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この2ヶ月半に起きたこと。主な出来事と思考の変遷

忘れないように、3月以降に起きたことや思考の変遷を整理してみます。

2月末にフィンランドから帰国後、昨年8月から続いた一連の旅が終わりました。もう資金は尽きたし、文章も書き切った。これ以上「次は○○へ行きます」とお金を集めてどこかへ行く気力やエネルギーは残っていませんでした。だけど、「やり切った」という誇らしい気持ちはあります。

昨夏の時点では、「2023年はリハビリ的に旅と発信を行い、信頼と実績を積み重ねる。そして2024年にさらに大きな旅を計画し、企業などの大きめのスポンサーも募ろう」と思っていました。旅エッセイストとして自分を確立させよう、というのが目標でした。

しかし、いろいろな旅を繰り返したことで、自分でも意外なほどに、「満足」してしまいました。「もっともっと旅に出たい」という気持ちにはならず、むしろ「疲れ果ててしまった、ちょっと休みたい」というのが本音です。海外は宿代が非常に高いので、招待されたドバイを除けばドミトリーの宿だったし、いくぶんか慣れない環境のなかで毎日長時間文章を書く生活をしていたから、そこからくる疲れも大きかったのでしょう。また国内も国内で、東北一周の自転車旅や大阪から博多まで徒歩で旅しながら毎日3000字前後の文章を書いていたわけだから、そりゃあ疲れるよな、という気がします。単純にやり方とかペース配分の問題だったかもしれないけど、かといって毎日書いたことに後悔はないし、いずれにせよ一旦は満足しました。

資金を人様から集めているなかでこれ以上は続けられないという気持ちもあったし、旅とは異なることで、何かまったく新しいことをしたいという気持ちも芽生えてきました。

しかしながら、それまでは「旅と発信」にシンプルに全力を注いでいたのに、その目標が突然失われたものだから、3月はしばらくメンタル的にも不調になり、体調を崩しがちになりました。

何も動けずにいて、運気も停滞しているような気がしてきたので、「とにかく、何か動かないと」と自分をまくしたてました。そして、「変わるきっかけを」と思って3月21日から始めたのが、「30日間ランチチャレンジ」でした。

大きなチャレンジを考えるのは一旦忘れて、ごく個人的なことでいいから、小さなチャレンジ、小さな行動を積み重ねるところからまた始めていこう。

そういう気持ちで、毎日お昼の時間になったら思考停止状態でサイゼに向かうのではなく、「30日間毎日異なるお店でランチを食べる」という試みを始めてみました。すると、その行動が功を奏して、また少しずつ元気が出てきました。再びワクワクする気持ちが蘇ってきたのです。

訪ねたお店はスプレッドシートで管理

それが、スタバ朝活につながりました。4月9日の夜、「自分が人から求めらているものを知りたい」という強い欲求から、スタバで朝活をやろうと決意し、翌10日からスタート。開始から約40日が経ち、これまでに24名の方と朝活を行いました。

初対面の方ばかりなので毎回刺激的な時間ですが、自分の行動に特に大きな変化をもたらしくてくれたのは、Vol.11の松井俊祐さんと、Vol.20の中村昌弘さんでした。

まず、松井さんとの雑談がきっかけで、ぼくはスタバ朝活に寄付を募ることにしました。全然お金にはならないけれど、この活動を続けることには価値があると感じていたからです。仕事を捨ててでも朝活を続けるための方法を模索していました。

松井さんからヒントを得て、すぐに寄付フォームを用意しました。

この寄付は、5月19日現在までに44名の方から、計5万8500円が集まっています(今も募集中)。個人的な朝活にこんなにも寄付が集まるなんて、奇跡的なこと。発信への期待も感じられました。寄付してくださった方々には本当に感謝です。

だけれども、単発の寄付では限界もあります。朝活に限らず、いっそのこと様々な挑戦や作家としての執筆活動も、応援してくれる方々からの支援によって継続させていけないだろうか。そのために新たに始めたのが、月額制サブスクの「noteメンバーシップ」でした。

この時点でぼくが考えていたこと。それは、月500円でぼくのことを応援していただき、その代わりに、ぼくは「メンバー限定の発信」を投稿していく、というものでした。

一週間ほど、このスタイルで発信を続けました。

しかし、次第にモヤモヤしてきました。本当は、限定公開なんてしたくない。自分の発信はすべての人に開かれていてほしい。そういう気持ちで、ここまで様々な発信をしてきました。でもすべて無料公開にしてしまったら、メンバーシップの参加者への「メリット」が、ほとんどなくなってしまう。いったいどうしたら・・・という葛藤に苦しめられていました。

そんななかで迎えた、20回目の中村昌弘さんとの朝活で、彼は見事にこの問題について指摘してくださいました。そして、

「中村さんの記事は、広く全体に公開された方がいい。中村さんだって、本当はそうしたい人でしょう?」

と言ってくれたのです。すでにお金を出してメンバーシップに入ってくれていた彼だからこそ、その言葉には重みがありました。

「僕は(無料で)全体公開していてもお金を払うから、中村さんにはのびのび発信してほしいんです。滅多にこんなこと思わない僕ですらそう感じているんですから、ほかにも同じような気持ちの人は多いと思いますよ。中村さんの文章は、『ここから先は有料です』みたいな性質のものじゃないと思うんです。ノウハウ記事とかでもないし。だけどそういうのを超越した文章だと思っていて、1万人に1人くらいの人だと思いますよ、あなたは。だって『好き』を仕事にしようと発信して、もがきながらもちゃんと仕事にしている人、ほかに知らないですもん」

この言葉は、忘れられません。ぼくは昌弘さんと別れたあと、180度方針を変え、ぼくの発信は基本的にすべて無料で公開することに決めました。そして「メリットはほとんどないかもしれないけど、それでも良かったら活動を応援してください」という気持ちで、「スポンサー枠」を月500円から月5000円の幅で新設しました。昌弘さんもすぐに有言実行で大型スポンサーになってくださり、マジでこの人かっこいい、と思いました。

正直なところ、まだまだ人数はそれほど多くありませんが、でも地道に発信を続け、少しずつファンや応援者を増やしていきたいと思っています。

一方、スタバ朝活やメンバーシップとは別に、自身に大きな変化があったのは、「習慣」に関することです。

4月に澤山モッツァレラさんと会って、

「中村さんも、まずは朝起きたら、スクワット50回。マジでスクワットいいっすよ。テストステロン、爆上がりです」

と言われたことがきっかけで、翌朝から毎朝「スクワット50回」と、ついでに「5分間の片付け」を習慣にすることにしました。

数日続けるなかで、改めて習慣の大切さを感じるようになりました。そしてこの習慣を始めてから3日後くらいにスタバまで会いに来てくれた21歳のたなくんという大学生から、「TOEIC900点を目指して、毎朝5時半に起きて勉強をしている」という話を聞いて、大きな刺激を受けました。

ぼくは今まで、勢いや気分だけで行動してきて、「習慣の力」をほとんど活かせていなかった。先日読み終えた習慣に関する名著『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』に、「毎日1パーセントの改善が長期的には大きな改善になる」と書かれていて、「今すぐ自分を変革せねば」とメラメラとしてきました。毎朝たった50回のスクワットでも、1年続けたら、すごいことになる。たとえ小さくても、正しい習慣と努力を継続していけば、自分はもっともっと上のステージへ行けるはず。そう確信しました。

それで一週間前から、ぼくも毎朝5時半に起きて、

・スクワット50回
・5分間片付け
・10分間読書

を家で行なってから、朝7時の開店と同時にスタバへ行き、2時間読書に集中する、という習慣を続けています。まだまだ改善点はたくさんありますが、今のところ最高です。

また今月初旬は、朝活に来てくださった冨田さんのご尽力により『発信する勇気』の著者・末吉宏臣さんとの対談スペースが開催されたり、編集者のまむしさんや作家の稲田万里さんとの雑談スペースを開催したりと、音声配信の可能性も感じました。

まむしさんとのスペース(アーカイブ)↓

稲田万里さんとのスペース(アーカイブ)↓

3月の停滞期を乗り越え、4月から高速でPDCAを回している実感があります。どんどん進化していきます!

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