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考古学フォーラム ”あらわれた浅間山麓の晩期 縄文人”

島崎藤村が千曲川旅情の歌を書いた小諸懐古園。その南の崖にある洞穴から人骨が発見された。佐久警察の鑑識が入ったが、事件性はなく、無縁墓地のある高峰霊園へと運ばれた。
その記事の人骨写真を見て、人類学研究者の田中和彦(佐久の高校教諭)は驚いた!抜歯人骨だったのである。すぐさま田中は、人骨をレスキューした。年代も、今から2500年前の縄文時代晩期を示していた。
後に七五三掛(洞穴)遺跡と名付けら場所から場所から発見された人骨は、同位体食性分析がなされ、核DNAも抽出されている。

今回、七五三掛人骨を中心に、浅間山麓をかけぬけた縄文晩期の人々を追うフォーラムを開催します。ご参加をお待ちしています。

■ 開催日: 2022年 11 月 27 日(日) 9:30ー15:40
■ 会 場  小諸市民交流センターステラホール (小諸市役所となり )
■ 申込制 電話の場合は以下。平日9:00-17:00 受付け
         0267-22ー1700(内2281)(小諸市文化財生涯学習課)      
      Webの場合、 以下のサイト より申込みください。
                      小諸 縄文人 フォーラム 参加申込書 (google.com)
■ 参 加 無料 先着100名
■   プログラム
  9:00    開場
  9:30~ 9:50 晩期縄文ってどんな時代?  藤森英二 (佐久考古学会)
  9:50~10:10 小諸の晩期縄文遺跡 高橋陽一 ・桜井秀雄(佐久考古学会)10:20~11:00 七五三掛人骨から探る晩期縄文人の姿 田中和彦
                   (日本人類学会)
11:00~11:40 縄文人は何を食べたか 中沢道彦 (佐久考古学会)
11:50~12:30 土偶と耳飾り 吉岡卓真 (さいたま市教育委員会)

13:30~15:00 特別講演 米田 穣(東京大学総合研究博物館 教授)       骨の化学分析でわかった縄文人の雑穀利用:縄文時代の管理・栽培・農耕 

15:10~15:40 討論:晩期 縄文人ってどんな人? 司会: 堤 隆 (明治大学)
15:40     閉会

※ 写真は、七五三掛遺跡(長野県小諸市)の晩期縄文人骨(2500年前)

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