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自作小説をオーディオブック化する計画

音声読み上げツールを使って、自作小説のオーディオブック化を試みています。
まずは短編読み切り作『両片想いの神の本』をVOICEVOXで音声データにしてみました。

noteでは無料公開にしていますし、mp3データのダウンロードも可能なのでよろしければ聞いていただけると幸いです。
BOOTHでも無料配布してますので、使いやすい方からどうぞ。

BOOTHではmp3のほかにm4a形式でもダウンロードできます。

【追記】
『はなり亭で会いましょう』も1話分、音声化できたので投稿しています!

こちらはおよそ1万字の小説なので、音声データも30分を超えています……
作業中のお耳のお供にもどうぞ。

読み上げ速度とか間の取り方とか、聞きやすさについてご意見いただけると嬉しいです。


オーディオブックなら文字が読めないときでも楽しんでもらえると思って…

文学フリマなどに参加して、自分の書いた小説本を頒布しているのですが、小説読むのって案外大変ですよね。
好みの作品を選んで購入していても、まとまった時間が取れないと読み始められなくて積ん読がたまる、そんなこともあると思います。

そんなとき、文字を目で追って読むのではなく、音声データを聞く形式であれば、楽しめるシーンが広がるのではないかと思いました。
家事をしているときのラジオ代わりだったり、トレーニング時のBGMだったり……あるいはお休み前の読み聞かせ代わり(?)にもなるかもしれません。

また、目が不自由で本を読むのが難しい方にも、オーディオブックでなら自分の書いた作品に触れてもらえるかもしれない。日本語のヒアリング・スピーキングはある程度できるけれど、リーディングは難しい(特に漢字が複数の読み方・意味を持っているので母国語でない方にはハードルが高い)という方も、オーディオブックでなら楽しんでくれるかもしれない……。

機会が広がれば良いなと思ったので、挑戦してみることにしました。

動画化できれば理想的だけど工数が増えるので…

動きのある絵やBGM、エフェクトを入れた動画を作れれば、音声データの配布よりも動画投稿サイトで発表できて、露出が上ると思います。
できればそうしたいところではあるんですが……読み上げ音声を作るだけじゃなく、必要な絵やBGMを用意しなければならず、作成の工数が跳ね上がります……。

そんなわけで、まずはシンプルに音声だけのデータを作って公開・配布して、反応を見ている段階です。

将来的には音声データも有償頒布したい…

今は試験制作・公開という感じなので、無料にしていますが……例えば読酌文庫が出している小説の看板作『はなり亭で会いましょう』を全編音声データ化するのであれば、有償頒布したいです。
単純に、作業に時間がかかりますし、それなりのボリュームになるし、紙の本も電書版も有償なのに読み上げ音声版だけ無償ってのもバランスが悪いし……。

どういう販売方式が良いか、価格設定はどれくらいが適当かは悩みどころですが、いずれは有償頒布できればと考えています。

VOICEVOXいじるの楽しいな♪

もともとは、昨年『はなり亭で会いましょう』の4巻をリリースする際、販促活動の一つとして紹介音声を作りたくなってVOICEVOXを使いだしました。

「中品質」と謳われていますが、操作は難しくなかったですし、細かく手を加えなくても「まぁまぁ良い感じ」に読み上げてくれるので、読み上げ音声を作ってみたいならおすすめのソフトウェアです。
何より無料ってのもありがたいですしね!

読み間違い箇所がないかチェックして、アクセントや速度を調整して、少しずつ自分の小説を読み上げデータにできていく過程は楽しいです。

また、本家VOICEVOXには各声にキャラクターが付いていますが、キャラクターのない読み上げソフトウェアとして、VOICEVOX Nemoもリリースされています。

自分で朗読するのはちょっと恥ずかしくてな…

音声データを作るにあたり、自分で朗読するって方法もあったんですけど……ちょっと恥ずぃ///

それに、きちんと聞かせる用に読み上げるには、発生や話し方も練習しないとですし、収録環境も多少整えた方がいいでしょう。

そういう手間も考えると、ソフトウェアに読み上げてもらった方が楽でしたね……

同じようなことを考えてる方、いませんか?

私と同じように自分の作品を読み上げデータにして、もっといろんな人に触れてもらう機会を作りたい人っていませんか?
自分で作るところまでは手が回らないけれど、作品の形式も音声データにできたらいいかもしれないと思う方も。
いらっしゃったら、ぜひ、情報交換したいです。

あるいは、小説の読み上げデータ版があれば助かるって方もいらっしゃるなら、ご意見を伺いたいです。
需要があると分かれば、もっと積極的にオーディオブック化を進めていける気がしています。

果てしない自由の代償として、全て自己責任となる道を選んだ、哀れな化け狸。人里の暮らしは性に合わなかったのだ…。