疲れ目と牡蠣鍋な夜
昨日は携帯電話の機種変更に携帯ショップに行ってきた。
いつもなら故障した!と慌てて飛び込みで行くので待ち時間がかなりあるのだが、今回は予約していたこともあり入店してアンケートを書いたらすぐに接客をしてくれた。
予約の時に来店目的を伝えてあったので実にスムーズに事が運んだ。
応対してくれた女性になるべく安価な機種で充分なのですがと言うと、二種類の電話を出してきてくれた。
一台はかなり大型でポケットにギリギリ入るかどうかのサイズでいかにも落っことしそうだったのでそれは候補から外した。
残りの方は故障した機種の後継機で今年の八月に発売されたばかりだという事でお値段もお店の中で最安値という事だった。
スペックを聞いてみるとメモリが4ギガ、ストレージが64ギガとこの時代にややパワー不足な感じがしたのでその電話の上位機種も見せてもらった。
両方少し触ってみたがやっぱり上位機種の方が滑らかに動作するしアプリの立ち上がりも早かった。
一瞬色気が出てこっちだといくらになりますか?と尋ねるとお値段が四倍くらいに跳ね上がるという事でひぇっ、高っ!とすぐに冷静になって最安値の電話にすることにした。
ちなみにお値段は栄一さん二人分ちょっという格安機である。
購入する機種が決まったので初期設定をいたしましょうか?と聞かれたのでどのくらいかかりますかと聞き返すとちょっと混んでいるので一時間半くらいお待ちいただければ…と遠慮がちに言われた。
さすがにそんなに待っているのも時間がもったいないので自分でやりますと答えた。
これまで機種変更をするときはいつも初期設定やデータ移行などのよく分からないことはお任せにしていたのだが何事も経験と思って自力でやってみることにした。
後はキャンペーンのお知らせや支払い方法の決定などをして、ものの三十分で新しい電話を手に入れた。
それから帰り道に百円ショップに立ち寄ってデータ移行用のケーブルを買った。
お昼過ぎには帰宅したので妻から早かったねと言われた。
簡単なお昼ご飯を食べてまずは初期設定から。
古い電話からSIMカードとSDカードを取り出して新しい電話に移動させる。
新しい電話の電源を入れてWi-Fiの設定を済ませる。
ここまでの作業は普段タブレットを買った時によくやる手順なので全く問題なくスムーズに進んだ。
それからドキドキの初のデータ移行。
タブレットでやり方を検索すると基本的に古い電話と新しい電話をケーブルで繋いで簡単な操作をするだけだという事が分かって拍子抜けした。
早速電話同士を繋いでみるとガイダンスが出たのでそれに従って操作したら多少てこずったものの三十分くらいで移行が完了した。
後は新しい電話でアプリのログイン作業だが、これが大苦戦。
IDやパスワードがすべて違うために中にはうろ覚えの物もあったりして、トライ&エラーを繰り返して気が付くとあっという間に夕方になっていた。
目はショボショボするし脳みそのかすかな記憶からいくつものパスワードを引っ張り出してくるのでへとへとになった。
こういう時のために紙にパスワード一覧をメモしておこうと強く思った。
どうにかこうにか使える状態になったころには日が暮れていた。
いやはや、携帯電話の機種変更はなかなかに手強かった。
とりあえずこれで数年は問題なく使えたらいいなと思う。
以上半日がかりの地味な作業で疲れたなぁというお話でした。
そんな感じで時間がかかったので晩御飯はお鍋。
こんなこともあろうかと買い物は済ませてあったので準備は簡単に。
具材のメインは冬が旬の牡蠣。
最近noteで良く牡蠣の話題を拝見するので自分も食べたくなって広島県産の加熱用の牡蠣を購入しておいた。
一緒に入れる具は白菜とマッシュルームとマイタケと人参。
牡蠣を片栗粉で揉んで黒い汚れみたいなものが出てきたら流水でしっかり洗って水気を切っておく。
この手順を踏むことで生臭さが薄れると母から聞いてその通りに実践している。
副菜はお惣菜の鶏のから揚げ。
後は賞味期限がギリギリだった卵を三個使った白だしで味を付けただし巻き卵。
糠漬けは大根。
鍋に昆布を敷いて水を張って火にかけ沸騰直前に昆布を引き上げてお酒をドボリと加える。
沸いたらそこに牡蠣と野菜を入れてふたをしてグツグツ。
煮えるまでの間は唐揚げをつまんだり、だし巻き卵をつついたりしてしれっとビールをシュカッと開けてグラスにトクトクトクッ。
キュビーッと飲むと疲れが取れる気がした。
そのうちに鍋のふたがコトコト鳴りだすので開けるとホワッと湯気が上がる。
牡蠣は加熱用なのでしっかりと火を通さないといけない。
ポン酢で野菜から食べる。
すでに牡蠣の味が移っておりなかなかのお味。
じりじりと待ってもういいかなというタイミングで牡蠣をつまんでポン酢につけてパクン。
プリンとした歯ごたえとキュウッとした身の味が口に広がってムフフとなる。
これは酒だなと思って日本酒を燗してキュピッと飲むと口の中が豊穣な世界に包まれる。
妻も加熱した牡蠣は好物なので二人でパクリパクと夢中で食べた。
途中で思いついてポン酢に自家製柚子胡椒を溶き入れたらピリリとした辛みと柚子の爽やかな香りが加わって美味しさが倍増した。
これは良いやと思っているうちにあっという間に牡蠣を食べきった。
締めはそれはもう鍋のエキスを最後の一滴まで楽しむために雑炊にした。
旨味たっぷりの出汁でほんのちょっとの塩で味付けをするシンプルなもの。
これがまたホホホと鳴きだしたくなるくらい最高だった。
今シーズン初の牡蠣鍋は大成功でお腹いっぱいでご馳走様。
今度は味噌味もいいなと思いつつ片づけをしたのであった。
牡蠣の亜鉛パワーで元気モリモリになりそうだ。
疲れ目にも効くといいな。
今朝は何だか寝覚めが良かったです。