見出し画像

Ⅱ 低学年で覚えて欲しい学び方スキル   18 ノートのとり方  その4


5️⃣ 定規でまっすぐ、かつ素早く線が引けるようになる。 【解説】

 これは、大事なところを線で囲ませる先生が多くいるから必要です。矢印や筆算の横線やイコールまで定規で引かせる先生もいます。では、なぜそうのような先生が多いのでしょう。それは、効果があるからです。

 TOSSの向山洋一さんは「理由はわかりませんが、きれいに書こうという意識が強まり、適当さが減るからではないでしょうか」と言っています。つまり、定規で線を引くと「きれいに書こう」という意識が高まり、チャラ書きや計算ミスが減り、ひいては学力が上がるのです。

 実際、学力の高い子どのもノートをみると、線がきちんと定規で引かれ、見ていていかにも学習意欲が湧いてきます。「ノートがきれい」ということは、大事なことです。

 定規については、文房具の準備のところに書きましたが、もう一度書いておきます。絵のない、折り曲がらない、筆箱に入れやすい15㌢か18㌢の定規を用意しましょう。最近は、10センチの定規を採用している学校もあります。

 引き方も、練習が必要です。縦線より、横線が難しいです。
   ・定規の面取りしていないところで引く
   ・エンピツを持たない手で、定規をしっかり押さえる
   ・エンピツは、少し前右に傾け一方向にだけに動かす
    
(左利きは反対です)


6️⃣ 資料をノリで、素早く貼り付けられるようになる。 【解説】

 これも、結構学校で使うスキルです。貼り付けるだけでなく、切り抜いてから貼り付けることもあります。先生が用意したプリントに書き込み、それを切り抜いてノートに貼るのです。つまり、ハサミとノリ付けのスキルが必要です。

  ・ノリは、スティックのりを用意する
     ➪手の汚れを防ぐため。凸凹タイプは、手の汚れを気にして勉強 
      にならなくなります。ツボノリの場合は、きれいな雑巾を用意
      しましょう
  ・ハサミは、よく切れるものを用意する
    ➪連続斬りでなく、挟んでナイフのように切ると早くきれい切れる
  ・ノリは、四隅と真ん中に点のように付けるだけでいい。塗り過ぎない
     ➪しっかり貼りたいときは、口と✕に塗る
  ・ノリは、ノートに塗らない
  ・貼るときは、曲がらないように貼る
  ・貼ったら、シワがないように伸ばす

7️⃣と8️⃣は、「その5」に書きます。

本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。