【雑記】まもなく12期を迎える遊戯王OCGの未来はどうなるのか

 皆さんこんにちは。今回は標記の通り遊戯王OCGの未来について考えていきたいと思います。
備忘録的に書く文章ですので、大変読みずらい部分があるかとは思いますが、ご容赦下さい。

1.11期の遊戯王開始の衝撃

 遊戯王OCGが10期から11期に移る際、それ以前の期の移り変わりとは違う点が大きく2つありました。
 1つはOCGのアニメ終了です。週刊少年ジャンプを原作とする本TCGはまさに、漫画•アニメと共に歩んできたと言えます。決して完成度が高いとは言えないルールでありながら、長きの間国内TCGNo.1の座に着いてきたのは漫画•アニメ人気に起因するものと言えるでしょう。
 その中、アニメシリーズが終了するというのはOCGプレイヤーにとっては大きな衝撃でした。私個人で言いますと、「遊戯王OCGの未来も長くないのかな…」というのが正直な感想でした。私が遊戯王の次に好きなTCGであるバトスピもアニメ終了後下火になっている感は否めませんでしたし…(あくまで個人的な感想です。)
 2つめはルール変更です。いわゆるリンクショックと呼ばれた10期ルールから融合•シンクロ•エクシーズ召喚については9期以前のルールに戻りました。
 これについては世評的には賛否でいうと"賛"よりだったかと思いますし、私個人も賛に違い考えでした。ソリティア前提のリンク召喚があまり好きでは無かったですし、それをほぼ全てのデッキにおいて強要されることも嫌でしたしね。それに10期終盤はリンクモンスターのインフレで半ばリンク召喚(リンクモンスター)とそれ以外の召喚法って形になっていましたし。
 ただ、OCGの未来は長くないのかなという思いはさらに強まりました。
 そもそも10期におけるルール変更はデフレを目的にやっていたものであったはずです。そのルール変更の内容はあまりにお粗末であったとはいえ、急激なインフレが起こった9期のことを考えれば、ルール介入によるデフレを起こすという決断自体は非常に評価できるものだと思います。
 しかし、11期に入る時点でこのルール介入をほぼ全て"なかったこと"にしました。側からみればOCGのインフレについて諦めたと感じざるをえません。
 ラッシュデュエルの開始もOCGのインフレに対する諦めを感じさせる要因でした。「OCGのデフレは諦めて、セカンドブランドとも言えるラッシュデュエルに徐々に意向させよう」という風に感じましたし、実際KONAMI側としてもその考えはあったと思います。
 さて、ではそんな11期はどうなったのでしょうか。

2.盛りがった、そしてめちゃくちゃインフレした

 11期のOCGはアニメ終了を感じさせないくらい盛りがったと思います。心配したアニメ終了については遊戯王というコンテンツの長さを利用した過去のアニメキャラ強化という部分で補っていたと思います。これが旧ルールへの回帰と重なり、引退プレイヤーや熱量が冷めていたプレイヤーの熱量アップに繋がったと思います。
 一方で懸念されたインフレは予想通り加速しました。個人的には過去に無いレベルだと感じるほどにです。
 元々11期のルール変更は旧ルールへの回帰という変革はあったものの、シンクロ召喚導入、エクシーズ召喚導入というような目新しさはありまさんでした。6期〜8期のインフレが(相対的には)緩やかな理由はここにあると思っています。全く新しい召喚法の導入により、それまでとは違ったベクトルのカードが強化されることにより、単純なインフレという面で多少抑えられてきた面があると思います(そうは言ってもシンクロとかめちゃくちゃインフレ要因だったけどね)。
 一方で9期はペンデュラムという「過程」の新ルールもありましたが、「結果」についての目新しい要素はなく、この「結果」部分の融合•シンクロ•エクシーズという部分は従来通り…というか販売ペースが上がったことで従来以上に強化されました。これが9期が大きくインフレした要因だと思います。 
 では、11期はどうでしょうか。ペンデュラムといった新要素のない9期です。そりゃインフレしないはずがありません。
 正直、ドライトロンや天威勇者、スプライトといった後攻の場合誘発を握ってなきゃ、相手の事故を祈るしかないみたいなデッキは辟易とします。またリボルトや烙印融合みたいな1枚で妨害札とリソースになるカードは以前にはほとんどなかったでしょう。9期時点では1枚初動のデッキなんてほぼありませんでしたし、積む誘発もG、ヴェーラーと精々うさぎくらいでした。それが今ではファンデッキレベルでも1枚初動はさほど珍しくないですし、Gうらら抱擁に指名者で最初から12枚デッキスロットが埋まってしまいます(これは10期末の時点でそうだったかもしれませんが)。
 愚痴みたいになってしまいましたが、それほどまでにインフレしたのが11期という時代だったと思います。

3.予想外?だった点…ラッシュデュエルの盛り上がらなさ

 正直私はラッシュデュエルを触っていないので「盛りがってない」という表現については怒られてしまうかもしませんが、セブンスのアニメはともかくカードゲームとしてプレイしてる人はそれほど多くない印象ですし、アニメの勢いと新シリーズになってからは微妙という印象です。
 少なくともKONAMIが期待した「OCGプレイヤーのラッシュデュエルへの移行」という面では芳しくないと思います。
 まあ、正直これは予想できたことですけどね。OCGとラッシュデュエルって全く違うカードゲームですし。

4.さてどうなるか12期

 KONAMIの「OCGからラッシュデュエルへの移行」という目的は遂行できそうにありません。また、盛り上がっていたOCGですがインフレの極みみたいな【ティアラメンツ】と【スプライト】が環境を蹂躙したことにより、OCGの盛り上がりも落ち着いてしまいました。この2テーマは異次元であったとはいえ、インフレがこのまま続けば同様の現象は起こり続けると思います。
 その中でまもなく12期は始まります。過去アニメの強化はもう限界です。これをもう1周は正直無理でしょう。個人的にはアニメ復活と全く新しい召喚法の導入によるインフレ抑制しか道はないと思いますが、KONAMI神はいったいどのような裁断を下すのでしょうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?