見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0630

中山道 1日目-04 2018.12.29

万世橋高架橋に沿って進むと、神田川(外堀)を渡る昌平橋へ。
寛永年間の架橋といわれるこの橋は、当初は近くの一口(いもあらい)稲荷から一口橋と呼ばれたが、元禄4年に湯島聖堂(孔子廟)建設の際、孔子の生誕地、魯国昌平郷に因んで昌平橋と命名。

昌平橋

昌平橋を渡ると、中山道は再び国道17号となり、総武線の松住町架道橋をくぐる。
昭和7年に総武線が御茶ノ水へ延伸された際に、交差点を斜めに跨ぐ形で架けられた橋で、日本の鉄道橋としては初のタイドアーチ橋。

松住町架道橋

国道17号は神田明神下交差点を左折し、湯島坂を上がる。
左手は湯島聖堂の練塀が続く。
湯島聖堂は5代将軍綱吉が建てた孔子廟。

湯島聖堂の練塀

湯島坂の国道17号は神田明神の鳥居前へ。
伊勢神宮の御田、すなわち神田の宮として創建された社。
江戸城増築の際に神田台へ移り、さらに元和2年に今の社地へ移った。
神田祭は江戸城中へ山車が入った天下祭。

神田明神

神田明神鳥居脇に、明神甘酒の天堅屋。
弘化3年創業。
店の地下にある天然の土室(むろ)で麹を作る。

天堅屋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?