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インド駐在帯同日記 下見編

この記事は、インド駐在帯同する事になった私が、実際のインドについてを率直に綴ります。
未来の駐在員の方、またはその関係者の方々に読んでいただき、インドについての有力な参考記事になり得れば。
また、先輩駐在員やその帯同の方々からのアドバイスもあれば是非。
と思いながら記載します。


インドの下見準備

2023年10月
インド赴任の下見をするために家族で一週間インドへ

▼チェックしたかったこと

・インドという地に家族全員適応できそうか
 (咳が止まらなくなったりしないか)
・グルグラムという都市の雰囲気の視察
 (女子供だけで出歩いても問題ないような治安か)
・物価チェック
・居住用物件の下見
・学校の下見

しかし、3歳の娘を連れていくということもあり、一週間無事に乗り切ることを第一優先としてしまった。
その結果、振り返ってみると下見はかなり不十分だった。

▼下見の時に日本から持って行ったもの

・アルファ米(尾西の白米様。スプーンまで入っていて感動)
・非常用のうどん(お湯入れるだけのやつ)
・ゆかりふりかけ
・ポカリ粉末
・アクアライト(子供用の飲料)
・携帯洗濯グッズ(アタック どこでも袋でお洗たく 5L)
・子供のおもちゃ
・子供の酔い止め
・エチケット袋
 (アマゾンで購入したGOODCHIというものが使いやすかった)
・子供に持たせるGPS(Airtagを肌着に縫い付けていた)
・変圧変換プラグ
・その他服等

▼その時持っていけばよかったと思ったもの

・洗濯物干すロープ
・虫よけスプレー
・もっとアルファ米やうどん必要だった
・アルコール消毒できるウェットティッシュ

今後同じように下見に行く方々は、下記点をチェックしていただけると引っ越し後に大きなギャップは生まれないと思う。

▼チェックすべきだったこと

・実際住むであろう家の細かい部分のチェック(詳細は後述)
・現在使う頻度が高い具体的な食材の値段チェック(特に肉)
・日本食がいくらでどこで手に入るのか
・日用品(ティッシュ、トイレットペーパー、ポリ袋等)の値段

現地入り

飛行機から出た瞬間、なんとも言えない臭い。
暑い。分かってはいたものの。
目もなんだか沁みる。
Uberでタクシーを呼びホテルへ。
※インドはタクシーはUberアプリで簡単に乗れ、料金も安い。

酔いやすい方は酔い止め必須。
道はきちんとコンクリートで整備されているが、スピード抑制のためか定期的に盛り上がっている箇所があり、その個所に差し掛かるたびに一気に減速する。

インディラ・ガンディー(デリー)国際空港から約1時間程でホテルに到着。

ホテル

DoubleTree by Hilton Hotel Gurgaon - New Delhi NCR
に宿泊。
浴槽がないので子供の入浴に苦労したが、それ以外はとても綺麗で快適(そもそもベッドの上のみが行動範囲になってしまっていたため、滅多に部屋から出なかった)
ただ、基本食べ物はノンスパイシーと言われても辛く感じるものがあるので、朝食ビュッフェで子供が食べられたのはチョコドーナツのみ。
流石に心配になったので、ルームサービスでマカロニグラタン等を食べてもらった。

モールについて

▼サウスポイントモール

おそらく日本人が一番安心するモール。
1階に日本食が食べられる「manami」というお店や、日本食を販売している店、コリアンショップもある。
3階に日本語サポートありの病院があるのでお世話になると思う。
また、生鮮食品を扱うスーパーも2つ入っている。
子供を遊ばせつつ併設しているカフェで親は休憩できそうなスペースは、入場料500ルピーだった。

▼アンビエンスモール

とても綺麗。銀座SIXみたい。
エントランス入ってすぐにおいしそうなパン屋がある。
ナイキやH&Mも入っていて、おもちゃ屋さんも広い。
地下一階に生鮮食品スーパーが入っている。

▼DFLメガモール

電気は節電気味で、ほぼ人はいない。
インドの服や布が多く売っていた印象。
生鮮食品は売っていなかった。

▼ガレリアマーケット

かなりローカルな感じ。
外国人は一切見かけなかった。

マンションについて

スターツという不動産にお世話になった。
日本人のスタッフの方がいたのでとても安心できた。

▼パークプレイス

日本人が住むマンションの代表格。
グルガオンの主要道路ゴルフコースロードの周辺にある物件で、2011年に完成した。
最有力候補だったが、シャワーのホース部分がない(シャワーが固定されているので使いにくそうだった)と、
間取り(バスタブとトイレの間に洗面台があるので、シャワーとバスタブ間を行き来するときに洗面台の前がびしょびしょになる)
そして築12年なので、そろそろ水回りなどの老朽化が始まる可能性がある

▼セントラルパーク

ここも日本人が多く居住している。
やはり築年数が10年超えており、シャワーもパークプレイス同様固定式だったので断念

▼プラチナムタワー

新築(まだ工事中の部屋のほうが多い)物件。
結果ここのマンションに決定したが、内覧時はまだ工事中で未完成な部屋も多かった。
新築で家具もまだ入れていない状態だったので、交渉してある程度家具などを融通利かせてもらえるのもポイントだった。
もちろんシャワーはホースになっていてシャワーヘッドだけをコントロールできる。
※2つの部屋のギザを連結させて、楽にバスタブにお湯をはれるようにできたのは嬉しい。

子供の学校について

▼ランサーズ

ハリーポッターに出てくる学校のようだった。
設備にかなりお金がかかっていそうで、警備体制も万全。
説明してくれた先生曰く「ここではもし子供を一人だけにした場合、担当のシッターは職を失うだろう」「ここには全てがそろっている」等の自信あふれる発言が見られた。
実際全てがそろっていると思ったし(地下の運動場にトラックはもちろんアーチェリーやレスリング、シューティングゾーンまであった)、安心できそうだが、日本語サポートがないのが懸念点。

▼デリーの日本人学校

日本人のみが通学する学校。
グルグラムから車で1時間以上かかるのであまり候補として有力視していなかったが一応視察。
日本の保育園をそのままインドに持ってきたような感じ。
今回の駐在帯同の私のメイン目的は、子供に英語を覚えてほしいことだったので、日本人学校はなしとした。

下見の結果

インドという国に圧倒され、そして子供に気を配りすぎてあまり細かいところはチェックできなかった。
特に物価については、生鮮食品売り場をざっと流し見して、
トマト安いなー、見たことないフルーツもあってなんだか楽しそう。
海外のスーパーってかっこいいなー。
と、阿呆のような感想しか持てていなかった。
事前に「インドは物価が安い」と聞いていたせいでまともにチェックしなかったというのもある。

また、居住地は、モデルルームを案内される場合があるが、必ず実際に入居するであろう部屋を見学してほしい。
当たり前だが、モデルルームは片付いているし、オーナーが入居者を入れようと頑張った結果の部屋なので、豪華な家具が入っていて綺麗に保たれている。

そして水。
見事下見3日目くらいで腹痛に見舞われた。
おそらく硬水を胃が受け付けなかったせいだろう。
Kinleyという水が軟水なので、ぜひ覚えておいてほしい。


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