天鳳の技術③(「押し返せる手」を作る)

「押し返せる手」を作ることは非常に大切であり、日本プロ麻雀協会の鈴木たろうプロや堀慎吾プロの本などでも語られている。今回の手の進行に関して同意されるかはわからないが、少なくとも自分としてはそのつもりで打っていた。

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南二局1本場でラス目。なかなかいい手牌だったが、下家の親から2巡前にリーチが入っている。8索ツモでテンパイだが、、、。どうする?

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マジョリティ(特に天鳳)では八萬切りリーチになるのだろうか?ただ自分の選択は8索ツモ切り。それも自信を持っての選択。
経験的(感覚的)な判断も大きいのだが、このままリーチと行っても偶然役(orツモ)が2つ以上つかない限りは満貫クラスにはならなさそう。待ちもドラ筋。それよりはテンパイ時のアガりやすさ&打点、そして安全性からの8索切りがこの場では優秀ではないかと考えた末の選択。そして次巡、、

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望み通りの5筒ツモで迷わず立直。そして、、

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2巡後に6筒ツモ。結果論ではあるが、なんとか2着目に浮上した。

麻雀は微妙なバランスが要求されるゲームだ。手が安ければ押し引き判断が非常に難しくなる。ただ勝負手を作っておけば、ほとんどの状況で押すことができる。例えリーチを受けていたとしても、焦ったリーチではなく、安全牌を切りながら高打点の手を育てていくことが重要である。

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