自転車 奈良・和歌山旅1〜羽田-伊丹〜奈良
2019年3月26日火曜日。
就職戦線の第一線の激戦地で日夜、戦々恐々としている今日この頃。
とはいえ、いつしかのどこかのように逼迫しているわけではないし、ゆとりがあります。
ゆとりがあれば物事を俯瞰できて、冷静に判断できると思います。
逡巡して決断すべきタイミングを逃すと、痛いパンチをくらいようやく目を覚ます。
なんてこともあると思うので、一呼吸置いて考える時間があってもいいかな
と
いう言い訳を両親に向かって大げさに話し、半ば強引に、半分呆れられながら出発しました。
「就職決まってから行きなさい」
と言われても、とるもんとっちゃったし、キャンセル料かかるし、まぁしょうがないと思います。
でも、やる事はしっかりやってきました。
土曜日に面接を受け、月曜日に会社説明会をこなし今日、出発です。
とまあ、前置きが長くなりましたが、出発しました。
朝早くの飛行機で、羽田から伊丹へ。
羽田では、雨がパラついていました。
どうも、僕の自転車旅では初日 or 2日目に雨の降ることがおきまりのようで、飛行機の揺れがハンパなかったです。
伊丹は正反対で快晴でした。
パパッと自転車を組み立て出発です。
かれこれ、2年ぶりの大阪です。
2年前は、群馬 - 長崎の途中で走って以来です。
当時は、色々試行錯誤中でした。
1日1日がある意味戦いでしたし、計画がずれるのを極端に嫌っていました。
今では、「どうとでもなる」をモットーになんでもありになっています。
まぁ、本当に「どうとでもなる」ので、楽しむことだけ考えています。
「メクトゥブ!メクトゥブ」
アラビア人たちは、困難な状態に陥っても、のんきに歌なんか歌って対応していくようです。
直訳すると、「それは書かれている」
意訳すると「神の御心のままに」。
これは、今話題のD・カーネギー『道は開ける』の中にも、そして僕のお気に入りパウロ・コエーリョの『アルケミスト』の中でも触れられていました。
どんせなんとかなるなら、どんと受け入れて、前向きに楽しむ。
のんきに旅しております。
さて、まず向かうは、大阪と奈良の県境にある、暗峠です。
知る人ぞ知る、聖地です。
サイクリストの聖地です。
あっ、でも普通のサイクリストじゃないですよ。
変態サイクリストの聖地です。
間違いないです。
約3km。急勾配が続きます。
平均斜度15%。最大斜度31%。
歩いて登るだけでも、足がつりそうなのに、自転車で登るなんて変態に間違いないです。
でも、ここ。
国道なんですよ。
国道308号。もう、意味が分かりません。
死ぬ気で登って、奈良県境。
これだけの急勾配だからこそ、下りの方がキツイ。
どれだけ強くブレーキを握りしめても滑り落ちてく自転車。
もう本当に命がけです。
続いて、法隆寺。
奈良は晴れマークなのに、ここで雨が降り出す、お決まりパターンも無事炸裂し、奈良駅まで行き本日終了。
土曜日に受けた面接の後、
「結果は1週間程度でお知らせします」
と言われたのに、3日後の今日、合格通知。
最終面接が残ってますし、他の企業も受けるのでまだまだ終わりませんが……
メクトゥブメクトゥブ。
なんとかなるし、焦らず行こう!就職戦線。