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雑司が谷散人の街道遊歩 0620

京街道 2日目-07 2018.12.19

京街道旧道から淀川堤防に上がる道に、対岸の山崎との間を結んだ山崎の渡しの道標。
淀川を渡した山崎の渡し、狐の渡し、広瀬の渡しのうち、最後まで残ったのが山崎の渡しで、廃止は昭和37年。

山崎の渡しの道標

橋本といえば往時は遊郭で知られた街。
京街道旧道沿いは、まるで映画のセットのように遊郭時代の面影を色濃く残す建物が軒を連ねる。

橋本

江戸期に成立した橋本遊郭は、鳥羽・伏見の戦いで砲撃を受け、街は焼失。
これを明治20年に京都府が遊郭営業を許可し、街は息を吹き返す。
京阪電車の橋本駅開業後はさらに賑わい、最盛期は昭和12年頃という。

橋本

橋本遊郭跡の街並みの外れに、橋本湯。
遊郭の歴史とともに昭和、平成と生き抜いてきた銭湯と思われるが、近年廃業の様子。

橋本湯

橋本湯の前を過ぎると、京街道旧道は淀川左岸の堤防上へ。
そこは京都府と大阪府の府境。
対岸の山崎の山並みを眺めながら、これより枚方市に入る。

枚方市へ

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