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裏でこんなデッキ作ってました2021年ver.


初めましての人は初めまして、木村あしえです。


前回から半年ほどの期間が空いてしまいましたが、活動していなかった訳ではありません。デッキ制作には取り組んでおりましたが、お恥ずかしい話、それらがお蔵入りになってしまったため、記事にするネタがありませんでした。

そこで今回は年末と言う事で、アウトプットする事無くお蔵入りなったデッキを供養する形で、2021年を締めくくりたいと思います。


※以下の文章では、カードの略称を用いる場合があります。
例)【流星のガイアッシュ・カイザー】→【ガイアッシュ】
予めご了承下さい。


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①ターボギャイア
赤白ドギラゴン閃


1個目から「デッキ名的に普通のデッキじゃね?」と、思った皆様、まずはデッキリストをご覧下さい。


○デッキリスト

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それぞれ、何かが不足していたり、枚数配分の意図が読めなかったりと、突っ込みどころの多いデッキリストだと思いませんか?

これらのデッキリストには、1点の共通点があります。

皆様お気づきになられるでしょうか?


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これらのデッキは、デッキ構築開始前に1コストから順番にルーレットにてそれぞれのコスト帯の採用枚数を0~10枚の幅で先に決定した、逆算的に構築したデッキとなります。

つまり、各コスト帯の枚数配分がお互いに合致している構築となっています。


今回のコスト別の枚数配分は以下の通りです。

1コスト:1枚
2コスト:9枚
3コスト:2枚
4コスト:7枚
5コスト:1枚
6コスト:10枚
7コスト:2枚
8コスト:5枚
9コスト:3枚

この枚数配分に則って構築したのが、冒頭の2つのデッキとなります。

以下、簡単にデッキ解説です。


・ターボギャイア

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※ツインパクトは上面のコストを参照としています。

2,4,6コスト帯の枚数配分が厚い点に注目し、2→4→6のマナカーブの再現性が高いと考えました。更に8,9コスト帯のファッティがある程度採用可能であるため、2→4→6→9を目指したビッグマナを構築しました。

今回はビッグマナと相性の良い【地封龍 ギャイア】をフィニッシャーに抜擢し、次点でリソースの回復及び防御性能に優れている【真邪連結 バウ・M・ロマイオン】を採用しました。

最終的には【ギャイア】にて蓋をしつつ、【ロマイオン】を駆使しながら【無双と竜機の伝説】にて追加ターンを獲得しつつ殴り切ります。



・赤白ドギラゴン閃

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8コスト帯には【蒼き団長 ドギラゴン剣】を筆頭に、お馴染みのフィニッシャー級の革命チェンジが多数存在する点に注目してデッキ構築に着手しました。

しかし1点問題があり、5コスト帯が1枚のみの枚数配分であるため、【"龍装"チュリス】,【龍装者 バルチュリス】が最大枚数採用不可能でした。そのため、早期の革命チェンジを再現するために【聖霊龍騎サンブレード・NEX】を採用しました。

しかし、それによる相手のシールド増加により、相手のS・トリガー並びにG・ストライク発動の機会をこちらから提供してしまう点をカバーするために、【シン・ガイギンガ】を採用し、それらの無力化を図りました。



☆お蔵入りポイント☆

・同条件の対戦相手が必要
語弊を招きかねない表現ですが、本ルーレットフォーマットでは同条件でデッキを構築し、対戦してくれる相手が必要です。構築の段階でハンデを負っている状態で環境デッキに勝てたら苦労しません。

自分のデッキビルディング力や発想力を試せるため、身内間でやってみると意外と面白いかもしれません。


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②ケンジヘルゲートループ


【神羅ケンジ・キングダム】のデッキ構築を悩んでいる時に、【神羅ヘルゲート・ムーン】のタレコミがあり、過去に存在した《ヘルゲート・ムーンループ》の令和版を目指して作成に着手しました。


○デッキリスト

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【ケンジ】から【ヘルゲート】または【超神羅ギャラクシー・デスティニー】に進化し、詳細なループルートは省きますが、最終的に【ヘルゲートムーン】2体、【黒神龍ザルバ】1体を【百発人形マグナム】にてループさせて相手をLOさせます。

【デスティニー】は攻撃時に、【ヘルゲート】と【マグナム】を同タイミングで踏み倒せるため、【マグナム】の効果により【ヘルゲート】を墓地に送った状態で、その【ヘルゲート】の効果を起動する事が可能です。

究極進化である【ケンジ】の進化元には、それの踏み倒しが可能かつ、ループ中に他のループパーツを手札から踏み倒せる【「正義星帝」<鬼羅.Star>】を抜擢し、ネクラカラーのデッキとなりました。



☆お蔵入りポイント☆

・死に札が多い
【ケンジ】【ヘルゲート】【ディステニー】が踏み倒しを前提とした運用かつ、カード単体でループパーツ以外の役割を持たないため、これらだけで12枠もデッキスロットを使用しており、構築の自由度が狭いばかりか、事故の要因となりました。


・ループ始動が不確実
ループを始動するためには【ケンジ】の効果にて、【ヘルゲート】または【デスティニー】の踏み倒しがマストであるため、これらのいずれかに進化出来ないとループ不発に終わります。

つまり、どれだけお膳立てしようと【ケンジ】で捲る3枚に全てが掛かっていると言う事です。


・自分がLOする恐れがある
ループパーツが不足しているからと言って、【デスティニー】を攻撃キャンセルして無理に使い回そうとすると、逆に自分がLOしてしまう危険性があります、と言うよりLOしました


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③アモデゴラスワンショット


本デッキは、お蔵入りとして僕のTwitterにてデッキリストをアップしたので、少し蔵の外に出たデッキとなります。

「王来篇第3弾 禁断竜VS禁断竜」のリリース直後に【魔素縫合 アモデゴラス】がハズレア扱いを受けていたため、これを救済するためにノープランで4枚購入し、結局頭を抱えた末に構築した経緯があります。


○デッキリスト

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【アモデゴラス】+【スチームオクトパルス】のコンボデッキで、【オクトパルス】により相手に強制的にドローさせ、それらを【アモデゴラス】のドロー置換効果にて、相手のドローカードを全てマナゾーンに送る事で、相手のLOを狙うデッキとなります。

それを補助するために、【Dの機関 オールフォーワン】を採用しており、それらの踏み倒しに対応している他、Dスイッチにより【オクトパルス】の効果を実質2倍にして、ワンショット性能を高めています。

【オクトパルス】のマナ武装8を達成する事で、自身のバウンスが可能となります。これにより【オールフォーワン】込みで、最大24枚相手にドローさせる事が可能となるため、40枚全てが水文明を含むアナカラーでデッキを構築しました。


☆お蔵入りポイント☆

・シンプルに強くない
作成当時(9~10月)の環境デッキと少し回した結果、明らかに現代デュエマのレベルに追いついておらず、10回に1回コンボが成立するかどうかのレベルでした。どうにかして3~4年前くらいに持ち込めればワンチャンありそうです。


・強くない割に採用カードの値段が高い
おもちゃデッキとして紹介しようにも、高価なカードを多々採用しており、最近では採録が増えたとは言え【ニコルボーラス】を4枚採用しているため、「おもちゃデッキの割に作成費用は無駄に高い」ため、紹介しにくいデッキとなってしまいました。


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④ネロ・グリフィスⅡ世ループ


本デッキタイプはcsにて上位入賞多数の実績があるため、一部からお叱りのメッセージを頂いてしまう可能性がありますが、あくまで「僕の構築がお粗末だった」と言う事で大目に見て下さい、よろしくお願いいたします。


○デッキリスト

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例によってループ手順は省きますが、一般的な【魔光大帝ネロ・グリフィスⅡ世】+【アルカディア・スパーク】によるLOループです。その始動カードとして【邪眼の祈祷師 ザビ・ミラⅣ世】,【トラップ・コミューン】など様々ですが、僕は【百発人形マグナム】を選択しました。

始動カードの前者2枚が、自分の盤面に他のナイトクリーチャーの存在を前提としているカードです。これに対して【マグナム】は、他にナイトクリーチャーが存在しなくても、自身または適当な踏み倒しからループ始動が可能かつ、一応踏み倒しメタとしてカード単体で役割を持てるため採用としました。

そして、それの補助として試験的に採用していたのが【ジャスティス・フォース】です。【マグナム】自体を踏み倒す事で、ループ始動に貢献可能かつ、本カード自体がS・トリガーを持つため、相手ターン中においてもカウンターとなる形でループを実現し、【ネロ・グリフィスⅡ世】の効果にて唱える事も可能となっています。



☆お蔵入りポイント☆

・カードパワーの差
【天災 デドダム】【切札勝太&カツキング-熱血の物語-】【龍風混精 ザーディクリカ】【アルカディアス・モモキング】など、挙げ始めるとキリがないのですが、ツインパクト化による構築の幅が広がったとは言え、その殆どのスペック自体は約10年前とほぼ変わっていないため、試行回数を重ねる事にカードパワーの差を思い知らされました。


・マグナムへのアクセスの悪さ
これは構築する段階で気づいてはいたのですが、今回採用している各種サーチカードで回収不可能です。【ネロ・グリフィスⅡ世】の効果にて墓地に落とせるのが理想ですが、そうでない場合、デッキボトムへ送った【マグナム】の位置を把握しておき、山札を1周させた後にドローあるいは墓地に落とす必要があり、非常に手間がかかりました。



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⑤ガイアッシュ覇道
(ギャイアッシュ覇道)


最後の紹介となりますが、【流星のガイアッシュ・カイザー】がリリースされた翌週あたりから、ついこの間まで僕が実際にcsに持ち込んでいたデッキとなるため、ここまで紹介したおもちゃデッキよりは、ややガチ寄りのデッキとなります。

トップメタの一角として、跋扈しているデッキタイプですが、テンプレとは若干異なる構築となっているため、今回紹介いたします。


○デッキリスト

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皆様ご存知の通り、【ガイアッシュ】+【勝利龍装 クラッシュ"覇道"】によるパッケージにて、破格の4コストで追加ターンを獲得可能となった点に注目しました。

マナカーブ通りに【ガイアッシュ】を召喚した場合、次ターンには7マナに到達するため、【クラッシュ覇道】+【マナブーストカード】の同時プレイが可能となります。

それによって獲得した追加ターンにて【地封龍ギャイア】を始めとする、ファッティの召喚に繋げる事により、それによるゲームの主導権の掌握をコンセプトとした、ビッグマナを基盤とした構築となっています。

つまり【クラッシュ覇道】に、従来の「殴り切るための追加ターン」の他に、言わば《青黒カリヤドネ》,《青単ムートピア》に採用されていた【次元の嵐 スコーラー】の様な、自分の動きを通すためのもう一手を補うための「繋ぎの追加ターン」としての役割もそれに持たせたデッキとなります。

また、本デッキには【ベイビー「刃鬼」/「俺たちも必ず勝つ!!」】を採用しており、上面が《リツイーギョ #桜 #満開》に類似するメタカードかつドラゴンであるため、初動ブーストの邪魔をしません。

さらに、下面による大型マナブーストにより、【ガイアッシュ】+【クラッシュ覇道】のパッケージに頼らずとも、ファッティ召喚のコスト帯への到達も実現しています。


最後に、本デッキは真剣に構築を考えましたが、当初は

【ギャイア】+《ガイアッシュ覇道》=《ギャイアッシュ覇道》

を言いたいだけの、ふざけた理由で本デッキの構築に着手しました。

お蔵入りになってしまい、非常に残念です。



☆お蔵入りポイント☆

・情報として古くなってしまった
例によって《ギャイアッシュ覇道》を言いたいがために、「実績を作ってから紹介しよう」と、奮戦していたのですが、僕自身の未熟さ及び、肝心な局面で初動ブースト失敗などの不運に恵まれ、実績を作れないままズルズルと引っ張り、今日まで至ってしまいました。

一応解説記事は執筆していたのですが、時を重ねるにつれ、《ガイアッシュ覇道》自体の研究も進み、メタゲームの変化及び新弾のリリースと、アウトプットする情報として賞味期限が切れてしまったため、文字通り供養となりました。


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以上が2021年にお蔵入りとなったデッキ5選でした。

来年はなるべく、何かしらはアウトプット出来るように努める所存ですので、

2022年もよろしくお願いいたします。


あしえ

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