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【混ぜるな】新型!黒緑ループ型オカルトアンダケイン【危険】


初めましての人は初めまして、木村あしえです。


今回は、僭越ながら新型のループ型オカルトアンダケインの紹介と解説の有料記事となります。

しかし、新型なんたらウイルスの影響でアドバンスのcsがほぼ無く、僕自身がオンライン大会等に参加出来ていないのもあり、このデッキには入賞実績がありません。そのため、記事の信頼性に欠けると思いますので、お買い求めやすいお手頃な値段に設定いたしましたが、必ず無料部分をご覧の上で購入をご検討下さい。



1.オカルトアンダケインについて

※自分の認識等にズレがあった場合はご容赦下さい。既にオカルトアンダケインについて熟知している方は次項目まで飛ばして頂いても結構です。


2020年12月施行の新殿堂後に急激に勢力を拡大したデッキタイプで、令和の【ジョバンニランデス】と比喩される程の新手の【ランデスロック】デッキです。しかし、その【ジョバンニランデス】より【ゲームメイク】の幅が広く、その【ランデスロック】ですら一つの手段に過ぎません。

その【オカルトアンダケイン】ですが、基本的なフィニッシュ方法は大体以下の4つとなります。

・《アンダケイン》《フォール・クロウラー》《オカルト》を用いた【疑似ループ】で、相手の【山札】切れまで【ランデスロック】する。
・【ランデスロック】や《ラビリピト》《零龍》等を駆使して、相手の【マナ】と【手札】、【盤面】を壊滅させてほぼ負けない状況を作りつつ、1ブレイク→【ハンデス】を繰り返す。
・《ダースシスK》の複数展開や《クロスファイア》《零龍》等で【アグロ】を仕掛ける。
・過剰打点を形成し、《零龍》で突っ張る。


1つ目の【ランデスロック】に関しては上手くやれば開幕3~4ターン程の高速で仕掛ける事が可能です。相手が動き出す前に【ランデスロック】を開始したり、多少動かれても《ラビリピト》や《零龍》等で制圧した後に【ランデスロック】に突入する事で安全に相手の【LO】まで【ロック】出来ます。

しかし最近だと、自分の【山札】を回復するカードが採用されないケースが殆どであるため、相手の山札が自分を上回る場合は相手の【シールド】をブレイクしなくてはいけません。その場合は、2つ目の状況を作り出す事で概ね安全に勝利する事が可能です。

また、《ダースシスK》の【リアニメイト】効果や【手札の儀】の達成、《クロスファイア》等で開幕2~3ターン目に致死打点を形成することも可能であり、【零龍ギャスカ】を彷彿とさせる【アグロ】プランも3つ目の選択肢として存在します。

最後の4つ目は、主に相手に《DG-パルテノン》を張られてしまった場合に使用するプランです。この場合【召喚制限】により、【ランデスロック】の効力が激減してしまいます。しかし、その《DG-パルテノン》により、相手が使用出来る受けの枚数も制限出来るため【ランデスロック】を諦め、《零龍》の5打点+過剰打点で中央を突破します。



2.オカルトアンダケインと無限ループ

しかし、このように多様なプランで柔軟に対応出来ても、可能なら【シールド】をブレイクしたくないのはDMPの悲しき性、「実は【無限ループ】出来るんじゃね?」と思われた方も少なからず居るはずです。


では、実際のところ【無限ループ】は出来るのでしょうか?



2021年1月現在の【オカルトアンダケイン】のテンプレのデッキリストでは、

・最低でも【フシギバース】で1マナ必要であるのに対して、【アンタップマナ】を生み出せないため、1ターン中の【フシギバース】が有限である。
・《ループパーツ》を【墓地】に戻すための《オカルト》を、《アンダケイン》+《フォール・クロウラー》1回の【ループ】で1枚しか使い回せないため、他の【ループ】を組み込む隙間がない。

これら2点のファクターにより、残念ながら【無限ループ】は実現していません。これらを解決する為には追加で《何らかのカード》を採用する必要があります。

そんなある日、僕は《あるカード》を発見し、そのカードを採用する事によって従来の【ランデスロック】を搭載したまま【無限ループ】が可能になりました。

今回ご紹介するのは、それら2つのファクターを解決するために、既存の青黒型【オカルトアンダケイン】テンプレを大きくぶち壊し、その根本から見直した「黒緑ループ特化型【オカルトアンダケイン】」となります。

その発見した《あるカード》の正体とデッキリストは、以下になります。




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【混ぜるな】新型!黒緑ループ型オカルトアンダケイン【危険】
木村あしえ
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3.デッキリストと《あるカード》の正体

ご購入ありがとうございます。では、早速本題に移りたいと思います。


こちらが《あるカードの正体》とデッキリストになります。







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……



………




……はい。

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以前に環境を緑色に染め上げたり、はたまたメタリカの大群を率いて多くの【ヘイト】を一身に買った"ヤツ"です。


待って下さい!結構本気で考察してこの記事を書いたので、ブラウザバックせずに最後までお付き合い下さい!!どうかお願いします!!!


詳細は後述しますが、《ベイB ジャック》×【オカルトアンダケイン】この組み合わせはまさに、

鬼に金棒

混ぜるな危険

出会ってはいけない二人

本来は《ベイB ジャック》のみを入れるつもりでしたが、「【プレ殿カード】を入れる時点で誤差では?」と思い、相性が良さそうな自然文明の【殿堂カード】を複数枚採用するために青黒型から黒緑型になりました。

-反省はしていません-


ここから先が今回のデッキの解説になります。
採用カードの解説、ループ手順、展開のポイント、問題点(弱点)の4つの構成で解説します。



4.採用カード解説


メインデッキ



《ベイB ジャック》4枚

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青黒型で【無限ループ】が実現していないファクターの1つである、「【アンタップマナ】が増えないため【フシギバース】が有限である」点がこのカードにより解決出来ます。

【フシギバース】で【マナゾーン】に送る【クリーチャー】で【マナコスト】を支払えるため無駄が無く、シンプルに【フシギバース】に必要な【マナコスト】が実質1軽減となります。また、《アンダケイン》+《α》で展開するため、実質使用マナが0コストで展開出来たり、【アンタップマナ】が増える場合があります。

《ナスオ》で【サーチ】することも出来ますが、ゲーム序盤での有無によって展開速度が流石にダンチなので、4枚採用となります。

このデッキでの注意点として、【GRクリーチャー】と《零龍》はマナシンボルがありませんので、マナが発生しません。(色マナとして使用することは可能です)



《蛇手の親分 ゴエモンキー》4枚

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このカードで最も重要な事は、《ダースシスK》や《オカルト》の【代替コスト】を達成している場合、【マナゾーン】から召喚が可能になる事です。これにより、【マナゾーン】に《オカルト》が複数枚ある場合は、このカード1枚でこれら全てを実質回収したことになります。

これで、【無限ループ】が実現していないもう1つのファクターである、「1度に《オカルト》複数枚の使い回し」が解決出来ます。よって、《ベイB ジャック》と合わせてこの2種類を採用することで、【無限ループ】の条件を達成したことになります。

《各種ループ》には1枚あれば可能で、《ナスオ》でも【サーチ】可能ですが、《オカルト》や【フシギバース】との相性が良く、《ベイB ジャック》下ではこのカード始動で展開するケースもあるので4枚採用です。

余談ですが、青黒型にこのカードと《鯛焼の超人》を採用しても【無限ループ】が可能になりますが、色が壊滅的に弱いのが難点です。



《ダンディ・ナスオ》4枚

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初動として《アンダケイン》を【墓地】に送るのが主で、かつ大体《ダースシスK》に変換されるため、《アンダケイン》での最初の【リアニメイト】このカードになるケースが多いです。その場合、以降の展開に必要な各カードをケースバイケースで【マナゾーン】や【墓地】に用意する事が可能となり、そのターンないし次ターンの【無限ループ】開始を後押しします。

また、【マナゾーン】に既に《アンダケイン》がある状態でこのカードを出した場合、その《アンダケイン》を【墓地】へ落としつつ、アンタップマナを作れるかつ、次の展開に必要カードの【サーチ】を同時に行う事が出来ます。そのため、なるべく【マナゾーン】に《アンダケイン》がある状態でこのカードを出すことを意識すると、以降の展開が途切れにくくなります。

優秀な初動だけではなく、後述する《ナスオループ》で《ループパーツ》の【サーチ】もする事になるため4枚採用です。



《桜風妖精ステップル》4枚

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《ナスオ》に次ぐ初動となります。《ダースシスK》や《オカルト》で能動的に破壊出来るため、【マナゾーン】にある《アンダケイン》を始めとする、《任意のカード》《任意のタイミング》で【墓地】へ送ることが出来ます。ラグのある《ジオ・ナスオ》と言った認識です。

2ターン目には《ナスオ》かこのカードをプレイしたいので、4枚採用しています。



《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》1枚

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盤面に残る9枚目の初動となりますが、《ループパーツ》が【盾落ち】した場合の回収カードを兼任しています。

一応このデッキ唯一の【S・トリガー】ですが、【盾落ち】ケアのこのカードが【盾落ち】している時点で本末転倒なので、あまり期待してはいけません。

《ナスオ》《ステップル》と比べるとシナジーが薄く、なおかつ【多色】であるため、1枚採用に止めています。




《陰陽の舞》3枚

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元々【フシギバース】とシナジーするカードで、【マナ爆誕】した場合の【ディスカード】を【リアニメイト】出来るため、《アンダケイン》とは特に相性が良いです。

《ベイB ジャック》下では《アンダケイン》+《α》が既に盤面に出ている場合に、【マナ爆誕】した自身を合わせて、次の【フシギバース】に必要な3マナが丁度確保出来ます。そのため、自身で【ディスカード】する【緑マナ】と【墓地】の《アンダケイン》が許す限り【フシギバース】が可能です。これに《オカルト》を織り交ぜる事で【零龍】を使用しない【無限ループ】が可能になります。

《ナスオ》で【サーチ】する事も出来ますが、《アンダケイン》の【フシギバース】元として優秀であること、《ナスオ》と合わせて《アンダケイン》と同時に【リアニメイト】対象を【墓地】へ送る動きが展開の補助としても優秀なので、3枚採用しています。





《未謎の鎖ブリタネッコ》1枚

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主に《陰陽の舞》の【ディスカード】の【コスト】として使用する《ループパーツ》になります。

《ラグマール》《掘師の銀》でも問題ありませんが、こちらは【確定除去】であるため【メタクリーチャー】への対応がし易いこのカードを推奨します。
余談ですが、相手の盤面に《レッド・ABYTHEN・カイザー》《超新星アポロヌス・ドラゲリオン》が居る時だけ《ラグマール》《掘師の銀》に軍配が上がります。(【マナゾーン】の内容次第では【無限ループ】が成立しなくなるため)

《ザルバループ》には1枚あれば十分なので、1枚のみの採用です。しかし【盾落ち】した場合はこれが成立しなくなるため、後述する別の【ループ】で回収します。




《不敵怪人アンダケイン》4枚

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青黒型と違い【手札】から【墓地】に送れるのは《ダースシスK》しかないため、引いたこのカードは基本的にマナに置いて《ナスオ》や《ステップル》等で【墓地】に送ります。《ナスオ》の存在もあり、容易に【墓地】へ戻せるため【フシギバース】の元としても優秀です。

今回の殆どの【ループ】で2枚使用し、展開の要となるカードですので、《ナスオ》や《ナスロ》等を駆使して【墓地】に2枚か、【墓地】と【マナゾーン】にそれぞれ1枚在る状態を目指します。

このように、少なくとも2枚は公開領域に必要なので、4枚採用です。




《煉獄の悪魔龍フォーエバー・オカルト》4枚

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《ベイB ジャック》下では非常に強力で、【タップ】済みの【クリーチャー】を【代替コスト】とすることで無駄なく召喚が出来ます。また、自身で1マナを捻出出来るため、実質0コストで【フシギバース】出来て、《アンダケイン》+《α》で【アンタップマナ】を2枚生み出す事が可能です。

【ループ】中は《ゴエモンキー》で【マナゾーン】から召喚するケースが主ですが、展開中に《ゴエモンキー》へのアクセスが難しい場合は、引いている《オカルト》はなるべく【手札】に持っておいた方が展開が途切れにくいです。

最終的な《ザルバループ》以外では1枚あれば【ループ】出来るので、3枚でも問題はありません。しかし【墓地】の枚数を稼ぎにくい構築であるため、このカードで盤面を【墓地】に変換する必要があります。また、王手となる《ナスオループ》にいち早く到達するため今回は4枚採用しています。




《暗黒鎧ダースシスK》4枚

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基本的に青黒型と同じく【墓地肥やし】と【フシギバース】の始動役としての運用となります。また、《ゴエモンキー》を介することで、【マナゾーン】に送ったこのカードが召喚可能になるため、展開中の補助としても役立ちます。

おまけですが、副産物として《ベイB ジャック》下では自身の【リアニメイト】効果で使用可能マナが増える場合があります

展開の火付け役になるカードですので、4枚採用です。





《伊達人形ナスロスチャ》3枚

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【マナゾーン】を経由しないため、器用さは《ナスオ》には及びませんが、《アンダケイン》が無いと始まらないデッキので、5枚目以降の《ナスオ》として採用しています。

また、《ナスオ》→《ナスロ》と動くことで、ケースバイケースで【墓地肥やし】出来るため、次ターンの展開を後押しします。大体《アンダケイン》《ゴエモンキー》、見えていなければ《ナスオ》を【墓地】に落とすケースが多いです。

《ナスオ》と違い3コストであるため、《ダースシスK》のターンと被りがちなので、3枚採用にしています。



《黒神龍ザルバ》1枚

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最終的にはこのカードを【無限ループ】させて相手を【LO】させて勝利します。
類似のカードとして《腐敗麗姫ベラ》や《メイドイン・ララバイ》がありますが、今回は単色かつ最低限の一枠で済むこのカードを採用しています。

最終的な無限ループでしか使用しないかつ、それ以外では何の役割も持てない、言わば「不純物」なので1枚だけの採用です。



《腐敗勇騎ドルマークス》3枚

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このデッキにおける【ランデス】カードで、知らない方のほうが少ないと思いますが、《アンダケイン》2枚とこのカード1枚で《ランデスループ》が成立します。

また、敢えて《ドルマークス》を残し、【他のクリーチャー】と【マナゾーン】を破壊することで、【墓地】が整い《ナスオループ》に繋がる場合があるため、《ランデスループ》に固執し過ぎないのもポイントです。

稀に《ナスオ》でチャージして【手札】から召喚する場合があり、雑に強いカードであるため3枚採用しています。




《起源の零無/零龍》

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【手札の儀】:主に自分の【手札】の使い切りで達成。《ベイB ジャック》が絡むと使い切りやすい。
【墓地の儀】:《オカルト》や《ダースシスK》を上手く使わないとやや厳しめ。
【復活の儀】:《アンダケイン》や《ダースシスK》で達成。
【破壊の儀】:基本的に《オカルト》で達成。《ドルマークス》でも可能。

全ての儀の達成は可能ですが、ピンポイントでの【墓地肥やし】が殆どであるため、青黒型と比べて【墓地の儀】がやや達成し難いです。

《オカルト》の【代替コスト】の対象として《ループパーツ》ですが、これを使用しない別の【ループ】が存在するので、無理に【零龍卍誕】する必要はありません。



GRゾーン

《ポクタマたま》2枚
《トムライ 丙-三式》2枚
《ロッキーロック》2枚
《甲殻 TS-10》2枚
《バツトラの父》2枚
《全能ゼンノー》2枚

【ループ】に関与しないため僕が普段、青黒型【オカルトアンダケイン】で使用している12枚そのままです。無難に【墓地メタ】と自衛用のカードで固めてあります。



5.ループ手順

このデッキで多用する【ループ】の解説です。

【プロキシ】で良いので実際にカードを動かしながら読んで頂けるとイメージしやすいと思います。


①ランデスループ
初期盤面

盤面
《アンダケイン》1枚(アンダケインAとする)

墓地
《アンダケイン》1枚(アンダケインBとする)
《ドルマークス》1枚
ループ手順
1)《アンダケインA》を【フシギバース】して《アンダケインB》→《ドルマークス》を出す。
2)《ドルマークス》の効果で《ドルマークス》と【マナゾーン】の《アンダケインA》を破壊する。
3)1)に戻る。

知らない方はあまり居ないと思いますが、《アンダケイン》2枚と《ドルマークス》1枚あれば可能な【ランデスループ】です。

《ベイB ジャック》を使用しないため、後述する《ナスオループ》への到達が難しい場合は、こちらの【ループ】にシフトして実質【EXターン】を獲得して《ループパーツ》を探すのが無難です。



②盤面格納ループ
初期盤面

盤面
《ベイB ジャック》1枚
《オカルト》1枚
《墓地に送るクリーチャー》1枚(仮にXとする)

墓地
《アンダケイン》1枚
《ゴエモンキー》1枚
ループ手順
1)《オカルト》を【タップ】→《オカルト》を【フシギバース】して《アンダケイン》→《ゴエモンキー》を出す。
2)《アンダケイン》《ゴエモンキー》《X》を破壊→【マナゾーン】から《オカルト》を召喚する。
3)1)に戻る。

盤面を【墓地】に戻す簡易的な【ループ】です。《アンダケイン》+《ゴエモンキー》+《X》を《オカルト》で破壊し、その《オカルト》で再び《アンダケイン》+《ゴエモンキー》を出すことで、盤面の【クリーチャー】を1体ずつ【墓地】に戻すことが出来ます。

使用済みの《アンダケイン》《ナスオ》や、一部の【ループ】で《ループパーツ》を【墓地】に戻す場合に使用します。



③ナスオループ
初期盤面

盤面
《ベイB ジャック》1枚
《オカルト》1枚

墓地
《アンダケイン》1枚(アンダケインAとする)
《ゴエモンキー》1枚
《ダンディ・ナスオ》1枚

マナ
《アンダケイン》1枚(アンダケインBとする) 
ループ手順
1)《オカルト》を【タップ】→《オカルト》を【フシギバース】して《アンダケインA》→《ナスオ》を出し、《マナチャージ(何でも良い)》→《アンダケインB》を【墓地】に置く。
2)《アンダケインA》《ナスオ》を【タップ】→《アンダケインB》を【フシギバース】して《アンダケインB》→《ゴエモンキー》を出す。
3)《アンダケインB》《ナスオ》《ゴエモンキー》を破壊→【マナゾーン】から《オカルト》召喚する。
4)1)に戻る

任意のカードを【山札】から【アンタップ(多色以外)】で【マナゾーン】における【ループ】となります。この【ループ】を用いて、他の《ループパーツ》を全て【サーチ】するため、事実上このループに辿り着いた時点でほぼ勝ちが確定します。

そのため、一番最初にこの【ループ】を目指します。



④ザルバループ①(Cipループ①)
初期盤面

盤面
《ベイB ジャック》1枚
《オカルト》1枚(オカルトAとする)
《零龍》1枚

墓地
《アンダケイン》1枚
《ゴエモンキー》1枚
《ザルバ》1枚

マナ
《オカルト》1枚(オカルトBとする) 
1)《オカルトA》を【タップ】→《オカルトA》を【フシギバース】して《アンダケイン》→《ゴエモンキー》を出す。
2)《アンダケイン》《ゴエモンキー》《零龍》を破壊→【マナゾーン】から《オカルトA》を召喚する。
3)《オカルトA》を【タップ】→《オカルトA》を【フシギバース】して《アンダケイン》→《ザルバ》を出す。
4)《アンダケイン》《ザルバ》《零龍》を破壊→【マナゾーン】から《オカルトB》を召喚する。
5)1)に戻る

《零龍》を使用した《ザルバ》による【LO無限ループ】になります。最終的には【このループ】か【次に紹介するループ】を目指します。《オカルト》の【代替コスト】として、盤面を離れない《零龍》を使用します。

また、【ザルバ】を【他の4コスト以下のクリーチャー】に置き換えることでその【cip効果】を【ループ】させる事が可能です。



⑤ザルバループ②(cipループ②)
初期盤面

盤面
《ベイB ジャック》1枚
《オカルト》1枚(オカルトAとする)

墓地
《アンダケイン》2枚(それぞれA、Bとする)
《ゴエモンキー》1枚
《ザルバ》1枚

マナ
《オカルト》1枚(オカルトBとする) 
《陰陽の舞》1枚
《ブリタネッコ》1枚
初期盤面
1)《オカルトA》を【タップ】→《オカルトA》を【フシギバース】して《アンダケインA》→《ゴエモンキー》を出す。
2)《陰陽の舞》を【マナ爆誕】→【マナゾーン】の《ブリタネッコ》を【墓地】に置く。
3)《アンダケインA》《ゴエモンキー》《陰陽の舞》を【タップ】→《陰陽の舞》を【フシギバース】して《アンダケインB》→《ブリタネッコ》を出し、自身の効果で【マナゾーン】に置く。
4)《アンダケインA》《アンダケインB》《ゴエモンキー》を破壊→【マナゾーン】から《オカルトA》を召喚する。
5)《オカルトA》を【タップ】→《オカルトA》を【フシギバース】して《アンダケインA》→《ザルバ》を出す。
6)《陰陽の舞》を【マナ爆誕】→【マナゾーン】の《ブリタネッコ》を【墓地】に置く。
7)《アンダケインA》《ゴエモンキー》《陰陽の舞》を【タップ】→《陰陽の舞》を【フシギバース】して《アンダケインB》→《ブリタネッコ》を出し、自身の効果で【マナゾーン】に置く。
8)《アンダケインA》《アンダケインB》《ザルバ》を破壊→【マナゾーン】から《オカルトB》を召喚する。
9)1)に戻る

こちらは《零龍》を使用しない《ザルバ》による【LO無限ループ】となります。《陰陽の舞》の解説で述べた、条件が揃えば無限に【フシギバース】が可能になるギミックで、《零龍》を使用せずに《オカルト》の【代替コスト】を補います。《ループパーツ》さえ揃えば【零龍卍誕】を待たずに、そのターン中に【ループ】を開始出来るのが利点です。

また、《零龍》有りのループより工数は多いですが、ほぼ1)~4)を繰り返しているだけなので見た目より簡単です。

もし《ブリタネッコ》が【盾落ち】した場合、前述の《ナスオループ》で【シールド】の枚数分の【緑マナ】を用意します。そして、用意した【緑マナ】を【ディスカード】して《陰陽の舞》を【マナ爆誕】させ、《盤面墓地格納ループ》を織り交ぜながら《エスメル》で強引に【シールド】を回収するか、【後述のループ】にて回収します。


⑥盾回収ループ(ラグマール無し)
初期盤面

盤面
《ベイB ジャック》1枚
《オカルト》1枚

マナ
《陰陽の舞》1枚
《アンタップマナ》2枚(色は問わない)

墓地
《アンダケイン》2枚(それぞれAとBとする)
《ゴエモンキー》1枚
《エスメル》1枚
ループ手順
1)《オカルト》を【タップ】する→《オカルト》を【フシギバース】して《アンダケインA》→《ゴエモンキー》を出す。
2)《アンダケインA》《ゴエモンキー》《アンタップマナ2枚》を【タップ】する→《ゴエモンキー》を【フシギバース】して《アンダケインB》→《エスメル》を出す→【シールド】を1枚【マナゾーン】に置く。
3)《アンダケインA》《アンダケインB》《エスメル》を破壊→【マナゾーン】から《オカルト》を召喚する。
4)《オカルト》を【タップ】する→《オカルト》を【フシギバース】して《アンダケインA》→《エスメル》を出す→【シールド】を1枚【マナゾーン】に置く。
5)《陰陽の舞》を【マナ爆誕】→【マナゾーン】の《ゴエモンキー》を【墓地】に置く。《アンダケインA》《エスメル》《陰陽の舞》を【タップ】する→《陰陽の舞》を【フシギバース】して《アンダケインB》→《ゴエモンキー》を出す。
6)《アンダケインA》《アンダケインB》《ゴエモンキー》を破壊→【マナゾーン】から《オカルト》を召喚する。
7)《オカルト》を【タップ】→《オカルト》を【フシギバース】して《アンダケインA》→《ゴエモンキー》を出す。
8)《アンダケインA》《ゴエモンキー》《エスメル》を破壊→【マナゾーン】から《オカルト》を召喚する。
9)1)に戻る。

《オカルト》1枚で【ループ】可能なので、これが1枚しかない【シールド】の枚数分の【緑マナ】が用意出来ない場合に使用します。

1回のループで【シールド】を2枚【マナゾーン】に置くことが出来て、この2枚を2周目以降の工程で使用します。そのため、【マナゾーン】に置いた【シールド】が多色で【タップイン】してしまうと、【ループ】が途切れてしまいます。そのため、予め《ナスオ》で【シールド】の内容を把握しておき、その分の【マナ】を追加で用意する必要があります。

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以上が、このデッキで多用する6つの【ループ】となります。



6.展開のポイント

無難に《ランデスループ》を目指すのも間違いではないですが、前述の通り、このデッキで最初に目指すのは《ナスオループ》です。

おさらいすると、《ナスオループ》に必要なパーツは以下の6枚です。

《オカルト》1枚
《アンダケイン》2枚
《ナスオ》1枚
《ゴエモンキー》1枚
《ベイB ジャック》1枚

これら全てにアクセスするための展開ファクターとして、「《ナスオ》と《ゴエモンキー》の運用」が重要になります。

抑えるポイントは、以下の2点です。

・《ナスオ》で《ベイB ジャック》や《オカルト》(足りない方)をチャージし、《ゴエモンキー》で【マナゾーン】から召喚する。
・《ナスオ》《ナスロ》《オカルト》等を駆使して、《アンダケイン》が【墓地】に2枚か、【マナゾーン】と【墓地】にそれぞれ1枚づつ在る状況を維持する。

これらを意識して展開出来ると、「無理に展開を狙って失敗した」みたいなケースはかなり減らせます。



7.問題点

【無限ループ】を手に入れた【オカルトアンダケイン】ですが、やはり弱点があります。また、青黒型には無かった新たな問題点も発生しています。


①安定しない
青黒型と違い【ルーター】が居ないので、【手札交換】が出来ません。多様なアプローチを用意したつもりですが、【手札事故】の場合のリカバリーや、《ナスオ》《ダースシスK》等の各キーカードが引けなかった場合の【再現性】にやや難があります。

②メタが重い
ピンポイントでの【墓地肥やし】が殆どであるため、【墓地】の枚数を稼ぎにくいので【墓地の儀】が達成しづらいです。その為、【メタクリーチャー】が青黒型よりも重いです。そして結局《DG-パルテノン》で【ループ】が止まります

③活躍の場が無い
このデッキの最大かつクリティカルな問題で、【殿堂レギュレーション】を違反しているため、【cs】のような競技シーンでは勿論、【公認大会】やその他諸々の大会等で一切使用出来ません

かろうじて殿堂ゼロでは使用可能ですが、僕自身がその環境をあまり理解しておらず、断言は出来ませんがあまり強い部類ではないと予想しています。(もし有識者の方が居たら教えて下さい)

このようにどのフォーマットでも活躍が見込めません。


8.最後に

以上が、黒緑ループ特化型オカルトアンダケイン(殿堂非対応)の紹介と解説でした。最後までお付き合い頂きありがとうございます。そして、本当に期待していた方がもし居たら申し訳ありません事実上のタイトル詐欺であるため、気合いを入れて書きましたが有料(0円)とさせて頂きました


このデッキは、cs中のちょっとした会話にて、「《ジャック・アルカディアス》の"ジャック"を、《ベイB ジャック》の"ジャック"と僕が誤認した」ことで誕生しました。


今回の様な【ループデッキ】には嫌悪感を抱く方も一定数居られると思いますが、

「(良くも悪くも)どんなカードでも組み合わせ次第で何でも出来る、自由度の高いTCG」がデュエルマスターズの醍醐味の一つだと僕は考えています。


なんたらコ▢ナウイルスの影響で、リモートcsが主流になっている今日、「オカルトアンダケインを折角組んだけど活躍の場がない」、僕みたいに「csが無くて暇だ」みたいな方は、壁打ちが非常に捗るデッキなので是非遊んでみて下さい。


あしえ

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