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猫が糖尿病になった話 ~ 初めてのインシュリン その2

*「猫が糖尿病になった話」はうちの猫が糖尿病になったことをまとめて書いています。「うちの場合はこんな感じですよ」と、同病の猫ちゃんと暮らしている方の参考になればと思っていますが、猫ちゃんの具合が悪い、という場合にはこちらを読んで対処するのではなく、必ず動物病院や獣医師さんに相談して下さい。


病院が休診日だったため、1日うちで看病して、翌6日は改めて診察を受ける、ということは先生との約束でした。
ただ、うちで面倒をみるなかで、やっぱり食べさせられないとか、食べさせても吐いてしまうとか、あと食べれていても数値が改善されていなければ入院も考えて下さい、と前回の診察のときに念を押されていたのです。

で、6日の朝方、3時ごろにゲッゲッと吐く音が聞こえて、「まずい!」と飛び起きたけど、吐いたのは福ではなく、後輩猫の七緒さんでした。

後輩猫の七緒さん

七緒さんは福のことが大好きなこで、福が体調を崩してから七緒さんも落ち着かない様子でご飯を残したりしてましたが、機嫌を取るためにあげた猫草で吐いたようで、福の様子を確認してからはもうひと眠り。
とは言え、5時半ごろには起きて、福にぷるリッチを出してみたけどやっぱり食べず。この日も強制給餌となりました。
1時間半から2時間おきにちゅーるやモンプチのテリーヌなどを、ちょっとずつ食べさせるわけですが、福は自分から水も飲まない状態だったので、水分補給用のちゅーるぷるリッチは本当に心強かったです。

この日の病院は午後に伺いました。
土日も診療して下さるありがたい病院なのですが、土日の朝というか午前中はものすごい混雑で、天気が良い日はワンちゃんも多く、緊急でなければ午後イチがいちばんスムーズ。
出かける前におしっこして欲しいなあ、と出発時間のギリギリまで見守っていましたが、福は自分からはトイレに行かず。
摂れている水分が少ないから当然ではあるんですが、とは言え、病院まで車で片道40分、ケースにペットシーツを敷いていっても福の体が汚れちゃったらかわいそうだし...と、ケースに入れる前に、トイレに福を置いてみたら、すぐにおしっこをしてくれました。
ペットシーツを見てみると、やっぱり量は少なくて、茶色いと言ってよいくらいの濃い色でした。(うちはシステムトイレ)

病院では午後の1番めで受付。
先に採血して結果待ちのため診察まで小1時間ほど待ちましたが、ケースの中に手を入れて福を撫でていたら、「うちも黒猫なんです」というお姉さんに声をかけられました。
お姉さんが連れてきていたのは、毛の長い7か月の男の子で、今日はワクチンだったそう。
福も撫でられたけど、私も撫でさせてもらいました。フカフカでした。福も七緒さんも、こんなちっちゃかった頃があったなあ、とちょっと感慨深かったです。

で、血液検査の結果。
GLU(血糖値)は前回428だったのが179。インシュリンの効果がばっちり出てる。
肝機能のALTは前回238が149まで下がったけど、T-Bil(総ビリルビン)は0.8から0.7、ともうひと頑張りな感じ。
あと、カリウム値が正常値3.4~4.6のところ3.0(前回3.5)と下がってしまっていました。
食べさせられているのであれば自宅療養でがんばりましょうか、ということになり、昨日の様子で気になったことを先生に相談。

まずインシュリンを注射したあと効いてくるまでの時間。
打ったすぐあとは気にするようにしていても、どのくらい様子をみてればいいんだろう?と。
効いてくるのは注射のあと2~3時間後だそうで、前日の朝、注射のあとしばらく経ってから、いつもの場所に隠れた時間と一致するのでびっくり。
多分、福は急に血糖値が下がって、自分に何が起こってるかわからず不安になって隠れたんだろう。
言われてみれば、身体を拭いているときの足先がひんやりしていたような気がする。

次に昨日の福の様子。
熟睡している時間がずいぶん長かったんだけど、これはこんなものなのかしらと伺ったら、それはたぶん低血糖でだるかったんだと思う、というお話でインシュリンの量を減らすことになりました。
出して頂いたのは1回2単位だけど、1回1単位にして様子をみることに。
あと寝ているときのいびきというか寝息が荒いのは、続くようなら動画を撮って次回みましょう、ということになりました。

それから、食べさせるものについて。
糖質コントロールのフードもあるけど、今はとにかくカロリー重視で、食べれるものを食べさせる方向でOK。ちゅーるはできれば総合栄養食のもの。糖質についてはインシュリンでコントロールすればよいけど、糖質コントロールのフードにしても食べないと命にかかわるので、無理にフードは変えないこと。

最後におしっこについては、今となっては量も回数も気にしなくても大丈夫、色が濃いのは水が飲めていないのであれば仕方のないこと、ということで、この日の診察は終了。
単位を調整してもらったインシュリンとカリウム補給のお薬、あと自分でご飯を食べるように、と食欲増進剤を出してもらって、次回は、病院がお盆休みに入る前、8月8日に採血して数値をみることになりました。

帰ってからもフードは自分で食べず、薬を混ぜたフードを強制給餌。
でも、七緒さんが食べている猫草を2本ほど差し出したら、自分から食べたのでびっくり。
早く食欲が戻ると良いなあ。

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