見出し画像

【最終697位】初手ダイマバタイップ【レート1908】【シングル】

皆様、お久しぶりです。
シーズン14お疲れ様でした。
冠の雪原追加後、最初のルールの最終シーズンであるシーズン14が終わりシリーズ8ではまさかの禁止伝説解禁ルールが始まりましたね。どうにかルール変更前にシングルで目標にしていたレート1900超えを達成したので使用構築をまとめておきます。

画像8

【構築経緯】

本シーズンで冠の雪原追加後の環境は一旦終わり2月からは新ルールになるとのは前々から噂されていたため、「準伝説等の強力なポケモンが多い環境でこそ自分が好きなポケモンを活躍させたい!」と思い、好きなポケモンの1匹であるバタフリーを入れた構築でどこまでいけるかチャレンジしてみることを決めました。(1番好きなポケモンはフシギダネなのですが未進化なので置いておき、フシギバナはダブルでは最強ポケモンであり既に自身でも使用してわかっていたため別のポケモンを本シーズンでの相棒にしました。)
現環境でバタフリーを使うのであればダブルでサポート役をするよりシングルで無限催眠をするエースとしての方が選出機会も多く強いだろうと判断しシングルを選びました。
剣盾初期からオーロンゲの後攻の尻尾トリックを組み合わせたロンゲバタフリーといった構築があるのは知っていたのでそれをベースに構築を考え始め、試行錯誤する内に「初手ダイマ+尻尾トリック+詰め要員」といった選出を固定化し、初手ダイマ枠を3匹から選択することで対応できる範囲を増やす方針で構築をまとめました。
また、バタフリー以外にも詰め要員を用意することでバタフリーが絶対に起点にできないナットレイ等にも対応できるようにしました。初手ダイマ枠が何度か入れ替わっていきましたが最終的に以下のようなメンバーとなりました。

画像1

【個別解説】

バタフリー

バタフリー@食べ残し
特性:複眼
臆病 145(76)-x-77(54)-126(124)-101(4)-134(252)
暴風/眠り粉/蝶の舞/身代わり

本構築の軸であり詰め要員その1 選出率2位
HPを低めにして火力に多めに割いてる以外は普通の無限催眠型です。(具体的な調整意図は忘れました…)
環境にレヒレが蔓延っているため動きにくいと思いきや別にレヒレそのものは初期に流行ったスカーフトリック以外大して困らなかったです。黒霧だろうが挑発だろうが基本的にレヒレがいるだけなら最後の詰め要員としてはバタフリーを選択します。バタフリーを出さないのは相手のパーティが以下のパターンに当てはまった場合くらいであり、その際は後述するマホイップを詰め要員として選出します。

・ナットレイがいる
・バンギラス、ドサイドン、ブリザポス等のバタフリーでの処理が遅れやすく且つ連続技を搭載しているポケモンがいる

・マジックミラー持ちがいる(当たりませんでした)

正直レヒレよりもダイマックス技で事前にフィールドを張られる方がきつかったです。
ですが、ポリ2等の環境トップの一部のポケモンはガン起点とすることができたりするのでこの子というかこの戦法の強さを実感しました。尻尾トリックから繋ぎますがたまに2番手で出し、相手が切り返してくるところにミミッキュを合わせる、というような立ち回りもしたので意外と脳死で扱えるようなポケモンではないと思いました。ハマったときはイージウィン、ダメな時は何もできないという点に関しては想像通りだったのですがこの子のおかげでここまでこれたのは間違いないです。ありがとう!

あと、この戦術は思った以上に運ゲーが良くも悪くも多発しますので使用される方がおりましたらご注意ください。暴風と粉外し、最速起きに泣き、暴風混乱に笑う、そんな戦術ですが確率上は有利のはずです。事実勝てましたので。

マホイップ

マホイップ@オボンの実
特性:アロマベール
図太い 172(252)-x-139(252)-130-141-85(6)
マジカルシャイン/溶ける/瞑想/自己再生

バタフリーを選出できない場合に選出する詰め要員その2 選出率5位
無限催眠とは別方向で相手を詰ませることのできるポケモンを探していたところこの子に行きつきました。
バタフリーが絶対に勝つことのできないナットレイに対して正面から溶けるを積むことで受けきれるため起点にすることができます。(急所は当然無理)似たようなことはレヒレやランクルス等でも可能なのですが、レヒレは高速回復技が無くミラーも多発し型次第では撃ち負ける、ランクルス等のエスパーは打点を求めてアシストパワーにした場合バンギラス等の悪タイプに完封される、両者ともに挑発で止まるといった問題点があったため、マホイップが適任であると考えました。
実際この子とバタフリーの両方とも勝てないと感じた相手はカミツルギだけでした。カミツルギ入りにはこのパーティーでは勝てません。
持ち物がオボンの理由はより多くの相手を起点にするためです。8割くらい一度に削ってくるようなそもそも受けきれない相手にはこの子は投げないのでギリギリ確定2発を取られているような相手が多くオボンによりその確定ラインをズラし、尻尾トリックから繋げなかった場合でも起点とすることが可能になります。
多くのナットレイを起点にそのまま全抜きしたり呪いと合わせて怪電波サンダー相手に粘り勝ったり想像以上の活躍をしてくれました。シーズン序盤ですぐ急所引かれて負けてた時にやわらか戦車とかいってごめんね…

ミミッキュ

ミミッキュ@後攻の尻尾
特性:化けの皮
腕白 162(252)-110-145(252)-x-126(6)-116
トリック/呪い/鬼火/影うち

バタフリーとマホイップで詰めるための尻尾トリック要員 選出率1位且つ100%
この枠は本構築において最も重要であるためどんな相手でも出せるポケモンを求めていたところ、HBぶっぱにすることでエースバーンの珠キョダイカキュウも耐えることができるミミッキュを採用しました。オーロンゲ等の悪戯心トリックだと悪タイプに通らないのが厳しかったです。
この子が非常に頼もしくダイマが残っている型破りドリュウズ以外の全てのポケモンに尻尾を押し付け裏の詰め役の起点を作るという仕事を常にこなし続けてくれました。
バタフリーの項目でも記載した通り、皮を盾に無理やり後投げすることもありその場合でも耐久振りのおかげで仕事はきっちりこなしてくれるのでこの型にして大正解だったと思います。唯一不満があるとすれば恐ろしく火力がないため影うちで残りミリの相手を処理できるかどうか毎回怖くなることくらいです。
初手ダイマで荒らしてこの子で尻尾トリックして裏で詰めるといった動きが基本であるため裏次第で呪いを優先するのか鬼火を優先するのかはたまた尻尾だけ押し付けて倒れてもらうのかといったことはきちんと考えて選択していきます。この構築の核となる最強のポケモンでした!

余談ですが初手ダイマで荒らしきれれば死に出しでミミッキュを出すだけで降参してくれる方も多かったのでそういった面でも助かりました。

レジエレキ

レジエレキ@磁石 (なんか画像小さくない?)
特性:トランジスタ
控え目 155-108-70-167(252)-71(6)-252(252)
ライジングボルト/破壊光線/ワイルドボルト/神速

圧倒的パワーとスピードの破壊神である初手ダイマ要員その1 選出率4位
電気無効と1/4以外は全て破壊できるためナットレイだろうがゴリランダーだろうが出した試合は初手ダイサンダーをぶっ放します。そしてこの子を出した試合はほぼ勝ちました。ダイソウゲンが無いナットレイなら押し切れる程の火力が堪りません。
無効にされやすいことより耐久が脆すぎて襷枠+ミミッキュといった選出をされている場合は少々厳しかったです。逆に1ターン目で1匹倒した場合はフィールドも貼れ、最速100族にダイジェットを積まれても上から行動できるため相手のダイジェッターによる切り返しを許しません。
フィールド下のダイサンダー及びライジングボルトはダイマミミッキュ程度であれば余裕でワンパンできます。
初手ダイマ枠を色々試して入れ替えてきましたがこの子だけはこの爽快感が最高すぎて最初から最後までずっと使い続けてきました。完全にお気に入りポケモンです。
破壊光線は殆ど撃ちませんでしたが一度だけヌオーで止めようとしてきた相手にダイアタック2発で倒して勝ったのであってよかったと思います。
控え目なのに両刀にしている理由はラッキー及びハピナスで止めようとしてくる輩をビックリさせるためです。ちゃんと落とし切るためには物理方面を調整する必要があるのですが、その場合DL対策も兼ねて防御に下降補正を掛けなければならずラッキーとハピナスだけのために耐久を下げる方が怖かったので特に調整はしませんでした。これでもフィールド補正物理ダイサンダーで7割り近く削れ、ラッキーとハピナス入りの構築には負けなかったので大丈夫でした。
地面タイプがいる構築には基本選出しないのですが、「地面タイプ入りの構築にはレジエレキは投げないだろう読み地面タイプを選出しない」という輩が多すぎたので後述する残りの初手ダイマ2匹の通りが微妙な時は(地面タイプを出されたら即降参でいいや)くらいの気持ちで選出する場合もありました。それでイージーウィンできた試合もそこそこありました。

キングドラ

キングドラ@命の珠
特性:すいすい
臆病 150-x-115-147(252)-116(6)-150(252)
ハイドロポンプ/流星群/クリアスモッグ/暴風

自身で雨を降らせて暴れる初手ダイマその2 選出率3位
エースバーンやサンダーといった環境トップのダイジェッターに正面から殴り勝てる、HDだろうとカバルドンをワンパンできる、1体倒した後も上から圧力をかけていける、レジエレキがきつい相手に有利等の性能を評価して採用しました。
クリアスモッグはダイアシッドとして使うことで攻撃しながら積めるため、襷で耐えた相手を倒しながら積めたり、1体無償で突破した後に切り返してくるミミッキュにダイアシッド+雨ハイドロポンプでダイマを強要できる上に後続のミミッキュの影うち圏内まで減らすことができたり、タラプ以外のカイリューをダイマごと貫けるようになったりと非常に便利でした。逆に威力75の不一致弱点として使用する羽目になる対レヒレに対してはダイマであっさりと返されたので過信は禁物です。
基本的に上からダイストリームをぶっぱなして荒らすのが仕事なので想像以上に扱いやすくこの子を採用した直後から明らかに勝率が上がりました。HDポリ2やナットレイには受けきられるのですがそれらの相手は前述の詰め要員の起点であるためそちらを通すプランにシフトするためあまり気にしていません。
この枠はブリザポス→ゴルダック→キングドラの順に変更されていきました。ブリザポスは正面の打ち合いは強かったのですが2体目以降に負荷をかけづらく、ゴルダックはサンダーやボルトロスといった相手にダイマしても貫かれてしまったため解雇となりました。

ポリゴンZ

ポリゴンZ@ヨプの実
特性:ダウンロード
控え目 161(6)-x-90-205(252)-95-142(252)
破壊光線/悪の波動/吹雪/ソーラービーム

上記2匹の初手ダイマではラグラージに隙を見せてしまうのでラグラージをワンパンできてより広範囲を相手にできる初手ダイマその3 選出率6位
特性を適応力でなくダウンロードにしている理由はC1↑ダイソウゲンでHDカバ、HBレヒレをワンパンできるからです。副産物としてダイマパッチラゴンもダイアイスでワンパンできたりしました。適応力はダイアタック(破壊光線)の火力しか上がりませんがダウンロードは全ての技の火力が上がるのでお得ですね。仮に発動しなくてもタイプ一致ダイアタックの火力は充分高いため無効にする以外での受け出しは許しません。
明確な役割対象相手には最速にする理由が無かったのでとりあえず準速CSぶっぱにしましたがもうちょっといろんなダメージ計算を回すべきだったかもしれません。
エースバーンやウーラオスといった格闘タイプにはダイマごと破壊されてしまうため持ち物はヨプの実一択だと思います。
最後に入ってきた子でしたが他の初手ダイマ枠2匹では対応できない相手にも選出でき常にある程度以上の戦果を上げてくれたので採用してよかったと思います。
この子の枠は最初の頃はヒードランでしたがレジエレキと共に入っているせいで地面タイプがきつすぎたので解雇となりました。

【立ち回り、選出等】

初手ダイマ枠(レジエレキ、キングドラ、ポリゴンZ)から1匹

ミミッキュ

詰め要員(バタフリー、マホイップ)


この選出しかしません。
選出は以下のような感覚で決めてました。

①バタフリーが刺さるかどうか
(ナットレイがいたら無理なので詰め要員はマホイップ、レヒレ以外には通りそうならバタフリーで押し切る等)

②初手ダイマ枠でのイージーウィンが狙えるかどうか
(地面がいないならレジエレキ、レヒレもミミッキュもナットレイもいないならキングドラでのイージーウィンが可能、無理そうならポリゴンZで広く浅く対応する等)

詰め要員まで回すことが前提なので先にそちらから決めてから初手ダイマ枠を3匹から選択する、といった感じですね。

立ち回りという程大層なものはありません。初手ダイマで荒らし、ミミッキュで尻尾を押し付け、詰め要員で勝ち切るといった構築段階でのプランを通すだけです。選出が全てと言っても過言ではない構築ですが下記で挙げる点は意識する必要があります。

・初手ダイマを詰め要員より遅い相手で返された場合はミミッキュを経由せず2番手に詰め要員を投げる。その後相手の選出に合わせて皮を盾にミミッキュを無理矢理投げつつ尻尾トリックを仕掛ける必要があるか考える。

・相手のラスト1匹に呪いとトリックが入り、連続技の心配もない場合バタフリーは身代わりを押し続ける。(粉は外れる可能性があるため)

・蝶の舞は欲張りすぎないこと。できる限り最短の決着を目指し行動する。

暴風を撃つ回数が多いほど混乱分の運ゲーも仕掛けることができるため、裏も考えて積んでおきたかったり身代わりをどうしても置きたい場合を除いて暴風を積極的に撃つ。

・フィールドターンを枯らすことが大事なので常にフィールドターンは確認すること。(レヒレがフィールドを張りなおすために最終ターンに引いてくるのに合わせて身代わり置いたり蝶の舞をする必要があるため)

仮に初手ダイマを相手にいなされてしまってもそれだけでは絶対に諦めてはいけません。詰め要員は状況さえ作ることができれば1対3の状況からでも勝利をもぎ取ることが可能です。

きついポケモン

・カミツルギ
勝てません。対戦ありがとうございました。最終日当たらなくて本当に助かりました。

・ドリュウズ
ロックブラストがあるとバタフリーでもきついけどマホイップは出せないので呪いまで入れることができても最速起きされたら負けます。
また、型破りドリュウズがミミッキュ相手にダイマを切ってきた場合は尻尾トリックができないので負けです。

・ミミッキュ
自分の使うミミッキュも最強だけど相手のミミッキュはもっと最強です。
襷+ミミッキュでダイマを切られずこちらの初手ダイマを処理されたらもう負けです。

・ドサイドン、ブリザポス(剣舞持ち)
連続技が怖すぎるのでマホイップを選出するのですが瞑想を積む余裕がないためミミッキュで火傷や呪いを入れることができていないと押し切られてしまいます。

・ラムの実持ち全般
バタフリーで勝ち!って言ってたらラムで返り討ちにされました。
一時期当たったランドロスが全てラムを持ってて怯えてました。

・ナットレイ(どくどく持ち)
マホイップで勝てないので無理です。1度しか当たらなかったのでセーフ。

・ガブリアス
ラムの実も怖いしスケイルショットの回数次第ではバタフリーが身代わりごと貫かれるのでかなり不安な相手です。一応ラムじゃなければ確率的には有利だとは思います。

【最後に】

上記でも記載した通りきつい相手も多く、3桁順位以上の方々は催眠対策がレヒレやダイフェアリーだけでもこちらの展開を事前に阻害してくる強者の方が多かったため自身の実力不足を感じました。
しかし目標にしていた1900超えが達成できたので個人的には満足です。これでバタフリーは冠環境でも戦えるポケモンだぞ!と自身を持って言うことができます。足りないのはポケモンの強さではなく自分の実力ですので。
来期はてっきり上位禁止ルールが再度行われると思っていたので駆け込み気味に今回の挑戦をしたのですがまさかの禁止伝説解禁ルールでしたね。
滅多にないルールでのポケモンバトルができるのでまた構築を考えて結果を出せるよう頑張りたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
それでは。


※今回の記事とは全く関係ないのですが、最近推しているポケモンメインのVtuberとしてデビューした紫代マキノさんのチャンネルを張っておきますので皆様是非とも応援してあげてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?