見出し画像

「一周まわって さてどうするか」 地域活性


静岡県で1番人口が少ない町「松崎町」の深澤町長が伊豆未来デザインラボ(静大・静鉄・スルガ銀行)にて「松崎町の課題と未来」というテーマで先日の金曜午後 ご講演いただきました(場所は伊豆市サテライトオフィス 狩野Base 青羽根)

深澤町長は職員から町長になられた方で、実はNPOサプライズの年度始めの交流会にも参加頂いたり、地域の若手が流しそうめんやると言って 人を集めたのに「お湯をどうやって用意すればいいですかね」と言われ 深澤さんと一緒に火を焚いてお湯を一生懸命沸かして そうめん茹でたりした思い出があります。 そんな深澤さんが町長になられ 今までとはまた少し違った角度からお話をお聞きしていました。

ご講演前に「地域活性」「地方創生」という言葉は 一周回って一体どんなカタチで地域に残っているのか さてここから どうするか どうするのかと 少しだけ2人でお話をさせて頂きました。

人口は間違いなく減るし 人口が減ることでのデメリット そのことで起きる地域交通の難しさや教育 地域の産業 などなど 多くの課題が山積。

地域1人=観光客75人 と先日もお話をしましたが それだけ定住する方の力が強いということ。しかしながら伊豆には観光という武器があるから 75人のお客様に来て頂けるよう更に工夫をするなどの手法があります(自分自身にはいくつかのアイデアがあるけど、実施する位置にいないので 保留) 

そんな中 この日は午前中に企業の皆さんと伊豆未来デザインラボとして「情報交換会」が行われ(NTT西日本 静岡ガス 株式会社Earth 沼津信用金庫 スルガ銀行 静鉄アドパートナーズ DOCOMOビジネスソリューションズ 静岡大学 静岡鉄道が出席 他にもJTBや静岡新聞社が参加) 
 

その企業のみなさんにも深澤町長から「ぜひ松崎で色々チャレンジしてみてほしいです」というオファーがありました(こういうトップからのオファーは本当に効果があると思います)

企業としての視点

「社会課題の解決にビジネスの力を生かす」 これはどこの企業でも目指しているテーマですが CSRやCSVだけでは 企業の負担が大きすぎて長続きしないと 深澤町長もおっしゃっていらっしゃいましたが 本当にその通りだと思います。 

企業が地域に出て何かをするという事には実は相当な負荷が掛かるケースがあります。そこを地域側も理解したり行政側も把握しないと 長くは続かないという事です。 

お互い「目先の利益」だけで動いていくと さらにハンドリングが難しくなるだけなので(ここはまた書きたいなと) 長く続く 地域との関わりが必要となってきています。 実際この数十年 沸いては消えて 沸いては消えてが多く 結果「何か残った事例が少ない」というのが実際のところ。地方の行政は 本当にここ考えないと中央で作った予算を配分されて 中央に払って終わるだけになる 知恵の人もお金も残らない

自分自身もいろいろ関わってきましたが、仕事でも活動でも「これいつまで続くの?」というのがひとつの軸にもなっています。 活性化というよりは 衰退の速度を落とすのが いまは正しい表現なのかもしれないですね。

伊豆市に住んでいて 伊豆に住んでいて思うことは 本当にすごい環境資源がここにはあること 海は本当に綺麗だしご飯も美味しい 山の

幸も新緑もうなってしまうほどの綺麗さ。

 お客様の8割は関東圏から来られているということもメリットのひとつだし。伊豆半島内には色々な成功事例があるということ。 伊豆が今後どうやっていくのか 壮大なテーマですが 増えるよりも「維持する」もしくは「スピードを緩める」が課題になっていると思います。

そんな お話を松崎深澤町長とさせて頂きました。 そういえば数年前のゴールデンウィーク?に松崎の港行って 深澤さんたちが ちょっとぽっちゃりなアイドル達を応援したのを昨日思い出しました。

深澤町長 本当にありがとうございました。 引き続きどうぞよろしくお願い致します

ちなみに この伊豆未来デザインラボは「予算0円」で 幹事は静岡大学 静岡鉄道 スルガ銀行で行っています。 スタートは2021年8月から もうすぐ2年経ちますね。 ご参加いただいている企業も全て自己負担でお越しいただき 多くの情報交換を重ね その結果 感度が高い企業同士で 多くの事業連携がこの場から起きています。 まずは「知らない」と 何も起きないですからね。 伊豆市もどーするのか 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?