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自転車 奈良・和歌山 旅3〜伊勢 - 太地町

2019年3月28日木曜日。

今日からこの度の本番が始まります。

"紀伊半島 一周"

朝早く起きて、伊勢神宮へ。

通常通り、下調べは何もしていなかったので、伊勢神宮に外宮と内宮があって、3km離れているなんて知らなかったです。

宿から外宮が近かったので、外宮からお参りします。

伊勢神宮は朝5時から参拝可能だそうですが、朝早くは人が少なかったです。

宿に戻り朝食。続いて内宮へ。

本来なら、外宮から内宮の順序でお参りするそうで、知らないまでもその順序でお参りするほどの運の良さは常々持ち合わせています。

就職活動の面接が本格的に始まる前に伊勢参りです。


さて、ここから紀伊半島を走ります。

まずは、伊勢市内から度会町、南伊勢方面へ登ります。

地図を見ればわかる通り

まあまあ山の中を縫うように進みます。

海沿いに出れば平地だと思うのが、関東平野出身の僕なんですが……

そんな甘いわけもなく、国道260号と42号は共にアップダウンの連続です。

何度となく書いてますが、平坦なのは平地だけで基本的には山がちな日本列島。

国土の7割が山間部の日本ですから当たり前といえば当たり前です。

ただ、キツイだけで景色は保証できます。

結局、海と山のコラボレーションが一番キレイに思えます。
走っていて気持ちがいいです。

紀北町の紀伊長島駅近くで国道42号に乗り換えます。
国道42号とは末永く添い遂げることになります。

国道42号は、比較的キレイで道が広く走りやすくあります。
ただ、アップダウンは激しいです。

尾鷲市に入り、矢ノ川越え(やのこ)です。
浜松から和歌山までつなぐ国道42号で1番の難所らしいです。

峠の標高は432m。
中々のものです。

登っていくと矢ノ川峠の標識がありますが、これはフェイクで、矢ノ川トンネルもフェイク。
大又トンネルでようやく下りに入ります。

下りに入ったかと思いきやしばらく、弱のぼり基調という厳しさです。

下りに入った後、道の駅熊野きのくにで赤福を食べます。

といっても売ってるわけではなく、伊勢で買ってきたものです。

熊野市駅まで来ちゃえばあとは、約40kmくらい平坦です。

こうなれば、あとはゆったり観光モードに入ります。

海を左に望みながら、気持ちよくサイクリングです。

途中で見つけた、花の窟神社へライドイン。

世界遺産だそうです。

本殿がないという不思議な神社でした。

神主さんがすごくいい人で親切に色々とお話ししてくれました。

熊野から那智勝浦までは、ほぼ平坦ですし、海がキレイですし、道の駅も多いのでサイクリングにはうってつけです。

和歌山県新宮市に入ります。

そして、クジラの町太地町です。
シーシェパードの活動家たちも度々訪れているそうですが、見かけませんでした。

走行距離174km。
獲得標高2897m。
平均速度29.6km/h。

かなりのパワーを使った後のビールは格別です。

夜ご飯は、クジラの刺身定食。

まずいわけがありません。

美味しかったです。

星がキレイな太地町。
小さな町ですが、好きになりました。