[ PJCS2021予選 最終50位 ] カメザシアン
はじめに
さとちん(@kisseasura468)です。今回、ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021予選にて僕が使用した構築を紹介します。
成績
レンタルチーム
(もうレンタル消してしまいました)
コンセプト
カメックスとボルトロスで荒らし、ザシアンとウーラオスで一掃する。
構築経緯
このルールが始まった当初、「カメックスはパワー不足、環境の刺さりも悪くてカイオーガ対策のついでに倒されるな」とか思って使っていませんでした。しかし、3月のてるチャレにてカメックスを使っていた人をみかけ、「まだやれるんじゃないか、もう一度使ってみよう」と思ったのがきっかけで、カメ構築を握ることにしました。とりあえず自分がバトルレジェンドのときに使った構築を今の環境に合わせて少しアレンジして使ってみることに。(バトルレジェンドのときに使用した構築はリバティノートさんに記事を寄稿しています）
そのときの並びがこちら。
カイオーガが重かったので物理ボルトロスを入れていました。しかしダイマックスしないときの使い勝手が思ったより悪く、選出の幅を狭めていたことや、ボルトザシアンというメジャーな並びのために相手の対策が厚かったことなどからなかなか勝てず。そこで、シリーズ7の全国ダブルルールで散々自分が使っていたかいでんぱ持ちのいたずらごころボルトロスに変更したところ、驚くほど勝てるようになりました。しばらくはこれでランクに潜っていたのですが、対晴れパとしてラムのみを持たせて採用していたリザードンに疑問を感じました。グラードンやランドロス、相手のリザードンまでもから岩技がとんできて安定しない点、構築全体として電気の一貫がすごい点がまずいと思ったので、リザードンを変更することに。フシギバナに打点があり、かつ晴れパ系統の構築によく入っているグラードンやランドロスに倒されにくく、電気の一貫が切れるランドロスを採用し、大会に持ち込んだ並びが完成しました。
個体紹介
ザシアン
特性：ふとうのけん 持ち物：くちたけん 性格：ようき
実数値(努力値)：178(84)-212(172)-135()-*-135()-220(252)
技：きょじゅうざん/せいなるつるぎ/ワイルドボルト/まもる
配分意図
H：あまり A：H156振りフシギバナを+1きょじゅうざんで93.7%で1発 S：最速
火力
+1きょじゅうざんがH252振りグラードンに対して54.1%~64.2%
この構築では、相手のザシアンをこっちのザシアンで倒さないといけないという状況がよく起こるため最速は譲れませんでした。それに加え、僕自身が耐久にまったく割いていないザシアンを全然信用できなかったので、このような中途半端なザシアンになってしまいました。
予選ではカイオーガが増えると予想したため、ワイルドボルトを仕込みました。そこまで撃ちませんでしたが、立ち回りに少しばかり余裕が生まれたので採用して正解でした。
カメックス
特性：げきりゅう 持ち物：いのちのたま 性格：ひかえめ
実数値(努力値)：169(116)-*-121(4)-150(252)-126(4)-115(132)
技：しおふき/れいとうビーム/ねっとう/あくび
配分意図
H：10n-1 B：あまり C：特化 D：あまり S：この辺は激戦区なので少しでも上を取れるように
ダイマックスしていなくてもランドロスなどと戦えるよう、氷技にれいとうビーム、起点回避や詰めに使えるあくびを採用しました。あくびで拾えた試合がいくつかあったので採用して正解でした。
ピッピ
特性：フレンドガード 持ち物：しんかのきせき 性格：なまいき
実数値(努力値)：175(236)-*-95(212)-80()-102(60)-36()
技：まもる/このゆびとまれ/てだすけ/マジカルシャイン
配分意図
臆病黒バドレックスのいのちのたまダイホロウ(140)を確定耐え
バトルレジェンドのときとは違って基本選出から外れましたが、ボルトロスが出しづらいバドレックス構築に対してピッピを絡めて戦えていたので続投。
マジシャは挑発されたときや相手のタスキを削りたいとき、ミミッキュの皮をはがすときなどに重宝しました。
調整はサークルの友達のシャングリラが使っていたのをまるまるパクりました。
ウーラオス
特性：ふかしのこぶし 持ち物：きあいのタスキ 性格：ようき
実数値(努力値)：175()-182(252)-121(4)-*-80()-163(252)
技：あんこくきょうだ/ふいうち/インファイト/みきり
配分意図
特になし
スイーパーとしてやはり優秀なポケモン。あまりに使い勝手がよく、代わりを見つけようにもなかなかいません。
削れたザシアン、ディアルガ、ラプラスなどにとどめをさしてもらうため、インファイトはそれなりに撃ちました。
まれにカメもランドも刺さっていないときにダイマックスするときがあり、その場合ダイアークの恩恵はあまりないのでキョダイマックス個体にしました。
タスキをたてに強引に受け出しすることもありました。
ランドロス
特性：いかく 持ち物：ラムのみ 性格：ようき
実数値(努力値)：165(4)-197(252)-110()-*-100()-157(252)
技：じしん/いわなだれ/そらをとぶ/まもる
配分意図
特になし
火力
H156振りダイマックスフシギバナにダイジェットが80.5%~94.8%
対晴れパを担ってもらうポケモン。ラムのみがやはり偉かったです。カイオーガ構築に出すこともそこそこあったので最速。
ボルトロス
特性：いたずらごころ 持ち物：オボンのみ 性格：おだやか
実数値(努力値)：185(244)-*-100(76)-146(4)-135(180)-132(4)
技：10まんボルト/かいでんぱ/こわいかお/ちょうはつ
配分意図
陽気ザシアンの+1きょじゅうざんでオボン圏内に確定で入り、オボン込みで2発耐え
特化カイオーガのダブルダメ雨しおふき確定耐え
C：あまり S：ボルトロスミラー意識の無振り+1
この構築の軸となるポケモン。かいでんぱとこわいかおがめちゃくちゃ優秀。この2つの技を駆使して、多少不利な状況でもこちらの動きを通していくことが可能になります。ボルトロスミラーで上から挑発をいれられたらいいなと思いS4振りにしましたが、結構上を取られることが多くそこまで活きませんでした。
選出と立ち回り
基本選出
先発：カメックス ボルトロス
後発：ザシアン ウーラオス
コンセプト通り動いていきます。サイクルは普通しませんが、ボルトロスを早々に失うときつくなることが多いので、そうなりそうなときは温存する立ち回りが大事です。
対晴れザシアン (cobaltパなど)
先発：カメックス ランドロス
後発：ザシアン ボルトロス
サークルの後輩のはっくすに立ち回りを考えるのを手伝ってもらいました。人によって選出も立ち回りも異なるため、難しいですがややこちらが有利なはず。相手の初手にフシギバナがきた場合ランドロスをダイマックスさせカメはボルトロスに交代。フシギバナ以外がきたらカメをダイマックスさせ殴りにいきます。ランドダイマの場合、ランドロスでフシギバナを倒すことを心掛けます。
対グラードン晴れパ
先発：ランドロス ボルトロス
後発：ザシアン カメックス
ランドロスをダイマックスさせ攻撃していきます。基本はフシギバナやリザードンを倒しにいきますが、ダイジェットかダイアースを1回グラードンに当てておくとザシアンで倒せるようになるのでどこかでグラードンにも攻撃しておきたいです。
対カイオーガ
先発：カメックス or ランドロス ボルトロス
後発：ザシアン ウーラオス
少し不利なマッチアップ。カメかランド、刺さっていないほうを出さないように心掛けていました。
ランドロスを選出した場合、初手にカイオーガがくること多いので、かいでんぱとこわいかおでカイオーガの弱体化を狙いつつ、ランドロスをダイマックスさせカイオーガを削りにいきます。
カメックスを選出した場合、カイオーガ以外を倒し、ウーラオスとザシアンで詰めることを意識していました。
対黒バドレックス
先発：カメックス ピッピ
後発：ザシアン ウーラオス
ほぼほぼイエッサンやテテフがいてボルトロスが出せないのでピッピを選出します。そいつらがいないのなら基本選出でいけます。
相手の初手にエルフーンがきた場合、カメックスが脱出させられると負けなのでこのゆびとまれでカメをまもります。それ以外の場合はまもるで倒されないようにしたりてだすけでカメをサポートし、黒バドレックスを優先して処理することを狙います。
対白バドレックス (968パなど)
先発：カメックス ピッピ
後発：ザシアン ウーラオス
相手の選出は、ミミッキュ＋ガエンorエレキ、白バド＋レヒレがほとんど。ピッピはマジカルシャインを選択。カメは、ガエンの場合しおふき、エレキの場合はダイマックスしてエレキにホウゲキを撃ちます。次のターンこの指しつつダイマしたカメでミミッキュを落とし、トリルターンをしのいでザシアンとウーラオスで詰めます。
おわりに
自分自身、この構築の完成度はそこまで高いと思っていませんが、半年以上使い続けたおかげか、カメックスで念願の予選突破を達成することができほんとうに嬉しいかぎりです。また、今大会でカメックスを使っている人がちらほら散見され、こいつの強さがだんだんと浸透してきているんだなあと感じ、嬉しく思っています。
質問やアドバイス、誤字脱字などありました気軽にさとちん(@kisseasura468)までよろしくお願いします！
それではここまでお読みいただきありがとうございました！
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