見出し画像

機動戦士ガンダムUCを語りたい。

こんばんは。melon.です。

今日は私が大好きなアニメ『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』を語ります。

外出が制限されている今、家でできる自分が好きなモノにかじりつこう。

そうだ、ガンダム観よう。

というわけです。

多少ネタバレ要素もあります。また、私自身ガンダムは好きですが、知識はそこまで深くないので、間違いもあるかもしれません。

ガンダムが好きだという熱量が伝われば良いと思います。楽しんでいただければ幸いです。

機動戦士ガンダムUC

『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』は2007年~2009年に発表された小説です。その後、劇場アニメとして2010年から全7部作で公開されました。

舞台は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の3年後、宇宙世紀0096。

表舞台に出れば、世界の秩序が変わってしまうとされている代物「ラプラスの箱」。そのラプラスの箱をめぐる、地球連邦軍とジオン残党軍との戦いの物語です。


何が私を惹きつけるのか

40年近くの時を経て今も愛されるガンダム作品。その中でも特に好きなのがユニコーンです。

本来ならガンダム作品全体の魅力について語ってから、ユニコーンへいくのが正しい流れだと思いますが、その流れを割愛してでも早く語りたい。その思いです。

とはいえ、この作品はアムロやシャアが活躍した"ファースト"『機動戦士ガンダム』の続編になるため、ある程度ガンダム作品の知識は必要になります。

しかし、そこまで知識がなくてもガンダム作品に興味がある方なら、ユニコーンを観てから、そのほかの作品を観ると作品の理解が深まりますし、逆にそのほかの作品を観てからユニコーンを観ると、ユニコーンをより楽しむことができます。

なぜなら、『機動戦士ガンダムUC』は、ガンダムの生みの親、富野由悠季監督が、ガンダムを通して伝えたかったことをわかりやすく伝えている作品だと思うからです。

ですから、ユニコーンを観れば観るほど、ガンダム作品全体がさらに面白くなっていくと思います。

そんな『機動戦士ガンダムUC』の見所。それは、

渋いオジサンたちとマリーダさん です。

ガンダムは?

もちろん、ガンダムもカッコいいです。

しかし、『機動戦士ガンダムUC』は作品全体をラーメンだとすると、麺はガンダムなのでもちろん主役。ですが、ラーメンのおいしさの神髄は麺だけではありません。麺の脇を固める、スープや出汁、トッピングが麺のおいしさを際立たせる物語といった感じです。伝わったかなぁ?※ラーメン論については私の見解です。主役は麺じゃないだろ!という方がいたらすいません。

つまり、そのスープやトッピングがオジサンたちとマリーダさんというわけです。他にも登場人物はいますが、私のがこの作品で感じる面白さがオジサンたちとマリーダさんです。

では、その渋いオジサンたちとマリーダさんとは

この作品の中心、ユニコーンガンダムと主人公バナージ・リンクスは敵と味方である地球連邦とジオン両方で戦いを経験します。

ユニコーンガンダムは、ラプラスの箱とは一体なにか?の謎を紐解いていく鍵と位置づけられています。

ガンダムは地球連邦に所属するのが基本線ですが、得体の知れないラプラスの箱の謎を解くため、ジオンと交戦して捕虜になっても、生かさず、殺さずの扱いを受けます。

単にガンダムがジオンをやっつけたり、ジオンがガンダムを倒せば良かったりという関係ではないのです。

ユニコーンガンダムはバナージにしか動かせません。したがってバナージはガンダムとともにたくさんの人物と出会っていきます。そのなかで、かつての戦争における連邦とジオン両方の言い分を聞いていくのです。

そう、バナージ(話)をリンクス(繋ぐ)するのです。

正しい戦争なんてない。

ヒトとヒトとの戦争をリアルに描くのがガンダムシリーズのポイントです。

それぞれの信じるモノや正義が複雑に絡み合いますが、

それでも殺し合うことはないんじゃないか。というメッセージを訴え続けます。

バナージはガンダムのパイロットですが、もともとは普通の少年。(実際のところ普通ではないのですが...。)

なので、ガンダムのパイロットである立場を利用して、あらゆる人たちに純粋無垢な質問や意見をぶつけていきます。

そのバナージに対して、優しく答えてくれるのが、オジサンたちとマリーダさんです。

時にその答えは歪曲していたりもするのですが、バナージの言動に心を動かされていきます。

物語を通して、バナージも成長するのですが、その周りの大人たちも成長していくのです。

主なオジサンたちは

ブライト・ノアさん:御存知歴代ガンダムのパイロットたちと出会ってきた地球連邦の艦長さん。

スベロア・ジンネマンさん:ジオンの偽装貨物船ガランシェールのキャプテン。episode4『重力の井戸の底で』の砂漠のシーンは物語屈指の名シーン。

ダグザ・マックールさん:地球連邦の特殊部隊エコーズの司令官。歯車の意地をみせる。

オットー・ミタスさん:地球連邦の艦長さん。序盤は頼りなさそうに見えるんだけど、物語が進むにつれて、だんだんこの人が艦長になった凄みがわかってくる。

ほかにも、ギルボアさんやフラストさん、ハストさん、レストランの老主人などなど、魅力的なオジサンが多く登場します。

『機動戦士ガンダムUC』はオジサンの物語といっても過言ではありません。

マリーダさんは、ジオンに所属する人工ニュータイプ。いわゆる強化人間です。マリーダさんはユニコーンガンダムと最初に戦闘するモビルスーツ、クシャトリヤのパイロットで、壮絶な過去を抱えています。しかし、その過去を乗り越えた経験が彼女の強さでもあります。自身が強化人間であると悟っていながらも、主人公を導き、最後には一人の人間として生きる決断をした人間味あふれる存在です。

収穫

大変長くなりました。ついつい熱くなってしまいました。

長くなってしまったので、ここで一度収穫とします。

次回の投稿で私の好きなシーンを語りたいと思います。

有り難うございました。

参考文献

機動戦士ガンダムUC 名言集 株式会社PHP研究所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?