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自転車 群馬-長崎旅 2〜上野-三島

2日目。2017年2月17日・18日。木・金曜日。

今日の夕方上野に到着しました。
少し休憩してすぐ19:00出発します。

外堀通りを西へ移動します。

神楽坂、青山、外苑前、表参道
名だたるお洒落な街々を快走します。

ネオンだとかなんだとかでキラキラしています。
夜の東京サイクリングは爽快ですね。
表参道でマリオカートと出会いました。

そして、渋谷駅前スクランブル交差点です。

外国人が写真撮ってたので、釣られて撮りました。
時間が時間なら天気予報に映ったかもしれないですね。

ここから、国道246号で西へ神奈川を目指します。
軽いアップダウンが多いです。
加えて、
問題点がもう一つあります。

それが、「路線バス」です。

路線バスがとても多いんです。
合わせてバス停も多いです。
自転車は左車線の路肩を走らなければなりません。
バス停ごとに止まるか避けるかしないといけません。

歩道は人が多いので自転車の居場所はありません。

サラリーマンチャリダーは慣れた感じでスラスラと縫うように抜けていきます。
いかんせん僕はサイドバックをつけています。
だから、細心の注意を払います。
慣れるまでかなり時間がかかりました。

20:41神奈川県川崎市に入ります。

田園都市線の二子新地と二子玉川の間です。

当たり前ですが、交通量が多く街灯やら店の光やらで明るいので安心感があります。

ただ、引き続きアップダウンに苦しみます。

大和市を抜け時間とともに交通量、
そして、街灯が少なくなってきます。

0時ちょうど厚木駅で大休憩を挟みます。

眠い、寒い、疲れた、不安でもう動きたくありません。

とりあえず日高屋でラーメン食べて暖まります。

この時間になると、お店も閉まっている場合が多いですし、厚木を過ぎればお店の数も激減します。
孤独感が増します。とにかく不安です。

0:40 覚悟を決めて出発します。

厚木、平塚、大磯と国道246号は市街地の外れを通っています。

だから、山がうっすら見えてきます。

平塚は国道少し外れると激坂が待っています。
正直、心が折れました。
辞めたい。
心の底からそう思います。

そんな気持ちを持ったまましばらく、国道を離れて山に近い県道です。

国道1号と合流して2:43 小田原に入ります。

小田原はとても広い街です。
長かったです。

でも、
路肩が広く、明るく、何よりも店が開いているのでちょっと嬉しくなりました。
ひと安心です。

小田原駅前も静かです。

小田原城は暗くて見えなかったです。
当たり前ですね。
小田原のコンビニで休憩します。

この時間ですが、今から箱根越えです。
4:17 箱根湯本駅前です。

箱根湯本駅を過ぎれば本番です。
激坂が続きます。

低山とはいえ冬の山をしかも深夜に自転車で越えていきます。
箱根駅伝のコースで登っていきます。
もう使われなくなった、函嶺洞門を横目に進みます。

それにしても暗くて怖すぎます。
何か出てきてもおかしくない。

約14,5kmに渡って登りが続きます。
登るにつれ寒くなってきます。

しばらくすると自転車で登れなくなります。
諦めて押して歩きました。

--暗い中登ってると思うことがあります。
あれ?今何やってんだ?

それでも、さすが温泉街だと思う点があります。

--朝も近いからか朝食や新聞配達の車など交通量が多い点
--街灯がある点

これらが僕の最後の救いになっています。

思えば、
車のドライバーからすれば、自分は完全に幽霊ですよね。
びっくりしたはずです。
だって、
冬の4時、5時に箱根を自転車で越えてるなんて考えられないだろうし、
ドライバーも寝起きで頭が働いてないはずで
幽霊だと思われても仕方ないと思います。

しかし、
車が来ない時は、シーンとします。
夜のしじまをつんざく水の音。
不意に聞こえる山肌からのカサッカサッ音。
風なら良。幽霊なら可。動物なら不可ですね。

イノシシとか出てこられたら完全にアウトです。
遭遇しなくてよかったです。

箱根は峠道です。
何度カーブを曲がったかわからないです。

やっていなかったけど、途中コンビニがありました。
この辺も、さすが箱根だなと思いました。
峠に近づくにつれて明るくなります。

そして、残雪と強風です。

今日の箱根寝起きは最悪です。
風の強さはすごいです。
踏ん張らないと吹き飛ばされるくらいでした。
まっすぐ歩けず、建物の影で少し様子見ました。
6:29 やっとの思いで国道1号最高地点到着です。

風の谷間を推し量って撮影します。

874mです。
小田原で海をうっすら見かけているので、夜中に800mもの登山を決行。

あとあと振り返れば、よくやったもんだと心の底から思います。

途中休憩入れましたが、

15km歩いて登ったわけで、2時間かかったのもやむなしだと思います。

もう二度とやりたくありません。

と当時は思いました。

しかし、
今であれば、全区間自転車に乗ったまま箱根越えできる自信があります。
いつかリベンジしたいです。

さて、峠を下り芦ノ湖です。
荒天で波打ってますね。

でも遠くに富士山がうっすら見えます。

そして、
この後もう一度登りがあります。
登って降りれば、箱根駅伝5区ゴール地点に到着します。

いつも何気なく駅伝を見ていますが、実際に来てみてランナーの凄さを思い知りました。

この区間をハイペースで登れる心臓と根性が本当に凄いと思います。

もう終わりかと思いきやもう一つ峠があります。
すっかり嫌になってるので自転車降りて、押して歩きます。
こちらの峠は距離が短いです。

そして、7:25静岡県函南(かんなみ)町に入ります。

どうも、ここが箱根峠のようです。

そして、ここからようやく完全な下り基調になります。

三島スカイウォークをすぎ、右手に富士山。

左手に熱海か三島を眺めながら、ハイピードで下りていきます。

九十九折で交通量が多いことから、細心の注意を払います。

8:38 極楽湯三島店到着しました。
開店までまって入店です。
入浴と仮眠を繰り返し、今晩1:30まで滞在予定です。