黄昏ひぐれ

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AI画像は"作品"か?

結論から言うと、僕は「AI作品は作品である」と思っている。 AI画像は……どうだろう、言葉遊びになってしまうけれど、こちらは作品ではない気がする。 作った人が「これは作品です」と宣言して世に出した時点で、画像は初めて"作品"になるのだ。……と思う。 この記事ではAI"以外"によって作られた"作品"から、「作品とは何か」を考えたい。 マルセル・デュシャンの【泉】 この作品をご存知だろうか。 現代アートの原点とも言われる、伝説的な作品である。 どういうものかというと、男性

    • 【夕陽ヶ丘】にかける想い

      Twitterを漂ううちに、興味深いツイートを発見した。 そうか、NFT作品を手に取る人はこういう情報が欲しいのだ、と雷に打たれた思いがした。 Giveawayであろうが、ノイズ同然の画像データなど要らない。 買う人にとっては尚更だろう。 そして幸いなことに、僕はこのリストに対する回答を持ち合わせている。 当記事ではさわさんに承諾を得た上で、各項目について記していきたい。 作品制作に至る背景僕がイラストレーターであることは、過去の記事にも書いた。 ただ、僕の絵柄は【夕陽

      • 【夕陽ヶ丘】の源流

        AIアートNFTコレクション【夕陽ヶ丘】は、お陰様で最初の6点が二日で完売するという好スタートを切った。 Twitter運用開始初日はBotにしか反応してもらえず、まぁそんなもんだとも思っていたので、いきなりお迎え頂いた時は驚いた。 早々に出会ってくださった方、作品をお迎えしてくださった方、ありがとうございます。今後も励んでいきます。 さて、AIが描く【夕陽ヶ丘】。 筆を握るのはNovelAI画伯だが、プロンプト(AIに画像を生成させるためのキーワード集のようなもの。通称

        • AI×NFTコレクション【夕陽ケ丘】

          AIアートの興隆が凄まじい昨今、僕も例に漏れずAIで遊ぶことに夢中になった。 僕は時々、商業イラストレーターとして絵を発表している。 が、描いているのはいわゆる「萌え絵」ではない。 今の絵柄はもちろん描きたくて努力してきたのだが、同じだけの労力を新しい(しかも誰にも期待されていない)絵柄の開拓に費やせるかというと自信がない。 そこに降って湧いたのが【NovelAI】という、萌え絵に強い画像生成AIである。 本来は名前の通り、小説を生成するAIだ。 一週間ほど先人たちのプ

        AI画像は"作品"か?