1
優先して確保したい盤面・枚数 序盤~終盤・1
このデッキのサブアタッカー兼ドローソースです。
特性でエネルギーをトラッシュする事で2枚カードを引く事ができるので序盤から積極的に展開し、リソースを確保していきましょう。
アタッカーとしてはベンチのポケモン2体に90点ずつダメージを与える事が出来るので非常に優秀です。
しかし技を打つ為のエネルギー配分が水水無かつデッキに採用される水エネルギーは基本的に3~4枚なので山札の水エネルギーの有無をしっかりと確認し、かがやくゲッコウガを必ず使いたいと考えるような盤面であれば、手札に1枚は水エネルギーを確保する様に動くと、ミラージュゲートを節約できるのでオススメです。
ドラピオンV 1
優先して確保したい盤面・枚数 特定のデッキタイプ・1
ミュウVMAXへのメタカードとなります。
基本的にミュウVMAXを倒す際に使いたいカードですが、ミュウ側はVMAXポケモンを盤面に残さないようにミュウVの技をサイコジャンプを使い、キュワワーを倒しに来るので、サイドを1枚取られたタイピングでギラティナを展開しつつ、ドラピオンでサイド2枚を取り始めるのが理想です。
メタカードですので、サーナイトやミュウツーV-union等の超タイプのポケモンにも有効ですがエネルギーが4個必要なので注意しましょう。
トレーナーズ
ネストボール 3
優先して確保したい盤面 序盤~中盤
ベンチにポケモンを展開できる優秀なカードです。
基本的に1ターン目はバトルvipパスから使用し、それでもベンチに並べたいポケモンがいる際に使用しましょう。
自分の使用順はバトルvipパス→アクロマの実験→はなえらび→ネストボールです。
バトルvipパス 4
優先して確保したい盤面 序盤
ベンチにポケモンを2体展開できる優秀なカードです。
基本的に真っ先に使用してベンチを展開していきます。
あなぬけのひも 2
優先して確保したい盤面 序盤~終盤
ポケモンを入れ替えつつ相手のバトル場にいてほしくないポケモンを裏に流す事のできるカードです。
基本的にはなえらびを使用する為のカードであり、不意のクレッフィやエンペルトVに対する回答にもなりますが、今の環境ではそれ程多くはなく、バトル場のポケモンを倒したいがこちらのポケモンは入れ替えたいという際に引いては使えないので2枚の採用に抑えています。
入れ替えカート 3
優先して確保したい盤面 序盤~終盤
種ポケモンに限定されますがポケモンを入れ替えつつHPを30回復する事のできるカードです。
あなぬけのひも同様、キュワワーのはなえらびを使用する為に使っていきます。基本的にHP30の回復が重要なのはロスト系統と連撃系統のデッキなど、ポケモンにダメカンを乗せてくる相手になるので、先して確保しましょう。
ミラージュゲート 4
優先して確保したい盤面 中盤~終盤
ロストを7枚以上貯めておくと使え、山札から2枚のエネルギーを加速する事ができます。
基本的に3枚は使いたいので、ロストするのはできる限り1枚までにしましょう。
そして異なるタイプのエネルギーを1枚ずつで2枚のエネルギーを付ける事ができるので、山札のエネルギー配分をしっかりと確認しながら動きましょう。
エネルギーリサイクル 2
優先して確保したい盤面 中盤~終盤
山札にトラッシュのエネルギーを5枚返す事のできるカードです。
基本的に1枚使えれば良いカードですが、サーチする手段がなく、序盤に山札からエネルギーを引きすぎた場合、ミラージュゲートでエネルギーを付ける事ができなくなってしまうので、山札のエネルギー配分と相談しながら使いましょう。
ポケギア3.0 1
優先して確保したい盤面 序盤~終盤
序盤にアクロマの実験にアクセスする為に主に使っていきます。
アクロマの実験 4
優先して確保したい盤面 序盤~中盤
ロストを貯めつつドローできる説明不要のカードです。
序盤にアクロマの実験を引けていない際には何よりも優先して確保しましょう。
終盤においてはアクロマの実験よりもツツジやボスの指令を使いたい場面が多いので、2~3枚使う想定で動きましょう。
ボスの指令 2
優先して確保したい盤面 中盤~終盤
ベンチにいる相手のポケモンを呼び出す事のできるカードです。
基本的に1枚使えれば良いと考えて動くと良いと思います。
ツツジ 2
優先して確保したい盤面 中盤〜終盤
相手の手札に干渉できるカードです。
相手のサイドが残り3枚以下になった際に優先して使っていきたいカードであり、相手に使われて1番嫌なカードでもあります。
基本的このカードを使われるかどうかに重点を置いて盤面を構築すると良いと思いますし、1枚は使いたいカードですね。
シンオウ神殿 2
優先して確保したい盤面 中盤~終盤
相手の特殊エネルギーの効果を消すメタカードになります。
基本的に不利対面であるルギアVSTARデッキやVガードエネルギで耐久しようと試みるデッキタイプに対し使用します。
一番の役割対象であるルギアデッキに対しては、ツツジと合わせて使っていく事が効果的です。
エネルギー
基本草エネルギー 3
基本超エネルギー 4
基本水エネルギー 3
対象のタイプのエネルギーを要求するポケモンが超のみ2体いるので少し多めの採用です。
本当はそれぞれ4枚ずつ採用したいですが枠の関係で抑えめに採用しています。
ジェットエネルギー 3
優先して確保したい盤面 序盤~終盤
ベンチに付ける事でポケモン入れ替えの効果を発揮するカードです。キュワワーのはなえらびを使用する為に序盤から積極的に使っていきましょう。
デッキに採用されているスタジアムのシンオウ神殿とは相性が悪いの注意が必要です。
不採用カード
ネオラントV
特性でサポートをサーチできる優秀なカードではありますが、ハイパーボールでしか持ってくる事ができず、ベンチ枠を埋めてしまうので不採用。
ルチャブル
ロストマインを通す際に、合わせてHP70ラインのポケモンまで取れるようになる優秀なカードですが、ネオラントVと同じ様にネストボール、バトルvipパスからでは特性を使えず、ベンチを埋めてしまうので不採用。
ハイパーボール
ギラティナVSTARを持ってくる事ができますが、手札2枚をトラッシュするコストが非常に重いので不採用。
ヒスイのヘビーボール
サイドにいってしまった種ポケモンを回収できる優秀なカードですが、このカード自体はサーチできず、使えない事も多かったので他のカードを採用したいと考えて不採用。
ロストスイーパー
スタジアムを1種類しかデッキに採用しない場合、任意でスタジアムを張り替えられないの非常に入れたいカードであり、ロストを貯められる利点もありますが泣く泣く不採用。
森の封印石
s3シティリーグ優勝時は採用していましたが、今の環境的にスターレクイエムを使いたい対面が多く、ロストスイーパーも不採用なので入れませんでした。
クララ・キバナ
2枚共後半に使いたいサポートであり、序盤に引くと腐ってしまい、プレイング次第では必要ないと考えたので不採用。
総括
いかがでしたでしょうか
自分としてはギラティナが好きでこれからも使っていきたいと考えており、s3のシティリーグで勝てたのもギラティナのおかげだと考えているので、今回の記事で少しでもギラティナを好きになっていただければ幸いです。
もし質問や要望等がありましたらオロヨシ(@00sora_sora00)の方のTwitterまでお願いします。
それではここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
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