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635杯目:女性蔑視発言のニュースを因数分解して『会議』について考えてみた。

ここのところ連日、女性蔑視発言で、ニュースやワイドショーやネットなど、そして日本だけでなく世界にまでこの話題は拡がっているようです。

女性がたくさんいる会議は時間が掛かる…
女性は競争意識が強いから、1人が発言をすると…

女性は…と言った発言には議論の余地はなくNGですが、この発言をもう少し因数分解、もう一段深く掘ってみると、このような発言になった原因は会議のあり方にある事が分かります。

会議とは字の如く、会って議論をする。
辞書で言葉の意味を調べてみると、
関係者が集まって相談をし物事を決定すること。またその集まり。
(小学館デジタル大辞泉より)
と、なっています。

自分も色々な会議に出席しましたが、会議次第に必ずあるその会議の主催者の挨拶で…

本日、出席の皆様のご協力をいただいて、この会議がスムーズに進行していければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

って、話される主催者の定番の!?フレーズ聞きますよね。
これってどう言う意味なのでしょう?

これを聞いて、変に意見など発言して会議を長引かせないように又は混乱させないように…と、主催者に釘を刺されているような気がするのは自分だけでしょうか?
コロナ禍になって、短時間で会議を終わらすために、さらにこの挨拶をされることが多くなった印象です。
それなら、そもそも一つの会場に人を集めるなよ!って言いたくもなりますがf^_^;

先程の女性蔑視発言の意味を掘ると、意見や発言をされる人が、さらにそういう人が多いと会議時間が延びるから困るという話になるんですよね。

そもそも会議中、分からない事があったり自分の意見があったりしても発言してはいけないものなんでしょうか?
それなら、わざわざ人を一つの場所に集めて会議なんてしないで、文書を送って賛成反対の返事を受けるだけで良いんじゃね?
って思うんです。

そう言うと、顔を直接合わせることも重要なんだ!と反論されると思いますが、そうなんでしょうかね?

自分は会議を否定しているわけではなく、みなさん忙しい中、時間を調整してその会議に出席しているのだから、それなら自分の意見が言える場でないといけないと思うのです。
そうじゃない、主催した方の文書をただ報告だけするような会議が無駄だと思うのです。

10数年前、ヒョンな事から小学校のPTA会長をやることになっちゃった時、PTA委員長会議をフリートーク形式にしてみました。
会議冒頭の会長挨拶で、忌憚のないみなさんのご意見を…とか、意見のある方は挙手をお願いします…とか言ったって、空気で結構ハードルが高いんですよね。

それなら、議題に対して挙手も何もなし、思ったら勝手に話をすると言う形にしました。
隣にいる校長先生は、この見たことのない光景に、目がまんまるになっていましたが…
PTA会長が決めたことだから文句も言えず(笑笑)

この形に、先輩PTA会長からも賛否の否をよく言われましたf^_^;
そんな事したら、会議の収拾がつかなくなるじゃないか!?
好き勝手なことしゃべらせてたら!!

自分が答えたのは、
いや、そのためにその会議の議長であるPTA会長がいるんでしょ?
そこは議長の裁量でしょ!

と言ったら、納得はしていないようだけど反論はされませんでしたf^_^;

皆さんの意見を聞いて議論できないと、会議の意味はないと自分は思っているので、そのようにしました。

皆さん、忙しいし、ましてやPTAなんて誰も望んでこの場所に来てないんだから、その場所が楽しい所にならないと、その後のPTA活動だってただただ事業を消化するだけで、それこそPTAなんていらないんじゃね?って話になっちゃいますよ。

だから今回の女性蔑視発言、女性は…の発言は言語道断ですが、根本は主催者側の都合というか、そういう形式的な会議が当たり前になっている現れなのではないかと思いました。

#会議 #女性蔑視発言 #PTA   #コラム #エッセイ

貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。