このワカメ、マリに似てる

3歳の娘は毎日が楽しそうだ。

日々できることが増えているからだろう。しばらく前から、娘は地図が好きだ。特に世界地図が好きなようで、世界地図パズルで良く遊ぶ。先日までは、比較的ピースの大きい南米大陸は自力で完成させられていた。つい数日前は、国が多くて複雑なアフリカ大陸を完成させられたと嬉しそうに話してくれた。

世界地図パズルで国の形を覚えたらしく、見るものを国にたとえることが多くなった。今週は、朝食のごはんにかけられたワカメふりかけを見て、娘が言ったらしい(僕は起きられず妻から伝えられた)。「このワカメ、マリに似てる」。

「マリ???」。

調べると、国土は逆のL字のような形をしている。

そういえば、先日も夕焼け空を見て、娘が言っていた。「あの雲、モンゴルに似てる」。確かに横に広がっている雲は言われてみると、モンゴルの国土に似ていた。マリは確かに他の国に比べるとちょっとユニークな形をしている(国境線が直線なのはフランスのせいだろう)。それにしても、マリとは・・・。何か彼女の記憶に留めるものがあったのだろう。

日に日に変わる彼女のマイブームで世界地図がいつまでその地位を占めるかわからないが、これからの彼女のたとえが楽しみだ。

今日の帰り道、「ハイプシュテンコンナ-やりたい!」と叫んだ。ドイツ語のような響きに、何事かと思ったら、道路のわきにある「ハイステップコーナー」の上を足を踏み鳴らして歩く遊びをそう名付けているそうだ。ハイプシュテンコンナ-。どことなく欧州の香りがする。


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