みき けいこ

広島で出張撮影をしています。2018年からマルチーズ溺愛中。写真、読む、食べる、旅、フ…

みき けいこ

広島で出張撮影をしています。2018年からマルチーズ溺愛中。写真、読む、食べる、旅、フィギュアスケートのTV観戦が好き。 Instagram:@kei.miki_y HP:http://yururelam.web.fc2.com/

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羽生結弦は進化を止めない

「進化のスピード」というのが、自分にとっての羽生結弦の魅力のひとつだと思っている。こちらの想像を軽々と超えていく姿、気がつけば想定を超えたものを見せられている驚愕、ファンの方々なら覚えがあるのではないだろうか。考える力も実行力も半端なく、凡人の想像力など軽々と超えてどんどん進化していく様は、あまりにも魅力的だ。 その一方で、得るものの大きさに見合うだけの苦しみや大変さも伝わってくる。しかし自分なら想像しただけで無理だと思ってしまったり、心が折れてしまったりするような、そんな

    • そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜⑧

      ●宿への帰り道で見たものは… つい1時間ほど前。雪の中を這々の体でお店にたどり着いた時は、「もう無理…帰りは絶対タクシー呼ぶ…」と心が折れまくっていたのだけれど。美味しいお昼ごはんのおかげでだいぶ気力も体力も回復したので、帰り道も歩くことを決意した。 お店の方からも「高東旅館へ戻るなら、この道の方がちょっぴり近道になる」と教えていただいて、それならと来た時とは違う道を通って帰ることに。 歩いて帰ることにして良かった、と今でも思う。生まれて初めて"雪煙"というものを目にし

      • そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜⑦

        時折り雪が吹雪く中を1時間半、重たい一眼レフ持って歩き回って腹ペコのよろよろなのに、ランチ難民…! という事実に愕然とするものの、とりあえず歩かなければどこにもたどり着けない。気を取り直して、できるだけ近くで何か美味しいものを食べられそうなところ…とGoogle先生と相談して決めた行き先が"さとのわ光種"。 「1.3km程だから、まぁ20分もあれば着くし歩けん距離ではないよね!」と気楽に移動を始めたのだけれど…雪が舞い風が吹く中を疲れた身体で歩く、というのは想像以上に堪え

        • そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜⑥

          1年以上も間が空いてしまったけれど…せっかく書き始めたのだから完結させよう、と思って続きを書く。 前の記事は、こちら↓ ●熱いの限界を超えたお風呂 自炊での夕食の後は、待ちに待ったお風呂タイム。 「いざ温泉へ…!」と意気込んだはいいけれど。熱いと噂の貸切風呂、本当に想像を超えて熱くって驚いた。2月の夜という寒さ、そして湯掻き棒でしっかりとかき混ぜ、さらには加水してもなお…耐え難いほどに熱い!! わりと熱めのお風呂も平気な方だと思っていたのだけれど、その自信は完全に打ち

        羽生結弦は進化を止めない

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        • フィギュアスケート
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        • たびたび旅に出たい/国内編
          14本
        • 来てみんさい、広島へ
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        記事

          羽生結弦という希望

          今日の舞台裏SPでホプレガを滑ってた羽生くんを見ながら、突然彼の存在こそがまるで希望そのもののように思えてきて泣けた。(ちなみに羽生君に関しては、泣いたとか泣けたとかは比喩ではなくガチ) 人間という存在にどれだけのことが可能なのか。彼が"羽生結弦"として、それを体現して見せてくれるからこそ。その姿に自分も可能性というものを信じようと、たとえ一歩ずつでも前へと進もうと、そんな風に思える。 だから彼は自分にとって、まさに希望を形にしたような存在で…人の形をした希望そのものだ…

          羽生結弦という希望

          リプレイ佐賀公演(初日)の覚え書き

          千秋楽を明日に控えて、とても今さらなんだけど、リプレイ佐賀公演を現地で見た感想をまとめておこうと思う。 * * * 佐賀初日、直前の先着でなんとか手に入れたS席。「テレビやライビュで見るのと現地では、全然違うものだなぁ」と、そんな当たり前のことをしみじみ感じる。薄暗い照明の中で存在感を放つリンク、ひんやりとした空気、そして期待に満ちたざわめき。昔は「テレビ前アリーナで十分、満足」と思っていたけれど。やっぱり会場の空気感というのは、そこでしか味わえない。 佐賀アリーナの4

          リプレイ佐賀公演(初日)の覚え書き

          リプレイを今すぐリプレイしたい

          羽生くんのRE-PRAY、ライビュで鑑賞してきたけどヤバかった…画面越しなのに魂抜けた…全ての記憶が飛んでしまう前に取り急ぎ初見の感想をメモしておく。 リプレイ前半・リプレイ後半・終演後のアンコールの3部構成という印象。 前半は初回プレイの闇堕ち編。椎名林檎さんの「鶏と蛇と豚」で流れる般若心経と共に現れた時の、魔王みたいな衣装が最高すぎた。周囲を犠牲にして得た自由や満たされる欲望、魔王結弦の誕生編…といった雰囲気で。出てくるドット絵キャラが着てるのが、過去衣装なのがかわい

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          鼻水の止まらなかった、写真展の話

          2023年8月27日まで開催されている、「広島の記憶」の展示を見ての感想を残しておく。広島県に生まれ育ち、平和教育には触れてきた方だったけれど…とても心に残る写真展だったので。 まず最初に見て欲しいのは、原爆投下前の原爆ドーム。入り口にあった展示には撮影可のパネルがあったので、気になった2枚をスマホでパチリ。 この1枚は広島初のイルミネーションで輝く、壮麗な在りし日の原爆ドーム。今の無惨な姿からは想像できない、華やかなりし頃の姿が印象的。 もう1枚は。長く十日市近辺で暮

          鼻水の止まらなかった、写真展の話

          ニューボーンフォト、モニター撮影募集中です!

          本格的にニューボーンフォトの撮影を初めて、2年が経ちました。仕事としてのカメラマン歴自体は10年ほどになるので、他のジャンルの撮影例は比較的充実しているのですが… ニューボーンフォトについては、使用する小道具やセッティングで雰囲気が変わることや。新しく小道具を追加した際に「使用例の写真があった方がわかりやすい」というお客様の声などから、サンプル掲載用の写真を増やしたいと考えており。現在、通常より1万円OFFのモニター価格での撮影募集をしています📸 サンプル用のため、掲載許

          ニューボーンフォト、モニター撮影募集中です!

          「ひとり」という思い、GIFTで差し出された愛

          羽生結弦くんのアイスショーと数々のモノローグを配信で改めて見ていたら、そしてそれに対する感想を目にしていたら。自分がここ数年抱え続けていた、孤独感のことを思い出した。といっても、家族も友達もおり、仕事も人と接するのがメインなので。実際にひとりぼっちだったわけではないし、その人達の誰かに冷たくされたわけでもない。 ただ20年来の仲良しを亡くしたことが、自分が頭で認識しているよりもずっと、しんどかったらしい。 そうは言っても前述したように、自分にはだんなさんもいるし、溺愛して

          「ひとり」という思い、GIFTで差し出された愛

          羽生結弦からの特大の贈り物、GIFT

          2023年2月26日、その日人類は知ってしまった。"GIFT"という衝撃を…羽生結弦というエンターテイナーを… いやいやもうね、思わずこんなことを書いてしまうくらい衝撃的なアイスショーだった。羽生結弦くんのGIFT、東京ドーム公演。ビフォアGIFT、アフターGIFTでは「羽生結弦は凄い」という意識に変化はなかったけれど、アイスショーという概念は大きく変えられたように思う。マジで、こんなショー見たことない!なかったよ!! ●東京ドームなのにチケットが取れない!? まず東京

          羽生結弦からの特大の贈り物、GIFT

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜⑤

          やっと、やっと今日こそは…!旅のもうひとつのメインだった川渡温泉について書ける気がする。ただその前に、少しいったん戻った仙台に着いてからのお話でも。 ●うきうき湯治旅、まずは食料調達から! 今回の旅の目的のひとつは、自分で自炊をしながらゆったりと過ごす「湯治」を体験してみたい…というもので。その為には食材が必要、ということで事前にチェックしていた仙台朝市に向かう。 賑わう市場を眺めて、惹かれる材料から献立を決めるつもりだったのだけれど…ここで定義山で食べた巨大焼きめしが

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜⑤

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜④

          今回は初めての東北旅行、しかも真冬の2月の旅だということもあって。事前にかなり寒さ対策の準備をしてきていた。貼るカイロは毎日3枚貼っても大丈夫なくらいの数を持ってきたし、わざわざワークマンに行って厚手のあったか二重編み靴下も日数分買った。 あ、ちなみにこの靴下。派手色ばかりなんだけど意外と差し色になってかわいいし。家で足元が冷える時にも大活躍で、ほんと買って良かったやつ! それから裏起毛のレギンスも何本か買ったし、裏ボアのパンツも買い足した。とにかく寒がりなので、対策には

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜④

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜③

          3回目の記事にしてやっと、3泊4日の旅の初日の夜までたどりついた。セリしゃぶの予約の都合で夕食が15:00〜16:30と早めの時間になったため、仙台の夜はまだまだこれからなのである。 ●夜の仙台で、何をするかといいますと… しかし、予定が狂った。当初の予定では17:00ホテルへチェックイン、しばし休憩をとってから小腹が空いたであろう20:00〜第二の夕食へ…というつもりだったのたけれど。小腹が空いた、というにはもうひと声足りない。寿司をつまむにも、ビールと1〜2品つまむに

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜③

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜②

          憧れの仙台、憧れのせりしゃぶ。さっそく予約を入れていた「いな穂」へ向かう。 せりしゃぶ・せり鍋が食べられるお店はいくつか目にしたのだけれど、「それ以外の料理も何を食べてもおいしい」という口コミや。酒呑みの好きそうなお店の匂いがする、という食いしん坊レーダーを信じての予約。 チケット運はびっくりするくらいに無いのだけれど、実は食べることに関してだけはなぜかとても運が良いタイプ。今回もその運がばっちりと発揮されたらしい。お通しの時点で、既に幸せな気持ちに。自分好みの酒のアテ系の

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜②

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜①

          昨年の秋、「ANA創立70周年記念企画 国内線どこでも片道7,000円!」という3日間限定のセールをやっていたのを目にして。「じゃあ羽生結弦くんの地元、仙台に行って東北応援だ!」と思いつきで決めた。 そして仕事の閑散期にあたるこの2月、ついに生まれて初めて宮城へと足を踏み入れた。せっかくなので忘れる前に、その時の記録を残しておこうと思う。 ●旅の始まりは、まさかの不運から…!? 普段は荷物になるので、旅行といえど「カメラはスマホで十分」ということも多いのだけれども。今回

          そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜①