舞台刀剣乱舞 禺伝 矛盾源氏物語の感想と妄想

純粋な感想

ちょもさんの足が長い
ちょもさんの足が長い
ちょもさんの足が長い
木偶が心を持つ「愚かさ」…そんなこと言わないで涙
物語は美しい地獄


舞台刀剣乱舞 禺伝 矛盾源氏物語に救われた人間の話。

このnoteには、「舞台刀剣乱舞 禺伝 矛盾源氏物語」の感想と妄想と妄想と妄想とネタバレが含まれます。
また、感想とは関係がない、私の義務教育期間中に受けた性被害と性的虐待についても触れています。その手の内容が苦手な方はそっとページを閉じてください。

ふじこスペック
・審神者歴2年半
・推しは山鳥毛、小夜、謙信
一文字一家と長船
・宝塚はニュースで試験の合格発表がすごいことを見てるくらい
・宝塚OGはよくわからない
・観劇も数回程度。
前回観劇予定のバナナフィッシュの舞台当日にコロナで舞台が中止になり感情が死んだ
・大学は文学部だけど明治から昭和初期が主で源氏物語は講義で触れた程度のほぼ無知識


推しが出る!宝塚OG!?おそらくなんかすごいじゃん!絶対見るしかねぇだろ!と強く念じてチケットをゲットして、TDCホールへ行きました。

抜け殻になり帰宅。とにかくちょもさんがやばすぎて魂抜けかけた。

とりま一晩越え、
禺伝面白かった!
最高だった!
すごかった!
生きててよかった!
と感情が大爆発、配信を流しながら通勤し、ご飯を食べ、寝ながら聴いていた。

Twitterの考察と配信でいろんな疑問が解決してきた。
ちなみに私のTwitterアカウントは2.3アカウント凍結祭りに現時点で巻き込まれ続けていて精神的にそろそろ限界でnoteに逃げてきたのです。
だからこれは自分勝手な感想の吐き出しだー!うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!

・禺伝が女性キャストであったこと、矛盾であったことで救われた

私は男性が苦手である。
それは小学生から高校一年まで、身内の男や知らん男からの性加害、性的虐待に心を殺した末、現時点でも抗うつ薬がないと生きていられない人間だからだ。
でも推しの男性芸能人もいるし、男性の友人もいる。まあなんとか社会生活もおくれてはいる。
でもできれば男性とは関わりたくない。というか、男性器を持つ人間、なんだなぁ。
心が男でも、男性器がなければ私は平気という、矛盾。心が女性であっても、男性器を持つ人間は無理という…。

だから、たとえ役が男であっても、出演者全員が女性である禺伝は、とても安心感があった。
劇中、男性が女性を愚弄するシーン、虐げたことを予想されるシーンであっても、女性が演じているから、物語として受けられた。
これが男の俳優さんだったら果たして、面白かった!最高だった!と、私は、言えただろうか、自信がない。
物語と現実は分けられているオタクだと自負はあるけど、たまにダメな時もある。
それは私の都合だから、作品も男性キャストも悪くないよ。他の刀ステを配信で見たけど面白かったよ。

本編から行間へ、女たちが結託し、最後に男であると描写される光源氏を、女たちが殺そうとするのよかったな〜。
そして光源氏を殺せなかったところも、また、よかった。
憎いと思いながら、それでも愛した、だから殺せなかった。それはとても人らしい感情だと思う。キャラクターから人へ、彼女たちは真に、生きる存在だったのだなぁ。
それを歌仙が切るという、刀として、心がありながらも物の役割を果たすの、カッコよかった。泣いた。

禺伝は、反転と矛盾の世界であった。
物語の登場人物が行間で生きること
女たちが蜂起すること
刀剣男士を女性が演じること
本来の刀剣男士ではない「設定」を付与されているために起きた矛盾
主要キャストだけではない、普段の舞台刀剣乱舞ではありえない女性たちで作り上げる物語

安心して、禺伝に溺れることができた。
物語の水底に沈んで、二度と陸には戻れないと思えるほどに。
禺伝は、私の心の奥底にある、恐怖心を一切排除して、さらに、奮い立たせてくれた。まさか刀剣乱舞でそんな作品が見ることができるなんて、夢にも思わなかった。
だって、刀剣男士の、男の人の物語だと思っていたから。
それを承知で私は刀剣乱舞を愛していたのに。
なんだか急に、刀剣乱舞を好きでいていいのだ、という気持ちが湧いた。
禺伝、最高の本丸に出会ってしまったよ。

もちのろんで本編、ゲームをこれからも愛するし、相変わらずcv井上さんの小鳥呼びにキャーキャー言うておりますが。
ところで、読書好きとして、同人文字書きとして、グサグサ刺さるセリフもたくさんあった。
はよBlu-rayほしい。

「物語に心を寄せるものが悼む気持ちがあるのなら、それは嘘ではない」
「ありもしない物語は嘘か?
ありもしない嘘を通じて生まれた心は嘘ではない。」

読書が好き、物語が好き、と自覚した子供の時に他人から言い放たれたこと「所詮嘘、フィクションに意味はない」への回答だと思った。私が読んで感じた気持ちは嘘ではない。それを蔑ろにできるほど、私は鈍感な人間ではないし、なりたくもない。

「和歌から溢れてしまうほどの、物語」

わかる〜妄想が溢れてたまらんから二次創作してしまうのよね、2023、冬。って気持ち。
 
「物語ることは地獄か
この美しい地獄を
分かち合おうじゃないか」

最高か?????最高すぎて泣いた。禺伝すごすぎない?????こんなすごい作品があるのすごくない?????(語彙力の喪失

禺伝を知る前の私にはもう戻れない。
劇場で私は一度死に、そして生まれた。
本当に、夜明けだった。
ありがとう、禺伝。
ありがとう、禺伝に関わったすべての人たち。
私は救われた、禺伝に生きる希望をもらった。

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