就活の話(していない)

昔から理解できるものは、面白くない気がしていた。よくわからないことやものを理解していく過程がすきだった。
だったというか今もすき。だからこそよくわからない人間でありたい、という願望が根底にあり続ける。

その一方で理解されたいとも凄く、凄く思うことがある、多分それも嘘じゃないはずだ。この2つは自分の中で打ち消し合うことなく、変わらない欲として存在している。

ついぞ最近、社会人になった。半年遅れ。
多少立場と名前が変わったくらいの変化しかないといえば、ないんだけれど、でも社会人になった。就職活動がうまくいかず、面接に通らず、というかその前段階のなりたいものすら、疑問を持ち続けていた四年生の春。

就活なんて糞食らえだ、学歴フィルターだ、こんな時期にやることが決まってるわけない、って言い訳して、うまくいかない自分自身を正当化していた。
闇雲な行動をして、メンタルを無意味に傷つけて、当たり前に精神は暗黒落ちして、自己存在を否定し続ける日々。漠然とした「すごい大人」に憧れ続け、そのギャップに苦しむ。

いやー今考えても自傷行為だよね、だってちゃんと向き合えてないのに、一丁前に傷ついている。うまくいくはずがない。
だってそもそもやりたいこと、わかってないんだもの。いや、わかっていないというか、大人に、社会人になることに折り合いがついていなかったのかもしれないな、と今は思う。

やりたいことを見つける、なんてのは大義名分でしかない。就活のタイミングでそれが見つかったら恩の字で、就職してからも、それがズレているから人々は転職する。

大学生活遊び呆けていたのだから、尚更ね。正真正銘の博打だ。就活なんて。
覚悟決めるか否かでしかない。そういう意味で受験とさほど変わらない。
やらなきゃいけないことは体系的にきまっている。

迷走に迷走を重ねた結果なぜかインターンをはじめたのだけれど。面接に行ったら受かったので、流れで。ライターとして向かった先でデザイナーになり、あれよあれよという間にそんな感じになった。

でもそのおかげで半年遅れではあれど、やりたい仕事を見つけて、正社員として勤めることができているから、人生は何が起こるか予測不可能だ。

オチとか色々雑なんだけど、オフィスに着くからこの辺で。続きを書きます。いつか。
じゃあまたね。

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