見出し画像

【インタビュー】作業配信をしながら情報を交換して、 お互いに高め合う。マチコーさんが目指す「大きな共同体」

00:00 Studioで作業配信をするクリエイターにインタビュー!今回は、インディーズゲームクリエイターのマチコーさんにお話しを伺いました。

マチコーさんは現在大学生でありながら、ゲーム制作サークル「スーパースターマイン」で代表として活動されています。

代表作の「れーぞく!ネクロマンスちゃん」

00:00 Studioでコラボ企画開催中の「ゲームクリエイター甲子園2021」にも参加されており、大会に向けたゲームの開発風景を配信頂いています。

それでは、00:00 Studioについてのお話しを早速伺っていきたいと思います!

-作業配信というものはもともと知っていましたか?

はい!今回ゲームクリエイター甲子園で使う前から00:00 Studioも知っていました。今年の1月くらいにClubhouseでけんすうさんがプロセスエコノミーについて話してるのを聞いてていて、その時から少し気になってました。

そのあと尾原和弘さんの書籍「プロセスエコノミー」を読んだりしてずっと気になっていたところ、ゲームクリエイター甲子園で00:00 Studioがコラボしていることを知り、実際に使いはじめてみました。

-そうだったのですね!ちなみに、00:00 Studioは知ってたけどこれまで使わなかった理由はありますか?

最初にサービスを知った時は確か漫画家さん向けのサービスとして紹介されていて、ゲームというジャンルで作業配信する人はいないのかな?と思っていたんですよ。

というのも、ゲームを開発する中で色々な作業があるのですが、実際のゲーム画面を作っていくような華々しいことってあまりなくて、スプレッドシートをいじったりとかメンバーとひたすら議論するとか、泥臭い作業が多いんですね。

そんなところを配信しても見てくれる人がいるのかな?と思ってました。あと、ネタバレがあったりすると売上に響くかなという懸念もありましたね。

-実際に00:00 Studioを使ってみて、いかがでした?

まず使ってみて「今日配信しようかな」と思うハードルがすごい低いというのを感じました。実はこれまでもTwitchとかYoutubeLIVEとかで配信をしようと思ったことがあるんですけど、OBS(Open Broadcaster Software)の操作が複雑だったり、ちゃんとした配信環境を整えるのが面倒だったんですよ。

そのあたり、00:00 Studioさんは作業画面をDiscordとかGoogle Meetのように簡単に配信ができたり、自分の配信を別の枠で確認できたりと、実装されている機能が配信プラットフォームとして優しい作りになっているところが、すごいいいなと思いました。

スクリーンショット 2021-10-05 11.22.15

マチコーさんのプロフィールページ

-ありがとうございます!最初の配信は緊張しましたか?

最初の配信は作業するといいながら、1時間くらいずっと自己紹介みたいな感じで話してたんですよね。

他の人の作業配信を見ていても、自分の作業を黙々とやっている方や作業しながら視聴者とお話しする方など、いろいろなタイプの配信があるのを知ってたので。自分の好きなように喋ろうと思ってたので、あまり緊張はしなかったですね。


-配信をしながら話すのは難しくなかったですか?

僕自身が人と話すのが好きな方でして、元々チームのメンバーとも通話しながら作業をしたりしてるんですよね。例えば視聴者の人から質問が来たら嬉しいですし、やっぱりコミュニケーションとりながら作業進めるのは、僕には合ってるのかなと思いましたね。


-これまで配信をしていて、印象的なやりとりなどはありますか?

作業配信をしている中で、ちょっとした気づきや何気ない言葉を発した時に「そういう考えがもあるんだ」という反応がくると、他の人の視点からみた考え方とか客観的な視点を自分の中に入れられるというのがいいなと思いました。

自分はゲームクリエイターですが、ゲーム業界とは別の業界の人から見た時に「ゲームってそういうふうにできてるんだ」とか、別の業種のクリエイターの方の視点でコメントもらえるのも面白いなと思いましたね。

スクリーンショット 2021-10-05 11.16.55

マチコーさんの配信中画面

-00:00 Stduioを利用していて、開発や制作のヒントになったことなどはありますか?

昨日、真機_械さんの配信にいってコメントでコミュニケーションとってたんですけど、そのときにやっていた作業がフィールドのレベルデザインで「あのゲームのフィールドを参考にしています」みたいな感じで教えてもらったんです。

ちょうど自分もレベルデザインの開発をしているところだったので、真機_械さんの配信を通してアイディアを引っ張ってこれたり、みたいなことはありましたね。

-ゲームクリエイター甲子園の配信が増えると、そういった機会は増えていきそうですね?

そうですね!やっぱりチームの中だけで話してるとどうしても情報が閉じてしまうんですよね。他のチームや他のクリエイターと話すことで、もともと自分の中にはあったけど気付かなかったり見えていなかった部分が見えてくる、というのはあるかもしれません。


-一方で、お互いに知見やノウハウを共有することで「ライバルにヒント与えちゃう」みたいな側面もありますか?

そういう考え方もあるかもしれませんが、自分は情報を公開、発信していくことで自分の中に入ってくる情報も増えてくるということもあるんじゃないかと思っています。

サービス内で他の人の話を聞いたり、自分がアウトプットすることで00:00 Studioを使ってる人同士で知見を共有できて、そこがすごくいいなと思います。

情報を交換することでお互いに意識しながら、尊敬することができる。チームよりももっと「大きな共同体」としての知見を高めていくことができると自分は思いますね!


-最後にゲームクリエイター甲子園への意気込みをください!

今制作しているのは「れーぞく!ネクロマンスちゃん」というゲームなんですけど、私もゲームクリエイター甲子園に参加はしていますが、この大会で優勝することが目的ではないんですよね。

目標としてるのはグローバルに向けてゲームをリリースすること。そしてしっかりと自分たちで最後まで責任を持って売り切るということを目標にしています。学生クリエイターとしてではなく、インディーズゲームクリエイターとしてしっかりと売上を立てたいですね。

これからも00:00 Studioさんでその目標に向けて頑張っているところや作業を積み重ねていく姿を配信していきたいと思ってますので、応援して頂けるととても嬉しいです!

-ありがとうございました!これからのゲーム開発、応援しております!

この記事を読んで作業配信に少しでも興味をもって頂いた学生さんは、宜しければ00:00 Studioと「ゲームクリエイター甲子園2021」のコラボ企画の詳細をご覧ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?