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とつげき隣のヒトハコさんについて

「とつげき隣のヒトハコさん」というインタビュー企画をスタートさせます。以前から温めていた企画なのですが、やっとこさ本腰を入れて動き始めました。

このnoteは企画の概要説明となっております。

とつげき隣のヒトハコさんとは

読酌文庫の中の人が、一箱古本市や貸し棚出店を通して知り合った、楽しい一箱活動をされている方を紹介し、インタビューする企画です。

一箱古本市とは

おおむね、みかん箱程度の大きさの箱に、出店者が売りたい本を詰めて販売する、本に特化したフリーマーケットイベントと思っていただくと良いと思います。

一箱に入る量を販売するので「一箱」古本市ということです。

不忍池ブックストリートの企画がルーツとなっており、今や全国各地で同様のイベントが開催されています。

会場は公園や広場であったり、商店街の軒下をお借りしたり、屋内である場合も。

「一箱に入る量を」となっていますが、イベントによってはそのあたりの定義にブレがある場合も。イベント側で共通の箱を配って、それを使うようにとするケースもあれば、「一箱」としているものの大型の箱物を持ち込んでも容認されるケースもあります。このあたりはイベントの方針や主催者さんの考え次第ですので、出店時はそのイベントのルールに従いましょう。

また、「古本市」なので基本的に中古本の販売となるのですが、自身の著作を販売される方や、古本以外の雑貨・グッズを販売される方もあります。ただし、販売できるものについてのルールも、イベント・主催ごとに異なるので注意しましょう。

貸し棚とは

ここでいう「貸し棚」とは、所定の出店料を支払って棚の一角をお借りし、自身の売りたい本などを置かせてもらう、委託販売ができるスペースを指しています。

月極の料金を払えば、ひと箱分あるいは棚の一段分に、本やグッズなどを置いて販売できるというもの。シェア型書店になっていて、出店者が交代でお店番するタイプのところもあれば、完全委託形式もあるし、本屋として構える以外にもカフェや雑貨屋の一部を使っているケースもあると思います。

最近、こういった形で誰でも気軽に本屋さんになれる場所というのが増えているんじゃないでしょうか?

ヒトハコさんの定義

本企画で取り上げる「ヒトハコさん」については、以下のように考えています。

  • 一箱古本市または貸し棚に出店経験のある方

  • 本に対する何らかの想い、情熱を持っている方

これらにあてはまる方であれば、出店歴や販売量、知名度を問わず「ヒトハコさん」として取材対象にしたいと思います。

ただ、まだはじまったばかりの企画ですので、最初のうちは読酌文庫と面識のあるヒトハコさんから取材していきます。企画がある程度成熟してきたら、取材希望者に立候補いただいて、お話を聞きに行くのも考えたいですね。

企画を通して伝えたいこと

本を売ったり、それに付随した活動をしたり、といったことは、その気があれば気軽にできて、楽しいものであると伝えたいと考えています。

また、ユニークな独自の活動をされている方はその様子をお伝えしていきたいなと。もしかしたら、意外な広がりを見せて、思いも寄らない化学反応が起きるかも知れない……。何も起きないかも知れないけれど。

果てしない自由の代償として、全て自己責任となる道を選んだ、哀れな化け狸。人里の暮らしは性に合わなかったのだ…。