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Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル      2 登校から、1時間目までの過ご し方 その2

1️⃣ 持ってきたものを片付ける。  【解説】
  ・宿題と提出物を出す。
  ・机の中に教科書などを入れる
  ・机の横に体操服、赤白帽などをぶら下げる
  ・ロッカーの水筒を上に置く
  ・給食袋を教室の横にぶら下げる
  ・ランドセルや手提げ袋をロッカーに入れる

 1年生になると、登校してから1時間目までに、こんなにたくさんのことをやらないといけません。もちろん、5月末を目処にできればいいと考えて、先生は繰り返し教えてくれます。
 経験的に言って、できる子どもは4月中にできるようになります。つまり、4月中にできない子どもは、特別の支援が必要です。個別に教え方を考えて、教えないとできるようにはなりません。

 机の中とロッカーの件は、Ⅰの1のその9と同様に「ある一定の枠の中に、ものをきっちりと収めるスキル」を使います。

 机の横に体操服の袋をぶら下げるのは簡単ですが、落ちないようにしておくのが難しいのです。特に、赤白帽が落ちてしまいます。ゴムをくるくると2重に巻いておくことを教える必要があります。

 その他は、先生が考えた教室の使い方に従います。「なぜかそうするか」には、理由がありません。学級で集団生活していくときに、先生を含めみんなが生活しやすいように、先生によって考え出された工夫です。

   ・宿題と提出物は、前の机の上の指定されたカゴに分けて入れる
   ・水筒は、後ろのロッカーの上の指定されたコーナーに置く
   ・給食袋は、教室の横の指定されたフックに掛ける

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1️⃣ 持ってきたものを片付ける。【育て方】

 これらは、「日常生活のルーティーンが確立している」と「ある一定の枠の中に、ものをきっちりと収めるスキル」ができていれば、先生の指示に従って学んでいけば自然と身につくものです。
 だから、家庭では、すでに書いたようになことを実践して2つのことを育ててください。文末に、その記事を再掲します。



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