Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル 14 掃除当番の方法 その2
3️⃣ バケツの水の汲み方 、雑巾の絞り方、雑巾がけの方法を覚える。
【解説】
バケツの水汲みも、給食の食缶と同じように2人組で行います。同じように、取っ手の10時と2時の方向を持たないと溢れてしまいます。手洗い場で水を汲んでから、下に下ろすときも重たくて溢しやすいです。
「雑巾を絞ったことがない」という子どもが、たくさんいます。「絞ったことがある」という子どもにやらせてみると、お団子を作るような「握り絞り」だったり、雑巾を横に持って両手とも順手でする「横絞り」だったりします。
正しい雑巾の絞り方は「縦絞り」です。縦絞りのやり方を書きます。
① 雑巾を半分か4分の1にして、縦長にして持つ
② 雑巾の下側を左手(順手)で持つ
③ 雑巾の上側を右手(逆手)で持つ
④ 右手は外に、左手は内側にぎゅ~っと絞る
⑤ 何度か握り替えて絞ることを繰り返す
水が一滴も出なくなるまで絞ったら、終了です。
雑巾がけは、基本は『己の字型』に拭くです。廊下はもちろんですが、机の上や黒板を拭くときも同じです。廊下の拭き方を書きます。
① 雑巾を手のひらサイズに折りたたむ。
② 廊下に四つばいになる。
③ 雑巾を横に動かして拭く。端まで来たら雑巾分だけ下に拭く。
自分は、少し後退する。
④ 反対方向の横に拭く。また、雑巾1枚分だ下に吹いて、後退する。
⑤ これを繰り返す。
⑥ 雑巾が汚くなったら、折り直してきれいな面を出す。
⑦ きれいな面がなくなったら、バケツで洗う。
⑧ 最後に、もう一度きれいに雑巾を洗って絞ったら、
雑巾ハンガーの指定された場所に干す
4️⃣と5️⃣は、「その3」に書きます。
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