就活でうまくいかないからインターンをはじめた話

いつかは書かないといけないと思っていたことをまとめる。

わたしがインターンをはじめたのは、まごうことなく就活がうまくいかなかったからだ。

そもそも就活のシステムに対して反発?反感を覚えていたし、サマーインターンなどは3年の夏からゆるく参加していたけれど本腰を入れていたわけではないし、なんとなく「なんとかなる」と思っていたからだ。
自分は自分の能力でも「なんとかなる」ものだと就活を見下していた。

でも蓋を開けてみたら全然うまくいかない。面白いくらいに面接に通らない。
と言っても、うけたところは10か20くらい…?
興味がないところもとりあえず受けてみるのスタンスで、用意もロクにしていなかったから、受からなくて当然なんだけれど、その「なんとかならなさ」にうちのめされて、すっかり疲れてきってしまった。

どこにも所属できない、という不安感。なにものにもなることのできない自分の存在が許せなくて、ムカついた。

自分を守るために、悪いのは就活だ。画一化されたシステムで人を測ることはできないんだから。
そんな風潮に乗っかって、真剣になりきれなかったのは、完全に私のおごりで、よくないことだったと今思えば、気づかされるけど、その時は全然理解しておらず、向き合うことから逃げていた。
どうやってやろうか。多分正当な方法ではもううまくいく気がしない。

そう考えた時にまずやってみたことは、普通の一般的から少しだけ外れた就活のサイトに手を出してみる、そんな小さいことで(別にさほど特殊でもない)。
そのサイトで「新卒就活」ではなく「インターン」に間違って応募し、即連絡が返ってきて、あれよあれよという間に面接が決まった。

こんなふうに、スルスルと物事が運ぶことに少し恐怖感を抱きながらも、その当日桜の咲ききったころの渋谷に向かったことを覚えている。

面接は「なんできたの?」「なんでやるの?」に対して電車の中で考えた付け焼き刃の回答をお渡しする。ふぅん。返ってくる緩い返答。
そのうち就活に行き詰まっている、苦しい、どうすればいいか分からない、自分がいま抱えていることについて話をした。

ここには本当は新卒就活出来たら嬉しいけど、求められているのはインターンで、そもそもミスマッチ。
「ただまあ…君放って置いたら死んでしまいそうだから、うちで働いてみなよ。捨てられた猫みたいな顔してるし」…。
なるほど。就活に時間を使わないといけないはずの私が、4月の半ばにインターンをはじめた理由がこれ。

何がどう転ぶかなんて、よくわかんないよなと、その当時を思い返して、ちょっとウケる。
そんな感じ。多分続きをかいたりするかも。
またね!

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