整体院の売上が上がれば幸せになれるのか?
7年前、整体の売上を上げることに疲れた時期があった。
当時は、売上さえ上がれば悩みがなくなり、充実感や幸福感だけが残ると思っていた。
だが、それは幻想だった。
売上が上がり始めた頃は、好きなときに外食ができて、服も値段を気にせずに買えるようになった。妻にプレゼントしたり、子供が行きたいところにも連れて行くことができた。
新幹線のグリーン席に乗って東京まで行き、高額のセミナーに毎月のように参加。知り合いも増えてこのまま勉強を続けていけば、もっと人生が良くなると思っていた。
しかし、売上が上がるほど、人とつながるほど、高額セミナーに参加するほど、徐々に追い込まれるようになり、気持ちが疲れて回復できなくなった。
広告代、セミナー費用、人件費、税金など、出費も増えて売上はあるのに、手元にお金が残らなくなった。それどころか、高額なホームページを作ったり、コンサルに依頼して、借金がどんどん増えていった。
お金を稼ぐことに必死になるあまり、お客さんとの関係も悪くなった。クレームも増えて、態度が急変するお客さんも何人かいた。
売上が上がるほど、悪循環が加速していく。
そんな毎日に疲れて、自分にとって整体ビジネスはやるものじゃないと思った。そのうち整体を続けても売上は下がる一方で、生活できなくなるというイメージしかできなくなった。
不思議なもので、現実もその通りになって、どんどん売上は下がった。
今思えば、当時の僕は常に不安と戦っていた。
この生活がずっと続くわけがない。いつかは売上が下がっていくから、そうならないように動かなければならない、と常に目の前のことに反応して流されるまま行動していた。
これは、すべて僕の見方がそうさせたというのが今なら分かる。
もし、あの時人格が磨かれて主体性を発揮できていれば、売上が上がるほど充実感や幸福感が上がっていっただろう。
ただ、経験というのは面白いもので、目の前のことに反応して行動すると、どうなるのかという体験ができた。今はそれが今は貴重な学びになっている。
経験することでしか学べないことがある。経験すると見方が全然変わっていくる。
主体的に行動できているか、それとも目の前にことに反応しているだけか、によって未来は大きく変わる。
だから、主体性を発揮すること。これが今の僕の課題。
主体性を発揮することで1年後どうなっているのだろうか。
きっとこのnoteが奇跡の足跡残してくれるだろう。
今から楽しみでしかない。
y
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?