自転車 東北・北陸旅 2〜盛岡-宮古
2日目。2017年8月23日水曜日。
今日は昨日と打って変わって快晴です。
盛岡から沿岸部の宮古を目指します。
宮古までの経路はいたってシンプル国道106号線です。
途中の区界まで約27kmくらい登り基調、宮古までの下り基調です。
今日の舞台、国道106号は復興支援道路です。
自己解釈ですが…
岩手県沿岸部には国道45号線が通っています。
しかし、津波被害などで不通になった場合、国道4号〜国道106号で迂回できる。
救援や物資の輸送をするための道だと思います。
おそらく東日本大震災の後、復興支援道路となったのだと思います。
だから現在も国道106号では、
道を拡張したり
新しいトンネルを掘ったり
新しい道を作ったり…
たくさん工事をしています。
そのためトラックがかなり多いです。
--あなたは「夏」「東北」で何を思い浮かべますか?
僕は熊です。
心配性の僕は熊がとにかく怖かったんです。
国道106号は山の中を通っています。
熊に出会ったらどうしようとばかり考えていました。
でも、杞憂に終わりました。
なぜなら熊もトラックの音が怖くて出てこれないですよね。
当然一頭もみませんでした。
盛岡を出発したあと、すぐに登りが増えます。
斜度ですが最初は大したことないけど次第にきつくなってきます。
車の待避線ごとに休憩をとりながら進みます。
最後の5kmがかなりきついです。
最後の方は平均速度が一桁でした。
区界トンネルを過ぎると宮古市です。
トンネルが見えた時死ぬほど嬉しかったです。トンネル抜けるとすぐ道の駅です。
道の駅で大休止です。
今日の区間は、ここまで登りで残りの約70kmは下り基調なんです。
なので、気持ちの面でかなり余裕が出てきました。
でも、下りということはスピードが出るということです。
国道106号はトンネルが多く路肩が狭い。
下りのトンネルほど怖いものはないと思います。
暗いトンネルの中、スレスレを大型トラックが猛スピードで僕を抜いて走ります。
トンネルの中はものすごい排気ガスです。
息苦しくて辛かったです。
加えて前日の雨でトンネル内はビチョビチョのまま、足元泥んこになりました。
本日2回目の大休止。道の駅やまびこ館です。
道の駅やまびこ産直館から宮古市街地まで約43kmです。
標高が下がるにつれてなぜか苦しくなってきます。
間違いなく疲労です。
茂市駅を過ぎたあたりからようやくポツポツお店が出てきました。
そして宮古駅到着です。
番外編 浄土ヶ浜、道の駅みやこ
浄土ヶ浜ですが、漁港の方から登って行ってビジターセンターに自転車を停めて、館内のエレベーターで降ります。そこから歩きです。
案内看板が少なく分かりにくいので参考にしてください。
宮古の震災被害・復旧状況
僕が感じたまま書きます。
宮古市役所は海の近くにあるため相当の損傷を受けたようですが、駅やデパートなど生活の中心は海岸から少し離れたところにあるため、比較的復旧が早く進んだのだと感じました。
日本全国によくあるような地方都市というような感じの印象をうけました。
宮古港にはものすごく高い防潮堤が建設されていました。
サイコン記録
時間:5:11:12
走行距離:110.16
平均速度:21.2
最高速度:49.3
消費カロリー:1926